伊藤真吾

日本の将棋棋士

伊藤 真吾(いとう しんご、1982年1月4日 - ) は、将棋棋士棋士番号266。東京都八王子市出身。桜井昇門下。亜細亜大学経営学部卒業[1]

 伊藤真吾 五段
名前 伊藤真吾
生年月日 (1982-01-04) 1982年1月4日(38歳)
プロ入り年月日 2007年4月1日(25歳)
棋士番号 266
出身地 東京都八王子市
師匠 桜井昇
段位 五段
戦績
2019年6月12日現在
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棋歴編集

  • 5才の時、父(アマ5段)に教わったのが、将棋をはじめたきっかけである[2]。父親は羽生善治も通っていた「八王子将棋クラブ」に40年以上通っており、羽生が子供の頃に指したことがある。伊藤自身も同クラブに通っていた[3]
  • 11歳(小6)で奨励会入会。[3]奨励会三段リーグにおいて、第36回(2004年度後期)14勝4敗で次点、第40回(2006年度後期)でも13勝5敗で次点となり、通算2度の次点の規定によりフリークラスのプロ棋士となる権利を得る。当時25歳で年齢制限が迫っていたこともあり、権利を行使してプロデビューした[4][2]
  • また、上記の他に第39回でも14勝4敗の成績を残しており、ここでは次点にも届いていない(昇段者は佐藤天彦戸辺誠、次点は豊島将之)。通常、奨励会三段リーグで14勝4敗の成績はほぼ昇段が確実とされる成績であり、この成績で昇段に至らなかった例は現在までに7例しかない(豊川、田村、豊島、伊藤2、服部、西山)。また、14勝を2度、13勝を1度という極めて高い成績を残しながら一度も2位以内に届かなかった棋士も伊藤のみである。
  • 第60回NHK杯で、予選を突破して初の本戦出場を果たす。本戦では一回戦で阿部隆に勝利し、二回戦で羽生善治に敗れた。
  • 2011年7月25日から11月25日まで公式戦16連勝を記録。そして12連勝目に当たる10月26日の第24期竜王戦6組3位決定戦(敗者復活戦)の大野八一雄戦の勝利で、竜王戦5組昇級を決めると同時にフリークラスから順位戦C級2組への昇級条件の1つ(良い所取り30局以上で勝率6割5分以上)を21勝11敗で満たし、フリークラス四段の棋士となってから4年7ヶ月で順位戦の参加資格を勝ち取った[5][6]
  • 2013年度に開催された第7回朝日杯将棋オープン戦では当時の順位戦A級棋士である谷川浩司を本戦トーナメントで破りベスト8、翌2014年度に開催された第8回大会では当時の順位戦A級棋士である阿久津主税三浦弘行を本戦トーナメントで破りベスト4に入る活躍をみせた。

棋風編集

生粋の振り飛車党。特に中飛車の使い手として知られ、2014年には囲碁・将棋チャンネルで「伊藤真吾の中級講座」と題した中飛車の講座番組を担当している。 2017年末頃から、振り飛車から雁木などの居飛車戦法を多く採用し、ほぼ居飛車党に鞍替えしつつある。

人物編集

妻は元漫画家アシスタントで、先輩棋士の飯島栄治がセッティングした合コンで出会ったとインタビューで語っている[3]。後述のYouTube活動にも撮影・編集で参加している。現在は4人家族。(長女[7]・長男[8]

小学生の頃から書道にいそしみ、棋界トップクラスの腕前。日本将棋連盟書道部にも10年以上籍を置いている[3][9][10]

昇段履歴編集

  • 1993年9月 6級 = 奨励会入会
  • 2002年4月 三段
  • 2007年4月 四段 = プロ入り
  • 2013年10月25日 五段(勝数規定[11]

主な成績編集

在籍クラス編集

竜王戦と順位戦のクラスは、将棋棋士の在籍クラス を参照。

YouTube活動編集

イトシンTV
YouTube
活動期間 2019/03/14~
ジャンル 将棋実況
登録者数 約2万68百人
(2020/03)
総再生回数 約482万回再生
(2020/03)
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2019年3月14日、チャンネルを作成した。

YouTubeチャンネルでは将棋ウォーズによる対局実況や自身の妻こと『嫁P』(顔出しはしていない)に将棋を一から教える動画を公開している。

2019年7月18日、YouTubeの東海オンエアの動画『【真剣将棋】6人がかりならプロ棋士といい勝負できるのでは?』にプロ棋士として出演し、指導対局を行った。

著書編集

  • よくわかる相振り飛車(マイナビ、2011年)ISBN 978-4839940751
  • 徹底解明!先手中飛車の最重要テーマ21(マイナビ、2017年)ISBN 978-4-8399-6168-8

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 豊島将之・金井恒太 新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟” (日本語). www.shogi.or.jp. 2020年7月29日閲覧。
  2. ^ a b 豊島将之・金井恒太 新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2007年3月17日). 2019年6月10日閲覧。
  3. ^ a b c d 敬史, 岡部. “「八王子将棋クラブで35連敗しました」伊藤真吾五段がプロになるまでの過酷すぎた道のり | 観る将棋、読む将棋”. 文春オンライン. 2020年7月29日閲覧。
  4. ^ 次点2度によるフリークラス編入の権利獲得は、伊奈祐介佐藤天彦に次いで史上3人目であり、権利行使は、伊奈に次いで2人目である。
  5. ^ フリークラス在籍中に順位戦への参加資格を勝ち取ったのは、伊奈祐介伊藤博文瀬川晶司吉田正和に続き5人目。
  6. ^ 伊藤四段、フリークラスからC級2組へ昇級|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2011年10月27日). 2019年6月10日閲覧。
  7. ^ 伊藤真吾Twitter-2019年5月16日” (日本語). Twitter. 2020年7月29日閲覧。
  8. ^ 伊藤真吾Twitter-2017年6月4日” (日本語). Twitter. 2020年7月29日閲覧。
  9. ^ 伊藤真吾とは (イトウシンゴとは) [単語記事]” (日本語). ニコニコ大百科. 2020年7月29日閲覧。
  10. ^ 伊藤真吾Twitter-2019年10月31日” (日本語). Twitter. 2020年7月29日閲覧。
  11. ^ 伊藤真吾四段が五段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2013年10月28日). 2019年6月10日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集