八幡神社 (渋谷区千駄ヶ谷)

東京都渋谷区千駄ヶ谷にある神社

八幡神社(はちまんじんじゃ)は、東京都渋谷区千駄ヶ谷にある神社千駄ヶ谷一帯の総鎮守で、鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)とも呼称される。

八幡神社

拝殿
所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目1番24号[1]
位置 北緯35度40分39.70秒 東経139度42分34.00秒 / 北緯35.6776944度 東経139.7094444度 / 35.6776944; 139.7094444 (鳩森八幡神社)座標: 北緯35度40分39.70秒 東経139度42分34.00秒 / 北緯35.6776944度 東経139.7094444度 / 35.6776944; 139.7094444 (鳩森八幡神社)
主祭神 応神天皇
神功皇后[1]
社格 村社
創建 貞観2年(860年
別名 千駄ヶ谷八幡神社、鳩森八幡神社[1]
例祭 9月第2土曜日、日曜日[1]
地図
地図
鳩森 八幡神社の位置(東京都区部内)
鳩森 八幡神社
鳩森
八幡神社
鳩森 八幡神社の位置(日本内)
鳩森 八幡神社
鳩森
八幡神社
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由緒 編集

江戸名所図会』によると、「往古、此地深林の中に時として瑞雲現じける。又或時、碧空より白雲降りて雲上に散ず。村民怪しむで彼の林の下に至るに、忽然として、白鳩数多、西をさして飛び去れり。依って此の霊瑞を称し、小祠を営み名づけて『はとのもり』と云ふ。」とあり[2]神亀年間(724年 - 729年)に創建された社に、貞観2年(860年)、慈覚大師(円仁)が村民の懇請によって神功皇后応神天皇春日明神の像を作り添え、八幡宮として奉ったことが当社の縁起と伝えている。

境内 編集

境内社 編集

詳細は公式サイト内「末社の紹介」も参照。

富士塚 編集

境内には「千駄ヶ谷の富士塚」(せんだがやのふじづか)として東京都有形民俗文化財に指定されている、寛政元年(1789年)築造とされる富士塚がある[3](「千駄ヶ谷富士」とも呼称される)。江戸時代において、江戸市中の著名な富士塚である「江戸八富士」の一つにも挙げられている。山裾には里宮(浅間神社)があり、また七合目の洞窟には身禄像山頂には奥宮が安置されるなど富士山を再現している[4]1923年大正12年)の関東大震災の際には修復されているものの建造当時の旧態を留めており、移築などが行われていない都内に現存する富士塚の中では最古のものとなっている[5][3]

氏子地域 編集

将棋会館がすぐ近くにある関係で、前述の「将棋堂」をはじめ将棋との縁が深く、毎年1月5日頃には将棋関係者が多数参加して「将棋堂祈願祭」が開かれる[6]。2017年には第24回大山康晴賞を受賞した。

ギャラリー 編集

現地情報 編集

所在地
  • 東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目1番24号
鉄道交通

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d 東京都神社庁.
  2. ^ 江戸名所図会. 九.
  3. ^ a b 東京都庁.
  4. ^ 鳩森八幡神社:富士塚(公式サイト内)
  5. ^ 境内設置案内板「東京都指定有形民俗文化財 千駄ヶ谷の富士塚」(東京都教育委員会、昭和57年〈1982年〉3月31日設置)
  6. ^ 2015年将棋堂祈願祭と指し初め式の模様 - 日本将棋連盟・2015年1月6日

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集