内海 信彦(うつみ のぶひこ、1953年 - )は、日本の美術家ペルー国立美術学校英語版名誉教授

人物 編集

1953年、東京都生まれ。1972年、慶應義塾高等学校卒業。1974年、慶應義塾大学法学部政治学科中退。1981年、多摩美術大学美術学部絵画科卒業。『季刊クライシス』編集者を経て、アメリカペルー韓国ポーランドなど諸外国からの招待により現地での滞在制作を行い、内外で107回の個展を開く。

駿台予備学校河合塾COSMO講師。千葉商科大学で非常勤講師の任にある。駿台では論文科講師として人文系論文・芸術系論文を28年指導し、現在は人文社会総合論文講師として、映像も交えながら講義を進める。河合塾COSMOでは2000年から「芸術の可能性ゼミ」、美学校では2000年から2014年まで「現代絵画の可能性 絵画表現研究室」を担当した。2012年より早稲田大学で早稲田大学「内海先生のドロップアウト塾」を開催している。

画家堀文子は叔母、駿台講師の福井紳一とは高校時代からの知人。

経歴 編集

1953年生まれ 東京都出身        

1974年 慶應義塾大学法学部政治学科中退   

1975年 美学校中村宏油彩画工房終了    

1981年 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業  

ハーヴァード大学客員芸術家 早稲田大学日米研究機構招聘研究員              

ペルー国立美術学校名誉教授         

ペルー国立教育大学客員教授         

早稲田大学「内海先生のドロップアウト塾」主宰。駿台予備学校論文科講師。

1985年より 斎藤記念川口現代美術館、新潟市美術館、ヒルサイドギャラリー、愛宕山画廊、ギャラリイK、ギャラりーなつか、ぎゃらりいセンターポイント、スカイドア・アートプレイス青山、キリンプラザ大阪、早稲田大学大隈講堂および早稲田大学小野梓講堂、東京造形大学など国内外で107回個展開催。

1992年 ハーヴァード大学客員芸術家としてカーペンターセンター・フォー・ザ・ビジュアルアーツで個展開催。

1996年 ヴァーモント・スタジオセンター、カトマンズシビックセンター、カトマンズロシアンセンターで個展開催。

1997年 イェール大学客員芸術家として、ヘンリー・R・ルースホール、トランブルカレッジで講義と滞在制作による個展開催。同年ペルー政府より招待され、ペルー国立博物館、ペルー日本文化センターでの滞在制作による個展開催。客員芸術家として国立美術学校、カトリック大学で講義。

1999年 ペルー政府により招待され、ペルー国立博物館、ペルー日本文化センターで滞在制作による個展開催。韓国ジョクサン・インターナショナル・アートフェスティバルでライブペインティング。ペルー国立美術学校付属美術館、ペルー国立教育大学で個展開催。ペルー国立美術学校、リカルドパルマ大学で講義と公開制作、ライブペインティング。韓国国立ソウルアートセンターでの舞踏家・金梅子公演の舞台美術。

2000年 オシフィエンチム・アウシュヴィッツ強制収容所跡でのライブペインティング。ポーランド国立ヴロツワフ美術館での公開制作。ポーランド国立美術アカデミーでの講義。マイダネク強制収容所跡でのマイダネク・アート・トリエンナーレ初日のオープニングセレモニーでのライブペインティング。ワルシャワ、聖スタニスワフ・コストカ教会で聖人ポピューシコ神父追悼のライブペインティング。「大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ」における「内海信彦サマーセッション」でのレクチャーとライブペインティング。ポーランド国立ヴロツワフ美術館での個展とライブペインティング。

2004年 横浜BANKART、横浜開港記念会館で「内海信彦コズミックスパイラル2004」開催。アメリカ・ニューメキシコ、アリゾナ、テキサスなどでネイティブ・アメリカンとのワークショップを開催する(U.S.)

2005年 横浜市民ギャラリー「今日の作家2005」で24mの大作を出品し、ワークショップを行なう。 東京藝術大学先端芸術学科での講演とコラボレーション。

2006年 東京大学先端科学技術研究センターでの講義および御厨貴教授との対談(‘05~‘11)

2005年より現在まで毎年、海外でのワークショップ ”内海信彦サマースクール” を開催

’05 ” タオスWS "(U.S.)/ ’06 " ガウディWS "(フランス、スイス、スペイン) / ’07 " 落水荘 "(U.S.)/ ’08 " バウハウス "(ドイツ、ポーランド、チェコ)/ ’09 " カルナック"(ドイツ、フランス、イギリス)/ ’10 " ルネサンス "(イタリア)/ ’11 " ビザンチン・ルコルビュジェ "(トルコ・ギリシャ・イタリア)/ ’12 " ジブラルタル "(モロッコ・ポルトガル・スペイン)/ ’13 " タオス "(U.S.・メキシコ)/ ’14 " バウハウス "(ドイツ・オーストリア・イタリア)/ ’15 " ラスコー・イロコイ "(フランス・U.S.)/ ’16 " ダヴィンチ・ゲルニカ "(スペイン・イタリア)/ ’17 " US-MEXICO-CUBA "(U.S.・メキシコ・キューバ)/ ’18 " バウハウス・アウシュヴィッツ "(オーストリア・ドイツ・ポーランド・チェコ)/ ’19 " イタリア・トスカーナ "(イタリア)

主なパブリックコレクション 編集

[日本] 板橋区立美術館(東京)/斎藤記念川口現代美術館(埼玉)/真言宗吉祥寺(愛媛)/世田谷美術館(東京)/駐日ペルー共和国大使館(東京)/新潟市美術館(新潟)/ふくやま美術館(広島) 

[USA] ハーヴァード大学フォッグ美術館(マサチューセッツ、USA)/イェール大学ヘンリー・R・ルース・ホール/イェール大学トランブル・カレッジ(コネチカット、USA) 

[イタリア] イタリア・日本文化アカデミア(スペッロ、イタリア) 

[ネパール] ネパール・ナショナルギャラリー(カトマンズ、ネパール)

[ペルー] ペルー国立博物館/ペルー日本文化会館/ペルー大統領府/ペルー共和国外務省/ペルー共和国教育省/ペルー共和国国会議事堂/駐ペルー日本国大使館/ペルー日系人協会/ペルー・カトリック大学美術館/ペルー国立美術大学/ペルー国立美術大学付属美術館/ペルー国立教育大学/リマ市立美術館/リカルド・パルマ大学(リマ、ペルー)/マリア・ライヘ博物館(ナスカ、ペルー)/ナスカ市庁(ナスカ、ペルー) 

[韓国] ラァウフィング・ストーン・ダンスカンパニー(ジョクサン・韓国)

[ポーランド] オシフィエンチム・アウシュヴィッツ国際青年交流センター(オシフィエンチム・ポーランド)/アウシュヴィッツ強制収容所跡国立博物館(オシフィエンチム・ポーランド)/マイダネク強制収容所跡博物館(ルブリン・ポーランド)/ワルシャワ聖スタニスワフ・コストカ教会(ワルシャワ・ポーランド)/ポーランド国立ヴロツワフ美術館(ヴロツワフ、ポーランド)

関連項目 編集

外部リンク 編集