全国地区対抗競走(ぜんこくちくたいこうきょうそう)は、1955年 - 1973年にかけて行われていた競艇4大特別競走(グレード制導入以前)の1つ。

全国地区対抗
格付け SG
主催者 各市町村、組合
開催地 日本の旗 持ち回り
第1回執行日 1955年5月13日
次回開催予定
大会は廃止されている
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概要 編集

第1回は1955年昭和30年)5月13日児島競艇場で開催された[1]。以後、19年間にわたり4大特別競走(グレード制導入以前)の一つとしてファンに親しまれ開催されてきた。その名のとおり全国6地区から選抜された選手で地区優勝と個人優勝を競う大会であった。

団体戦としての魅力がなくなってきたことから、これに代わる競走として、ファン投票によって選ばれた選手が出場する笹川賞競走が新設された[2]

エピソード 編集

  • 第13回大会を優勝した石原洋の完全優勝はSG史上初である[3]

歴代優勝者 編集

出典は日本財団図書館ページにある全施協50周年記念誌にある全国地区対抗競走のページより。

回数 開催年 開催期間 開催場 優勝地区 優勝者
1 1955年(昭和30年) 5月13日-17日 児島 関東 金藤一二三
2 1956年(昭和31年) 5月1日-6日 下関 東海 中谷博幸
3 1957年(昭和32年) 5月28日-6月2日 尼崎 四国 金藤一二三
4 1958年(昭和33年) 4月18日-23日 鳴門 東海 草川祐馬
5 1959年(昭和34年) 4月30日-5月5日 平和島 近畿 宮原和敏
6 1960年(昭和35年) 5月17日-22日 芦屋 九州 長瀬忠義
7 1961年(昭和36年) 5月12日-18日 平和島 九州 倉田栄一
8 1962年(昭和37年) 8月28日-9月2日 若松 東海 貴田宏一
9 1963年(昭和38年) 9月5日-10日 多摩川 東海 北川一成
10 1964年(昭和39年) 4月30日-5月5日 蒲郡 関東 岡本義則
11 1965年(昭和40年) 5月20日-25日 多摩川 中国 大島忠行
12 1966年(昭和41年) 8月4日-9日 戸田 九州 竹内虎次
13 1967年(昭和42年) 8月10日-15日 平和島 中国 石原洋
14 1968年(昭和43年) 5月30日-6月4日 浜名湖 九州 北島英男
15 1969年(昭和44年) 5月29日-6月3日 福岡 九州 北原友次
16 1970年(昭和45年) 5月28日-6月2日 常滑 東海 彦坂郁雄
17 1971年(昭和46年) 5月27日-6月1日 下関 関東 小林嗣政
18 1972年(昭和47年) 5月25日-30日 蒲郡 近畿 加藤峻二
19 1973年(昭和48年) 11月22日-27日 住之江 近畿 井上弘

脚注 編集

  1. ^ 日本財団図書館(電子図書館) 全施協50周年記念誌”. nippon.zaidan.info. 2018年9月22日閲覧。
  2. ^ 日本財団図書館(電子図書館) 全施協50周年記念誌”. nippon.zaidan.info. 2018年9月22日閲覧。
  3. ^ BOAT RACE オフィシャル WEB SG競走においては、これまで5名の選手(石原洋、彦坂郁雄、安部邦男、野中和夫、市川哲也)が完全優勝(全5節)を記録している。

外部リンク 編集