東京都市計画道路幹線街路環状第1号線
内堀通り(祝田橋交差点から二重橋前方面)

内堀通り(うちぼりどおり)とは、東京都千代田区皇居を取り囲む東京都道401号麹町竹平線の全線を指した東京都通称道路名である[1]半蔵門から桜田門祝田橋間にかけては、国道1号国道20号の通称道路名であり、祝田橋から平川門にかけては東京都道301号白山祝田田町線の通称道路名でもある。

目次

概要編集

皇居を内堀沿いに周回する一周約6.0kmの道路で[2]、皇居を中心に環状に結ぶ東京都の環状道路(環状線)の中では最も内側に位置する。道路の内沿いには、皇居を取り囲むお堀と石垣が続き、外沿いはビルが立ち並ぶ日本を代表するビジネス街である。江戸城の外堀は埋め立てられて消滅しているのに対し、内堀は江戸時代当時の姿をそのまま残しており、内堀通り沿いには徳川幕府往時の史跡が多数残存する。なかでも特に、二重橋や江戸時代に大名屋敷が並んでいた皇居外苑がよく知られる[3]。皇居外苑を南北に走る内堀通り(都道301号)は、日露戦争後の凱旋大観兵式のために36m幅で整備されたもので、「凱旋道路」と呼び習わされた[3]。皇居の東側に位置する大手門前の内堀通りは、エンジュの並木道になっており、1875年(明治8年)の東京に初めてニセアカシアなどの洋種の街路樹が植えられたとの記録もあり記念碑も建てられている[2]。皇居の北西側に位置する九段坂千鳥ヶ淵から駐日英国大使館まで続く内堀通り(都道302号・401号)沿いは、の名所として名高く春先に桜吹雪舞うお堀の絶景を見ることができる[2]。 皇居の南側に位置する半蔵門から三宅坂付近の内堀通りは、内沿いにお堀の水面と土手の青松や桜田門の白壁と続き、また外沿いには霞ヶ関官公庁街の近代建築が続いており、その景色の対比は都内随一の眺望とも表現される[2]。東京という大都会にありながら歴史と風景の美しさも相まって、1986年(昭和61年)8月10日城郭と高層ビルの道として、旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された日本の道100選のひとつに選定されている[4]

路線データ編集

  • 通称道路名:内堀通り
  • 整理番号:1[1]
  • 起点:千代田区霞が関一丁目[1]
  • 終点:千代田区霞が関一丁目[1][注釈 1]

内堀通りの国道・都道路線名編集

内堀通りは、東京都道401号麹町竹平線の全線を指す通称名であるが、一部区間では麹町竹平線に重複する他の国道や都道の路線にも指定されている。

路線状況編集

 
パレスサイクリングコース時の祝田橋交差点。普段の左折車線が直進車線に変わる。

祝田橋交差点 - 半蔵門交差点を介して接続する道路を行き来する場合は、進行方向レーンが複雑かつ判りづらい箇所が存在する。

交通規制編集

毎週日曜日の10時から16時には、平川門交差点 - 祝田橋交差点が「パレスサイクリングコース」として自転車専用道路になり[5]、自転車と皇居関係車両以外の通行が禁止される。

重複する東京都通称道路編集

  • 靖国通り(九段下交差点 - 九段坂上交差点)

地理編集

交差する道路編集

沿線編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 起点と同地点。

出典編集

参考文献編集

  • 「日本の道100選」研究会 『日本の道100選〈新版〉』 国土交通省道路局(監修)、ぎょうせい2002年6月20日ISBN 4-324-06810-0

関連項目編集