前田海産株式会社(まえだかいさん)は山口県下関市に本社を置く辛子明太子の製造メーカーである。

前田海産株式会社
Maeda Kaisan & Co.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
750-8501
山口県下関市彦島西山町4-13-33
設立 1964年(昭和39年)4月
業種 食料品
法人番号 6250001006338 ウィキデータを編集
事業内容 辛子明太子の製造
代表者 前田登(代表取締役社長
資本金 5,000万円
従業員数 130人
外部リンク www.maeda.ne.jp
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概要 編集

業務用ルートへ辛子明太子の販売を手掛ける。主な規格重量は12kg。

初代社長前田一男は1946年まで戦後の復員事務官に従事し、1947~1949年に下関の宮本商店で明太子に携わっていた。その後江崎商店、高井商店を経て1961年に現在の前身である前田商店を創業した。

創立当初から人脈を活かし全国の魚市場ルートでの販売を確立させ、まだ知名度の無かった辛子明太子を各地へ普及させた。現在も全国の魚市場を中心に販売している。

創業当時の逸話として、「辛子明太子の試作品を繁華街に持っていき、味の良し悪しを第三者に尋ねていた」「地方から関東への普及に努めたが、当時の関東の人間には辛すぎたらしく『これは人間の食い物か』とまで言われた」などが伝えられている。

代表的な商品には、辛子明太子『金印』と『明太子のたまり漬』がある。『金印』は業界初の農林水産大臣賞(昭55)を受賞した辛子明太子。『明太子のたまり漬』は、たまり醤油や昆布等で味付けされた醤油明太子。直接の販売は、口コミで広がった個人顧客への販売をしている。

所属 全国観光土産品公正取引協議会 (山口県観光土産品公正取引協議会)

沿革 編集

  • 1961年(昭和36年)前田海産の前身である前田商店を創業
  • 1964年(昭和39年)資本金250万円で前田海産(株)を設立。
  • 1971年(昭和46年)販売部門を独立させ、資本金300万円でマルイチ前田商事(株)を設立。
  • 1975年(昭和50年)現在地である南風泊に新工場を建設。
  • 1980年(昭和55年)辛子明太子が業界初の農林水産大臣賞を受賞。
  • 1986年(昭和61年)韓国で明太子の生産開始
  • 1994年(平成6年) 中国で明太子の生産開始
  • 1997年(平成9年) 保税冷蔵庫(2200t)を建設。

関連会社 編集

  • マルイチ前田商事株式会社(水産加工品の製造・販売)

関連項目 編集

この映画の為に、映画製作会社「株式会社グローカル・ピクチャーズ」を設立した。

脚注 編集

  1. ^ 前田海産公式サイトニュースリリース

外部リンク 編集