佐竹功年
佐竹 功年(さたけ かつとし、1983年10月14日 - )は、香川県出身の元社会人野球選手(投手)。右投右打。愛称は「ミスター社会人野球」[1]。
2024年4月8日 浜松球場 | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 香川県小豆郡土庄町 |
生年月日 | 1983年10月14日(41歳) |
身長 体重 |
169 cm 72 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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来歴
編集香川県立土庄高等学校では2年夏からエース。3年夏は県大会ベスト16に終わり、甲子園出場実績は無し。
早稲田大学では通算27試合に登板し、4勝4敗、防御率1.80の成績を残したが、NPBからのドラフト指名はなかった[2]。大学での3学年上に和田毅、2学年上に鳥谷敬、青木宣親、比嘉寿光、由田慎太郎、1学年上に田中浩康、同級生に武内晋一、越智大祐がいる。
大学を卒業した2006年にトヨタ自動車に入社し野球部に入部。入社後からコンスタントに登板しているが、20代後半になってからその能力を本格的に発揮する。
2014年、西濃運輸の補強選手として出場した第85回都市対抗野球大会において優勝メンバーとなり、優秀選手賞を受賞[3]。9月に開催された第17回アジア競技大会に30歳にして日本代表に初招集された[4]。
2016年、第87回都市対抗野球大会において、4試合に登板し4勝、30回を投げ36奪三振1失点という完璧な成績でチームを初優勝に導き、橋戸賞に輝いた[3]。
2023年、第19回アジア競技大会に39歳にして3大会連続で日本代表に選出され、3試合に登板。中国戦で投じた一球が国際映像の球速表示では152km/hを計測した[5]。
2024年1月26日、トヨタ自動車の自社メディア「トヨタイムズスポーツ」のオンライン配信に出演し、7月に開催予定の第95回都市対抗野球大会をもって現役を引退することを発表した[6][7]。
選手としての特徴
編集身長169cmと小柄ながら、20代の頃は150km/h台の速球を投げ、30代後半となりスピードは若干落ちたが、ボールの勢いは衰えていない。独特のテイクバックの小さい投球フォームから両サイドを突くコントロールのレベルも高い、2010年代の社会人野球界を代表する投手[8]。
佐竹の入部後にトヨタ自動車は都市対抗野球大会に2回優勝[9]、社会人野球日本選手権大会に6回優勝しており[10]、30代後半でも登板を続け、トヨタ投手陣の大黒柱として長年チームを支えている。
主な表彰・タイトル
編集- 第87回都市対抗野球大会 橋戸賞(2016年)
- 第90回都市対抗野球大会 久慈賞(2019年)
- 都市対抗野球大会 優秀選手賞(投手部門)4回(2014年、2015年、2016年、2019年)
- 都市対抗野球大会10年連続出場(2021年)
- 第40回社会人野球日本選手権大会 最高殊勲選手(2014年)
- 社会人野球日本選手権大会 優秀賞(投手部門)5回(2010年、2012年、2014年、2016年、2017年)[11]
- 社会人ベストナイン 投手部門 2回(2014年、2016年)
- 最多勝利投手賞 2回(2014年、2016年)
日本代表キャリア
編集- 第17回 アジア競技大会(2014年)[12]
- 第27回 BFA アジア選手権(2015年)[12]
- 第28回 BFA アジア選手権(2017年)[12]
- 第18回 アジア競技大会(2018年)[12]
- 第29回 BFA アジア選手権(2019年)[12]
- FIBT-YOSHIDA CHALLENGE(2019年)[12]
- 第19回 アジア競技大会(2023年)[13]
脚注
編集- ^ 「ミスター社会人野球」の涙 トヨタ・佐竹のメッセージ 都市対抗. 毎日新聞社 (2024年7月25日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ “「ミスター社会人と思っていない」トヨタ自動車の37歳・佐竹功年を支える原動力は?”. Full-Count (2020年11月21日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ a b “世界のトヨタ悲願日本一!佐竹、涙の11K完封/都市対抗”. スポーツニッポン (2016年7月27日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ ““ミスター社会人”佐竹功年が胸に秘める悔しさ アジア競技大会で狙う目標達成”. 日本通運×SAMURAI JAPAN (2020年10月26日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “40歳目前、日本の社会人投手が「152キロ」表示で野球ファン衝撃「鬼ショートアームからエグい”. THE ANSWER (2023年10月6日). 2024年1月27日閲覧。
- ^ “トヨタ自動車のレジェンド右腕、佐竹功年投手が今季限りで引退へ”. 毎日新聞社 (2024年1月26日). 2024年1月27日閲覧。
- ^ “佐竹功年引退へ 「普通の野球好きのおじさんに戻ります」”. トヨタイムズ. トヨタ自動車 (2024年1月26日). 2024年1月27日閲覧。
- ^ “プロ入りは叶わなくても 社会人野球で完全燃焼するスゴい奴ら!”. 講談社 FRIDAYデジタル (2019年7月13日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “トヨタ自動車・佐竹功年 社会人野球14年目で新時代令和へ 「まだ道半ば」”. スポーツニッポン (2019年5月13日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ “【GRAND SLAM PREMIUM 173】日本選手権V6を達成したトヨタ自動車の投手力と勝利への渇望”. 日本野球連盟公式サイト (2022年11月17日). 2023年1月17日閲覧。
- ^ “佐竹が投手でベストナイン/社会人野球表彰式”. 四国新聞社 (2016年12月15日). 2021年3月24日閲覧。
- ^ a b c d e f “全世代侍ジャパン選手リスト 佐竹 功年”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2021年3月24日閲覧。
- ^ 「ENEOS田澤純一、侍ジャパン社会人代表に選出 37歳での挑戦…9月のアジア大会に出場」『Full-Count』2023年8月9日。2023年8月9日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- メンバー紹介|選手紹介 - トヨタ自動車硬式野球部公式サイト
- 佐竹功年(トヨタ自動車#19) (@satakekatsutoshi) - Instagram