冬の嵐』(ふゆのあらし、原題:Dead of Winter)は、1987年制作のアメリカ合衆国ミステリサスペンス映画

冬の嵐
Dead of Winter
監督 アーサー・ペン
脚本 マーク・シュミューガー
マーク・マローン
原作 アンソニー・ギルバート
製作 ジョン・ブルームガーデン
マーク・シュミューガー
出演者 メアリー・スティーンバージェン
ロディ・マクドウォール
音楽 リチャード・アインホーン
撮影 ジャン・ウェインク
編集 リック・シェイン
製作会社 MGM
配給 MGM=UIP
公開 アメリカ合衆国の旗 1987年2月6日
日本の旗 1987年10月31日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $2,413,427[1]
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イギリスの女流ミステリ作家アンソニー・ギルバート英語版(本名:Lucy Beatrice Malleson)の小説『The Woman in Red』(1984年のジーン・ワイルダー監督の同名の映画とは無関係)を映画化した1945年の映画『私の名前はジュリア・ロス My Name Is Julia Ross』(主演:ニナ・フォック)をアーサー・ペン監督がリメイクした作品。メアリー・スティーンバージェンが一人三役を演じている。

あらすじ 編集

大晦日の夜、ある女が車の中で殺され、左手の薬指を切断される。

ニューヨークの売れない女優ケイティは、“代役募集”の広告に誘われてオーディションを受ける。審査員のマレーはケイティを一目見ただけで採用を即決、彼女は訝しむ夫ロブを残し、映画の内容も知らないまま、マレーに連れられ、プロデューサーの家に向かう。

ケイティはプロデューサーであるDr.ルイスの家に着いたことを夫に電話で伝えようとしたが、猛吹雪のため不通になっていた。その後、一向に撮影に行こうとしない2人の男に不審を抱き脱出しようとするが捕まり、睡眠薬を呑まされる。翌日、手に激痛を感じて目が覚めたケイティは、自分の左手の薬指が切断されていることに気付く。

実はケイティは、財産目当てに夫を殺した女イヴリンの妹ジュリーに生き写しであり、ジュリーは姉が夫を殺害した現場の目撃者だった。姉の殺人が原因でジュリーが精神を病んでいることを知った主治医のルイスは、治療のためとジュリーをそそのかしてイヴリンを恐喝し、大金をせしめるつもりだったが、イヴリンは人を雇ってジュリーを殺させ、殺した証拠としてジュリーの左手薬指を持ち帰らせていたのだ。そこでルイスは改めてイヴリンを恐喝するために、ケイティの左手薬指を切断してジュリー本人が生きているように見せかけようとしたのだ。

イヴリンがルイスに呼び出されて屋敷にやって来る。ケイティは逃げ出したふりをしてルイスとマレーを屋敷の外におびき出し、その隙に脱出しようとしたところでイヴリンと出くわす。ケイティを完全にジュリー本人だと信じ切っているイヴリンはケイティを殺そうとするが、返り討ちに遭う。そして、ケイティはイヴリンになりすまし、マレーをおびき出して殺すと、次にジュリーの死体を使ってルイスを罠にはめて殺す。

そこに夫ロブが警察とともに現れる。ケイティは夫とともにパトカーに乗って現場を後にする。

キャスト 編集

脚注 編集

  1. ^ Dead of Winter (1987)” (英語). Box Office Mojo. 2013年4月8日閲覧。

外部リンク 編集