劇団とっても便利
日本のミュージカル劇団
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劇団とっても便利(げきだんとってもべんり)は、京都府に拠点を置くミュージカル劇団、映画製作会社、出版社。チャップリン研究の第一人者でもある大野裕之が作曲・脚本・演出を担当する。メンバーの大半を京都大学出身者で占める。
来歴 編集
作風 編集
ドラマ性の強いロンドン・ミュージカルに強い影響を受けており、およそミュージカルになりそうにないテーマまでも取り上げて、関西屈指の動員を誇る。ミュージカル劇団ではあるが、小川眞由美とジョイント公演を行うなど意表をつく活動もある。2003年にミュージカル「美しい人」東京公演でアリス賞受賞。演出を担当する大野裕之は2008年に新歌舞伎座で松井誠特別公演の演出を、新歌舞伎座史上最年少で担当するなど活躍の場をひろげつつある。2014年公開予定の映画『太秦ライムライト』(脚本・プロデューサー=大野裕之)を製作し、モントリオールのファンタジア映画祭で最優秀作品賞、ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバル観客賞、おおさかシネマフェスティバル特別賞、京都文化芸術表彰を受賞するなど高い評価を受けた。
作品 編集
- 2003年 「美しい人」(大阪・東京・京都)
- 2005年 「天守物語」(野外劇・京都)出演:小川真由美
- 2007年 「complex」(青山円形劇場、OBP円形ホール、共同主催) 出演:高嶺ふぶき、上杉祥三、うえだ峻、須藤温子、本田有花、柴田かよこ、丹羽実麻子、多井一晃 音楽監督は砂守岳央
- 2009年 博品館劇場と大阪OBPホールでミュージカル「ミュージカル・スターは夢を見る…」制作協力。大野裕之が作曲・脚本・演出を担当。出演は小柳ルミ子、宇都宮直高、大門正明、上杉祥三、丹羽実麻子、多井一晃、鷲尾直彦、吉田悠来、沖田星子、佐藤都輝子ほか。
- 2011年 大阪HEP HALLでミュージカル「信長とボク ボクのママ」公演を主催。大野裕之が作曲・脚本・演出を担当。出演は高嶺ふぶき、福本清三、他東映剣会メンバーと、丹羽実麻子、多井一晃、鷲尾直彦、佐藤都輝子、中島ボイルほか。
- 2014年 映画『太秦ライムライト』(福本清三・山本千尋・松方弘樹・小林稔侍出演)を製作。
- 2019年 映画『葬式の名人』(前田敦子・高良健吾・白洲迅出演)を製作。
- 2021年 映画『ミュジコフィリア』(井之脇海・松本穂香・山崎育三郎出演)を製作。