便所開き(べんじょびらき)とは家の新築・改築などで便所を新設した際に、使用前に知り合いを招きお披露目をする行事[1][2][3]愛知県稲沢市祖父江町を中心に古くから行われている風習の一つ[3]

概要 編集

尾張地方の一地域でのみ行われる風習で、新築・改築の際、使用前の便所に客人を通し、中で抹茶と茶菓子を振舞うものである[3]。その目的は、便所に住まう神様へのあいさつ、高齢になっても自分の足でトイレに行けるように健康を願う、便所に用いられた木材への感謝など、様々な説がある[2][4]

出典 編集

  1. ^ 過去の秘密(バックナンバー) ◇愛知県民は家を新築すると便所開きをする!?”. カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW. ytv (2007年11月8日). 2007年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月3日閲覧。
  2. ^ a b 家を建てたら“便所開き” 健康祈願? 神や木に感謝?”. 中日新聞. 中日新聞社 (2007年5月27日). 2007年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月3日閲覧。2007年5月27日付中日新聞尾張版、18面。
  3. ^ a b c 「便所開き」で新校舎お祝い 名古屋文理大学、地元の風習”. 朝日新聞. 朝日新聞社 (2015年8月26日). 2015年8月26日閲覧。
  4. ^ 愛知県稲沢市に伝わる謎の風習「便所開き」”. ライブドアニュース. 2021年1月17日閲覧。