共起(きょうき,英:Co-occurrence,collocation)とは、自然言語処理の分野で、任意の文書や文において、ある文字列とある文字列が同時に出現することである[1]。関連して、共起語とは、ある言葉と一緒に文中でよく出てくる言葉のことである[2]。言語学者のゼリグ・ハリスが名付けた[3]

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「選挙」という言葉と「出馬」という言葉などは、同時に出現する場合が比較的多い[1]

2016年に発生した、「大阪男児死体遺棄事件」の朝日新聞における記事データ13 件をKH coderによって解析した結果は

「被疑者B」は「内縁」「夫」と共起関係にあり、「逮捕」「遺体」は「死体」と共起関係にあった[4]

脚注 編集

  1. ^ a b 共起とは 「コロケーション」 (collocation) きょうき: - IT用語辞典バイナリ”. www.sophia-it.com. 2023年5月30日閲覧。
  2. ^ 3分でわかる共起語とは?オウンドメディア運営で知っておくべきこと”. blog.leapt.co.jp. 2023年5月30日閲覧。
  3. ^ きょうき【共起】 - 広辞苑無料検索 ハイブリッド新辞林”. 広辞苑無料検索. 2023年5月30日閲覧。
  4. ^ 四方 由美・大谷 奈緒子・北出真紀恵・小川 祐喜子*・福田 朋実 (2018). “犯罪報道の共起ネットワーク分析(1)”. 宮崎公立大学人文学部紀要 25: 63 - 80. 

関連項目 編集