月刊少年ジャンプ

集英社が発行していた日本の漫画雑誌
別冊少年ジャンプから転送)

月刊少年ジャンプ』(げっかんしょうねんジャンプ)は、かつて集英社が発行していた日本月刊少年漫画雑誌1969年(昭和44年)に『別冊少年ジャンプ』として創刊、1974年(昭和49年)に『月刊少年ジャンプ』に改称。2007年(平成19年)休刊。通称は『月刊ジャンプ』、略称は『月ジャン』、『MJ』など。

月刊少年ジャンプ
愛称・略称 月ジャン、MJ
ジャンル 少年向けコミック誌
読者対象 男性
刊行頻度 月刊(毎月6日)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 集英社
編集部名 第3編集部 月刊少年ジャンプ編集部
編集長 鳥嶋和彦
刊行期間 1969年12月6日(1970年1月号) - 2007年6月6日(2007年7月号)
発行部数 42万部(2006年日本雑誌協会調べ)
レーベル ジャンプ・コミックス
特記事項 「別冊少年ジャンプ」より改称
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概要 編集

週刊少年ジャンプ (WJ) 』の姉妹月刊誌『別冊少年ジャンプ』として、1969年(昭和44年)12月1970年(昭和45年)1月号を創刊号に創刊。1974年(昭和49年)9月号より『月刊少年ジャンプ』に改称する。

1980年代の全盛期は学園コメディ漫画や少年向けのソフトなお色気漫画が多く、平均発行部数のピークは1989年(昭和64年/平成元年)の約140万部であった。1990年代あたりから競合誌である『月刊少年マガジン』(講談社)との差別化から低年齢向けを意識し、メディアミックスおもちゃテレビゲームなどのタイアップを意識した漫画が目立つようになったが、鳥嶋和彦が立ち上げた『Vジャンプ』や新興勢力の『月刊少年ガンガン』(エニックス)と競合状態となった上に、看板作品である『冒険王ビィト』が作者の病気の影響で長期休載になった頃から徐々に部数が落ち込み、2006年(平成18年)は約42万部と、同じ月刊誌の『月刊少年マガジン』に大きく差を開けられている状況であった。

こうした販売不振のため、2007年(平成19年)6月6日発売の7月号をもって休刊が決定。不振の原因を作った鳥嶋和彦の手で直接引導を渡される格好になった。同年11月には後継誌にあたる『ジャンプスクエア (SQ)』が創刊されたが[1]、ジャンプスクエアに引き継がれた作品は『CLAYMORE』『テガミバチ』『ロザリオとバンパイア』『ギャグマンガ日和』『Mr.Clice』の5作のみで、それ以外の作品は休刊に伴い連載を終了した。『SQ』に引き継ぐ作品については『WJ』にて、同年秋頃まで読み切りで出張掲載した。

掲載作品の単行本は『WJ』と同じジャンプ・コミックスレーベルより発刊されていた。

増刊号 『ジャンプオリジナル』(JUMP ORIGINAL) が発行されていた。1983年から1988年にかけて、情報誌『HOBBY's JUMP』が本誌の増刊号として発行されている。また、2005年からは『週刊少年ジャンプ』との合同増刊号として『ゴー!ゴー!ジャンプ』が年1回発行されていた。

基本的に最新号の告知は同じ集英社の『WJ』や『Vジャンプ』などに掲載されていたが、一時期、同じ一ツ橋グループである小学館の『小学六年生』にも告知が掲載されていたことがある。

掲載作一覧 編集

☆印の付いているものは『ジャンプスクエア』に連載が継続された作品。
◎印のついてるものは2020年現在連載を継続している作品(復活作、他誌連載作も含む)。

あ行 編集

か行 編集

さ行 編集

た行 編集

な行 編集

は行 編集

ま行 編集

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ら行 編集

わ行 編集

発行部数 編集

  • 1986年 120万部前後[3]
  • 2004年(2003年9月 - 2004年8月) 446,666部[4]
  • 2005年(2004年9月 - 2005年8月) 417,500部[4]
  • 2006年(2005年9月 - 2006年8月) 376,667部[4]

脚注 編集

  1. ^ 月刊少年ジャンプ休刊のお知らせ - 編集部公式声明
  2. ^ 連載終了後もシリーズ外伝や異伝として単発作を発表し、2016年に本作の20年後の世界を舞台に、本編に登場した人物に加え新たな主人公と登場人物を迎えて『新・闇狩人』として復活(別出版社での連載)、翌年に集英社グループ企業のWEBコミック誌に移籍し『闇狩人Δ』と改題し2021年まで連載された。
  3. ^ 「活気帯びる月刊少年誌 100万部台で両雄激突」『朝日新聞』1987年10月3日付東京夕刊、5頁。
  4. ^ a b c 社団法人日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる該当期間中に発売された雑誌1号当たりの平均印刷部数。

関連項目 編集