倉吉中継局(くらよしちゅうけいきょく)は鳥取県東伯郡湯梨浜町羽衣石(栗尾山)に置かれている倉吉市をはじめとした鳥取県中部向けのテレビ中継局である。

放送送信施設 編集

デジタル放送では、鳥取県中部(東伯地方)向けに県域のテレビ全局を送信している。
アナログ放送では、当局にはUHF局の山陰放送(BSS)と山陰中央テレビジョン放送(TSK)のみが置かれ、デジタル移行に際し、アナログ時代からのUHF送信所にVHFで送信していたNHK鳥取放送局と日本海テレビジョン放送(NKT)の送信所を併設することになった。
県域FMラジオ放送やFM補完放送[1]については、鉢伏山からの送信波が鳥取県東伯地方をカバーしており、倉吉市に中継局を置いていない。

地上デジタルテレビジョン放送 編集

ID 放送局名 コールサイン
/中継局
物理チャンネル 出力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
1 NKT日本海テレビジョン放送 倉吉中継局 38ch 100W 760W 鳥取県島根県 不明
2 NHK鳥取教育 27ch 630W 全国
3 NHK鳥取総合 29ch 720W 鳥取県
6 BSS山陰放送 31ch 660W 島根県鳥取県
8 TSK山陰中央テレビジョン放送 36ch 690W
  • 2007年9月1日放送開始。
  • 在鳥V局(NHK鳥取・NKT)はデジタル新局として開局。
  • 出力はアナログ換算で1Kwで、実質2倍に増力された。

地上アナログテレビジョン放送 編集

2011年7月24日停波時点

チャンネル 放送局名 中継局名 出力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
56ch BSS山陰放送 -
(倉吉中継局)
映像500W/
音声125W
不明 島根県鳥取県 -
58ch TSK山陰中央テレビジョン放送
  • 1972年に島根県との相互乗り入れに伴い中継局を設置し、2011年のデジタル完全移行まで39年間倉吉市など鳥取県中部向けにアナログ放送を送信していた。
    NHK鳥取放送局と日本海テレビジョン放送(NKT)についてはVHFの鉢伏山からの受信で、中継局を置局しなかった。

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 鳥取県内で初めてFM補完中継局に予備免許 都市型難聴及び外国波混信対策のための補完中継局の設置 総務省中国総合通信局2016年11月29日