兵庫県立美術館

兵庫県神戸市「HAT神戸」にある美術館
兵庫県立近代美術館から転送)

兵庫県立美術館(ひょうごけんりつびじゅつかん)は、阪神淡路大震災で被災した兵庫県立近代美術館を継承する形で、2002年に開館した兵庫県神戸市HAT神戸」にある美術館である。愛称は「芸術の館」。現館長林洋子[2]

兵庫県立美術館
兵庫県立美術館の位置(神戸市内)
兵庫県立美術館
神戸市内の位置
施設情報
愛称 芸術の館
前身 兵庫県立近代美術館
専門分野 美術館
館長 林洋子
事業主体 兵庫県
年運営費 1,070,549,000円(06年度、分館含まず)[1]
延床面積 27,461.41 m2(分館含まず)
開館 2002年
所在地 651-0073
兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号
位置 北緯34度41分58秒 東経135度13分6秒 / 北緯34.69944度 東経135.21833度 / 34.69944; 135.21833座標: 北緯34度41分58秒 東経135度13分6秒 / 北緯34.69944度 東経135.21833度 / 34.69944; 135.21833
プロジェクト:GLAM
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企画展示室入口
館内通路

概要 編集

建築家安藤忠雄により前面の海に接するなぎさ公園と一体化して設計された。 館内は通路が巡らされ、建物そのものを鑑賞の対象とするような空間で構成されている。

さらに2019年5月には、安藤の建築模型やドローイングなどを展示する常設展示施設として、Ando Galleryが館内にオープンした。設計・施工費用は安藤忠雄建築研究所が負担し、建物は県に寄贈された[3]

美術館の前身である兵庫県立近代美術館(1970年/設計:村野藤吾)は現在、兵庫県立美術館の分館「原田の森ギャラリー」および「横尾忠則現代美術館」として利用されている。この分館を合わせた兵庫県立美術館としての延床面積は37,894 m2になる。

歴代館長 編集

※前身の兵庫県立近代美術館の館長も含む。

収蔵品 編集

7000点以上の作品を所蔵している。収集は当初の、内外の近代彫刻、近代版画、郷土ゆかりの美術、の3つに後に現代美術が加わり4つが大きな柱となっている。

2019年には頴川コレクション(頴川美術館旧蔵の日本近世絵画や茶道具)と梅舒適コレクション(中国近世・近代の書画、篆刻)がさらに加わった[4]

主な施設 編集

  • 企画展示室 1-3
  • 常設展示室 1-6
  • 金山平三記念室
  • 小磯良平記念室
  • レクチャールーム
  • ミュージアムホール
  • 美術情報センター
  • ギャラリー
  • アトリエ 1-2
  • レストラン
  • カフェ

建築概要 編集

  • 設立 - 2002年
  • 竣工 - 2001年
  • 建築設計 - 安藤忠雄建築研究所
  • 設備設計 - 森村設計
  • 敷地面積 - 19,000.00 m2
  • 建築面積 - 12,807.71 m2
  • 延床面積 - 27,461.41 m2
  • 所在地 - 〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号
  • 備考 - 第46回BCS賞受賞(2005年)

ギャラリー 編集

交通 編集

周辺情報 編集

脚注 編集

  1. ^ http://web.pref.hyogo.jp/ac02/policies_h18_20147.html[リンク切れ]
  2. ^ 新館長の就任について”. 兵庫県立美術館 (2023年4月1日). 2023年5月27日閲覧。
  3. ^ 高野清見 (2019年5月29日). “兵庫県立美術館に安藤忠雄さんのギャラリー開館”. 美術展ナビ. 2023年5月27日閲覧。
  4. ^ 頴川コレクション 梅舒適コレクション受贈記念展”. 兵庫県立美術館. 2023年5月27日閲覧。

参考文献 編集

  • 兵庫県立美術館編集・発行 『兵庫県立美術館 所蔵作品選』 2002年4月1日

関連項目 編集

外部リンク 編集