共通ポイント
共通ポイント(きょうつうポイント)とは、企業グループや業界を超えて、複数の企業が加盟して利用できるポイントプログラム。
概要
編集複数企業の利用客同士の送客や囲い込みなどを目的として、資本関係を問わずに複数の企業が加盟している。加盟店同士では同じシステムが使われており、例えば加盟店Aと加盟店Bで貯めたポイントを加盟店Cでまとめて使うといった利用方法ができる[1]。
加盟店のジャンルも多種多様であり、コンビニエンスストアや飲食店・ECサイト・クレジットカードなど、様々な店舗やサービスでポイントの付与と使用ができる。
日本での共通ポイントの先駆けはTポイント(現:Vポイント)であり、2003年10月1日にTSUTAYAの会員証のポイントサービスをENEOSとローソンに拡大したこと[2]が共通ポイントとしてのTポイントの始まりと言える。
その後、共通ポイントのサービスが複数始まり、競争が激化している。ファミリーマートやゼンショーなど、複数の共通ポイントサービスに加盟するチェーン店も増加傾向にある。
一覧
編集カッコ内には共通ポイントとしてのサービス開始日[注 1]と運営会社名を記す。
- Vポイント[注 2](2003年10月1日[2]、CCCMKホールディングス)
- Ponta(2010年3月1日[3]、ロイヤリティマーケティング)
- 楽天ポイント[注 3](2014年10月1日[4]、楽天グループ)
- dポイント(2015年12月1日[5]、NTTドコモ)
上記4サービスは、「4大共通ポイント」と呼ばれることがある[6]。そのほかにも、JRE POINTやWAON POINT、nanacoポイント、PayPayポイント、Sポイント[7]が共通ポイントと呼ばれることもある[8][9]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ キャッシュレス時代の必須施策「共通ポイント」とは? 大日本印刷株式会社(2022年3月11日閲覧)
- ^ a b 全国で1,800万人が利用するTSUTAYA会員証が2段階でバージョンアップ カルチュア・コンビニエンス・クラブ(2022年3月11日閲覧)
- ^ おかげさまで、Pontaサービス10周年 株式会社ロイヤリティマーケティング(2022年3月11日閲覧)
- ^ 楽天、共通ポイントサービス「Rポイントカード」を開始 楽天グループ株式会社(2022年3月11日閲覧)
- ^ 報道発表資料:新たなポイントサービス「dポイント」を提供開始 NTTドコモ(2021年3月11日閲覧)
- ^ 4大共通ポイントカードは”衝撃の進化”を遂げていた...その特長と賢い使い方... テレ東プラス(2021年3月11日閲覧)
- ^ “阪急阪神おでかけカード”. 2024年7月28日閲覧。
- ^ 大坪玲央 (2022年4月28日). “PayPay、10月からポイント「外販」 楽天に対抗 来年は発行額首位目指す”. 産経新聞. 2022年5月11日閲覧。
- ^ “PayPayポイントが加わり「5大」ポイント経済圏へ スマホ決済との関係をおさらい”. BCN+R (2022年5月4日). 2022年5月11日閲覧。