前田 浩(まえだ ひろし、1961年11月1日[1][2] - )は、日本スタントマンスーツアクター高知県出身[3][1][2]

まえだ ひろし
前田 浩
生年月日 (1961-11-01) 1961年11月1日(62歳)
出生地 日本の旗 日本高知県
身長 176 cm
血液型 A型[1]
職業 スタントマンスーツアクター
ジャンル アクション俳優
活動期間 1979年 -
活動内容 スーツアクター
主な作品
パワーレンジャーシリーズ
テンプレートを表示

身長176cm。愛車はハーレーダビッドソン

ATC(アルバイト)、ジャパンアクションクラブレッドアクションクラブを経て、現在はフリー。新堀和男の直系弟子である。

略歴 編集

18歳の時に大阪でキャラクターショー関係の仕事をしていた人物と知り合い、これがきっかけでアクションの道に進む[4]。問い合わせの電話を掛けたことがきっかけで東映からアクションチームATCを紹介される[4]。アルバイトとしてキャラクターショーに出演[4]

後楽園ゆうえんちの野外劇場で行われていた『太陽戦隊サンバルカン』ショーを見たことがきっかけでジャパンアクションクラブに13期生として入団[5]。1年間の練習期間を経て、『大戦隊ゴーグルファイブ』最終話の操演の補助が初仕事となる[6]

後楽園ゆうえんちの『科学戦隊ダイナマン』ショーが初レギュラーで、コースターレッドを担当した[6]

23歳の時に『電撃戦隊チェンジマン』ショーの仕事が終わると同時にJACを退団[7]。退団後はフリーとして大野剣友会に参加[4]。その縁で新堀和男から『高速戦隊ターボレンジャー』の撮影に呼ばれ、レッドアクションクラブにも入団する[4]

1991年に『特救指令ソルブレイン』の後半から登場するナイトファイヤー(アップシーン)、『鳥人戦隊ジェットマン』の終盤のレッドホークを担当。レッドホークのスーツアクターを担当することになった理由は、新堀が次作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のアクション監督の準備のため忙しくなっていたためである。

1992年に『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のティラノレンジャーのスーツアクターを担当[4]。後番組である『五星戦隊ダイレンジャー』のリュウレンジャーも担当予定だったが、同作のアクションが自分に合わないとして降板[5]

1995年に『ジュウレンジャー』への出演がきっかけとなり、パワーレンジャーシリーズに参加[4][8]。日本国内で行われた追加撮影に参加した後[8]、補充メンバーとして渡米し、第2シリーズの終盤からアメリカでの撮影に参加[9]。『ジオ』を除き『ニンジャストーム』までレッドのスーツアクターを務めた[8][2]

2002年9月にパワーレンジャーの撮影地がニュージーランドに変更になったため、そちらに移住し[10]、2003年に帰国[4]。2007年に『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』に参加するため、再び渡米[10]

2009年に千葉県から沖縄に移住[11]した後、2013年4月26日に千葉県に戻る[12]

近年はアトラクションショーにおいて、高度なアクションを披露している。また、2004年に設立した自らのアクションスクール「ヒーローズ・ファクトリー」にて後輩育成もおこなっている[4]

2012年の『非公認戦隊アキバレンジャー』および2013年の『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』にて公認戦士(スーパー戦隊シリーズからのゲスト戦士)のスーツアクターを全て担当した。中にはかつて自身が演じたレッドホークやティラノレンジャーが含まれている[2]

出演 編集

日本 編集

テレビ 編集

映画 編集

オリジナルビデオ 編集

ゲーム 編集

イベント 編集

アメリカ 編集

テレビ(アメリカ) 編集

映画(アメリカ) 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 前田は「アックスとインサイザー以外のライダーには入った」と述べている[3]

出典 編集

  1. ^ a b c hiroshi のプロフィール”. アメーバブログ. 2013年4月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 「AKIBARANGER ACTION TALK_06 前田浩」『非公認戦隊アキバレンジャー(非)公式読本 AKIBA MIRACLE DELUSION』グライドメディア〈グライドメディアムック86〉、2012年9月10日、68-69頁。ISBN 978-4-8130-8186-9 
  3. ^ a b c d 「TAMASHII NATIONS CRAZY」『ハイパーホビー』3月号、徳間書店、2009年、32頁。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 前田浩 プロフィール”. O.S FACTORY. 2007年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月28日閲覧。
  5. ^ a b 『シールドの向こう側』 楽しかったな~ ありがとう、お面達!”. hiroshiのブログ (2010年2月20日). 2013年4月30日閲覧。
  6. ^ a b 『シールドの向こう側』 楽しかったな~ ありがとう、お面達!”. hiroshiのブログ (2010年3月11日). 2013年4月30日閲覧。
  7. ^ 『シールドの向こう側』 楽しかったな~ ありがとう、お面達!”. hiroshiのブログ (2010年2月28日). 2013年4月30日閲覧。
  8. ^ a b c 「より進化した戦隊アクション!」『スーパー戦隊画報』 第2巻、竹書房、2006年、124頁。ISBN 978-4812427583 
  9. ^ 取材・上野磨位「先駆者たちの肖像 海を渡ったスタントマン」『NEWTYPE THE LIVE 特撮ニュータイプ』11月号、角川書店、2008年10月、82 - 84頁。 
  10. ^ a b 『シールドの向こう側』 楽しかったな~ ありがとう、お面達!”. hiroshiのブログ (2010年4月3日). 2013年4月17日閲覧。
  11. ^ 『シールドの向こう側』 楽しかったな~ ありがとう、お面達!”. hiroshiのブログ (2012年9月9日). 2013年4月30日閲覧。
  12. ^ シールドの向こう側・・・”. hiroshiのブログ (2013年4月26日). 2013年4月30日閲覧。
  13. ^ a b 『シールドの向こう側』 楽しかったな〜 ありがとう、お面達!”. 「hiroshiのブログ」(前田浩公式ブログ) (2010年2月20日). 2022年9月17日閲覧。
  14. ^ 64cd932a07f2465のツイート(992463915987623936)
  15. ^ 『シールドの向こう側』 後楽園”. 「hiroshiのブログ」(前田浩公式ブログ) (2010年6月24日). 2022年9月15日閲覧。
  16. ^ 前田浩 プロフィール”. O.S FACTORY. 2007年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月15日閲覧。
  17. ^ 20th1992 2019, pp. 8–9, 「ゲキ/ティラノレンジャー」.
  18. ^ a b メンバー紹介”. RED ACTION CLUB情報局. 2006年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月16日閲覧。
  19. ^ 「宇宙船vol.120特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2008」『宇宙船』vol.120(2008.春号)、ホビージャパン、2008年4月1日、別冊pp.34-35、ISBN 978-4-8942-5693-4 
  20. ^ 山崎優(取材・構成)「SPECIAL Interview 坂本浩一 『パワーレンジャー』を語る」『東映ヒーローMAX』Vol.42、辰巳出版、2012年、74頁、ISBN 978-4777810277 

参考文献 編集

  • 『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1992 恐竜戦隊ジュウレンジャー』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2019年3月8日。ISBN 978-4-06-513708-6 

関連項目 編集

外部リンク 編集

先代
新堀和男
1979年、『バトルフィーバー』-1991年、『ジェットマン』)
スーパー戦隊シリーズ
歴代主役戦士・歴代レッド役スーツアクター
前田浩
1992年、『ジュウレンジャー』)
次代
大藤直樹
1993年、『ダイレンジャー』)