内歯瘻(ないしろう)とは歯の根尖部にできた病巣から口腔粘膜に形成された交通路(瘻孔、フィステル)の事。根尖病巣内に溜まった膿が歯槽骨の中を通り、歯茎の表面に出てきている状態で、歯髄壊死の診断の一助ともなる。なお、同様の状態が口腔外で生じている状態を外歯瘻と言う。

内歯瘻の一例

原因 編集

外傷、う蝕、歯周病などの要因により歯髄壊死し、それが感染を起こることにより生じる。

治療法 編集

原因となっている歯に対し歯内療法、歯根端切除術抜歯などの治療を行う。また対症療法として切開により排膿を促進させたり、抗生物質の投与を行う。

関連項目 編集