俳句の日(はいくのひ)は、俳句にちなむ記念日。本記事では「俳句の日」以外の呼称の俳句にちなむ記念日についても記述する。

日本国内 編集

日本では「は」と読める8、「いく」と読める19の語呂合わせから、8月19日を俳句にちなむ記念日にする動きがいくつかある。

  • 1992年には京都教育大学教授で正岡子規研究で知られる坪内稔典が8月19日を「俳句の日」に制定、この年に制定を記念した子供俳句大会が行われた[1][注釈 1]。坪内が提唱した名称は「俳句の日」であるが、これを「俳句記念日」と紹介する文献もある[3]
  • 1994年には松尾芭蕉の生まれ故郷として知られる三重県上野市(当時)が、芭蕉の生誕350年を記念して8月19日を「俳句の日」とすることを提唱、「俳句の日」関連事業としてさまざまな行事を開催した。
  • 1998年には愛媛県で松山青年会議所が8月19日を「ハイクの日」と決め、高校生を対象とした俳句大会「俳句甲子園」を開催した[4][注釈 2]
  • 2014年に「おしゃべりHAIKUの会」によって8月19日が「俳句記念日」として制定され[5]日本記念日協会から認定されている。

日本国外 編集

日本国外ではThe Haiku Foundationが「International Haiku Poetry Day」を定めている[6]。こちらは8月19日ではなく、4月17日である。4月はアメリカ詩人アカデミーが定める全米詩月間であること、17日は俳句が17音節であることに由来する。

注釈 編集

  1. ^ 日本記念日協会は坪内による制定を1991年としている[2]
  2. ^ この俳句甲子園の審査員には坪内稔典も加わっているが、松山青年会議所が坪内による過去の「俳句の日」制定を認識していたのかどうかは不明である。

出典 編集

  1. ^ 川「無題 8月19日は〝俳句の日〟 尼崎で記念の大会開催」『読売新聞』1992年(平成4年)8月15日付大阪本社夕刊7面。
  2. ^ 日本記念日協会編『365日 今日は何の日? 記念日ハンドブック〈2001年版〉』日本経済新聞社、2000年。ISBN 4-532-14874-X。※ページ数なし。
  3. ^ 今日は何の日 8月19日は「俳句記念日」
  4. ^ 「五・七・五 詠んで目指そう日本一 俳句の日 8・19 松山大で「甲子園」 松山青年会議所 まず周辺の高校生対象」『愛媛新聞』平成10年(1998年)6月23日付4面。
  5. ^ 加瀬清志著、日本記念日協会編『すぐに役立つ 366日記念日事典』第3版、創元社、2016年、206ページ。ISBN 978-4-422-02113-3
  6. ^ International Haiku Poetry Day”. The Haiku Foundation. 2017年7月27日閲覧。

外部リンク 編集