出島号 (高速バス)
概要
編集- 愛称名の由来は、江戸時代に貿易地として長崎市に築造された人工島「出島」から。
- 座席指定制のため、乗車には予約が必要である。
- 運行開始当初から長らく西日本鉄道(2001年より運行を西鉄高速バスに業務管理委託)と長崎県交通局による2社局共同運行であった。しかし、2000年代辺りからピーク時に比べ乗客数が年々減っていること、2006年に基山パーキングエリア停留所での乗り継ぎシステムが確立されたことに加え、2008年における「1,000円高速」の余波で高速バスの利用者全体がさらなる減少傾向にあることなどから、2010年3月31日を以って西日本鉄道が運行から撤退。翌日より長崎県交通局の単独運行となった。
運行会社
編集- 長崎県交通局(長崎県営バス)
- 担当営業所:長崎営業所
長崎県営バスの北九州側の運行支援は西鉄バス北九州北九州高速自動車営業所が担当。
沿革
編集運行経路・停車停留所
編集太字は停車停留所。福岡県内のみ、長崎県内のみの利用不可(佐賀県内の高速基山・高速神埼からは両方向への乗降いずれも可能)。
車内設備ならびに使用車両
編集車内設備
編集- ハイデッカー
- 4列シート
- 化粧室
- 座席コンセント
運行開始当初は西鉄・県営とも車内は3列シート(2+1列)仕様のスーパーハイデッカー西工SD-Ⅰが使用されたが、西鉄では2代目車両への更新の際は同じく3列シート車ではあるものの、ハイデッカーの西工S型にサイジングダウンした。県営車も2代目車両以降はメーカー純正車体を使用したハイデッカーによる導入となった。その後、一時期西鉄では「はかた号」から転用された3列独立シート仕様で元夜行車の西工SD-Ⅱが「フェニックス号」夜行便との間合いという形で共通運用されていたが、撤退前は「桜島号」などの九州島内路線で使用されていた3列シート(2+1列)仕様の西工SD-Ⅰが福岡高速自動車営業所から転属ののち元夜行車から置き換えられていた。県営の単独運行に移行後もこの路線では長きにわたり3列シート車が使用されてきたが、2022年頃より4列シート車による運行となっている。