佐藤 司郎(さとう しろう、1946年11月17日[1] - )は、山形県山形市出身の神学者東北学院大学名誉教授日本基督教団牧師博士(文学)(東北大学)[1]。現在、学校法人尚絅学院理事長・学院長[1]

主に組織神学の専門家で、カール・バルトなどのドイツ語神学書を多数翻訳。

経歴 編集

1964年保守バプテスト同盟山形第一聖書バプテスト教会バプテスマ洗礼)を受ける。その後、東北大学文学部哲学科に入学して、哲学を学ぶ。そのころからカール・バルトに影響を受けるようになる。東北大学大学院文学研究科修士課程を修了(実践哲学専攻)[1]

その後、献身して、東京神学大学大学院に学び、1975年修士課程を修了し、日本基督教団の教師になる。日本基督教団大洲教会の牧師を長年して、1991年に東京都新宿区の日本基督教団信濃町教会の牧師に就任する。

その後、教育に転じ、1998年東北学院大学文学部基督教学科(後にキリスト教学科に改組)教授、宗教部副部長に就任。

2011年同大文学部総合人文学科教授に就任。2014年に東北学院大学教授としては定年退職となったが、嘱託教授の扱いで引き続き在籍し、2018年嘱託を終え東北学院大学名誉教授となる。同年。日本基督教団仙台北三番丁教会の牧師に就任し2023年まで在任[1]。同年1月、学校法人尚絅学院学院長に就任し、2024年4月、同法人理事長に就任した[1]

著書 編集

  • 「新しい言葉をもって」
  • 「生ける主に従う-教会の神学を求めて」

論文 編集

  • 「政治的共同責任の神 学-バルトにおける教会と国家」
  • 「キリスト市支配的兄弟団-バ ルトにおける教会の秩序」
  • 「ナチズムとバルト―バルメン第三項を 巡って」

訳書 編集

  • 「カール・バルト説教選集1-3,13巻」
  • 「神の存在-バルト神学研究」
  • 「味わい、見よ」
  • 「中断」
  • 「バルト神学入門」

脚注 編集

外部リンク 編集