僕、いますよ。』(ぼく、いますよ)は、本宮ひろ志による日本漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2020年36・37合併号から[2]2021年20号まで連載された。

僕、いますよ。
ジャンル 仕事漫画[1]
漫画
作者 本宮ひろ志
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表号 2020年36・37合併号 - 2021年20号
発表期間 2020年8月6日 - 2021年4月15日
巻数 全3巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ストーリー 編集

茨城県の架空の市「戸川市」の市役所職員として働く主人公が、論語を振りかざして改革を進める。が、倉本市長の影響で、コネや暴力を用いた問題解決手法に目覚めていく。

登場人物 編集

山田 一郎
主人公。
山田 和江
主人公の母。近所のスーパーで働いている。主人公が騒乱罪で警察に拘束され、釈放された際、警察署前で警官に掴みかかる。その後、急死。
おばあちゃん
山田一郎の祖母。救急車が出払っていたため、大八車で病院に担ぎ込まれるが死去。
倉本 信之助
市長(第1話から第4話まで)。「戸川市で一番デカい土木屋」(本人)。
大馬 俊郎
市長(第5話から第15話まで)。
近藤 守
副市長。のちの市長。市役所に投げ込まれた火炎瓶により、火達磨になるが生還。
高山 章吾
国土政策局長。高山の新人時代に「新人いびり」をしていた課長に鉄拳制裁を加えた倉本に恩を感じている。

登場する古典の名言など 編集

  • 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(論語)(第2話)
  • まず行う、其の言は而る後にこれに従う(論語)(第3話)
  • 近き者説び遠き者来たる(論語)(第4話)
  • 一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法なり(孫氏の兵法)(第6話)
  • 昔の善く戦う者は、先ず勝つべからざるをなして、もって敵の勝つべきを待つ(孫氏の兵法)(第7話)
  • 凡そ戦いは、正を以て合い、奇を以て勝つ(孫氏の兵法)(第9話)
  • 自助・共助・公助(上杉鷹山)(第15話)

書誌情報 編集

  • 本宮ひろ志『僕、いますよ。』、集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、全3巻
    1. 2021年1月19日発売[3]ISBN 978-4-08-891752-8
    2. 2021年5月19日発売[4]ISBN 978-4-08-891871-6
    3. 2021年9月17日発売[5]ISBN 978-4-08-892044-3

脚注 編集

  1. ^ “本宮ひろ志が描く若き市役所職員の働き方革命記「僕、いますよ。」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年1月19日). https://natalie.mu/comic/news/412845 2021年5月24日閲覧。 
  2. ^ “市役所職員描く本宮ひろ志新連載がYJで、「100カノ」キャラ参加のグラビアも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年8月6日). https://natalie.mu/comic/news/390878 2021年5月24日閲覧。 
  3. ^ 僕、いますよ。 1/本宮 ひろ志”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 集英社. 2021年5月24日閲覧。
  4. ^ 僕、いますよ。 2/本宮 ひろ志”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 集英社. 2021年5月24日閲覧。
  5. ^ 僕、いますよ。 3/本宮 ひろ志”. 集英社コミック公式 S-MANGA. 集英社. 2021年9月17日閲覧。