劇団飛行船
子供向けぬいぐるみ人形劇の企画・製作・公演を行う日本の劇団
株式会社劇団飛行船(げきだんひこうせん、英: Hikosen Theater Company)は、子供向けぬいぐるみ人形劇(マスクプレイミュージカル)の企画・製作・公演を行う日本の劇団。株式会社ブシロードの子会社。
本社が入居する住友中野坂上ビル | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒164-0011 東京都中野区中央1丁目38番1号 住友中野坂上ビル2階 |
設立 | 1966年9月8日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 7020001085420 |
事業内容 |
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代表者 | 代表取締役社長 山本陽介 |
資本金 | 43,789,000円 |
主要株主 | 株式会社ブシロード |
関係する人物 |
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外部リンク |
hikosen |
概要
編集1966年にミュージカルファミリーとして設立。最初の公演は『3びきのこぶた』であった。
1975年に現在の名称に変更して以降、ぬいぐるみ俳優養成所の開設、国際奨学会の設立、数々の海外公演を成功させるなど、堅調に実績を重ねている。
2015年にソプラティコの完全子会社となる。2019年にブシロードと資本業務提携を締結し、ブシロードがソプラティコの株式を一部保有。2020年にはソプラティコの全株式がブシロードに取得され、当社はソプラティコと共にブシロードの連結子会社(孫会社)となった。2022年4月1日付でブシロードの直接の子会社に異動[1]。
沿革
編集- 1966年 有限会社ミュージカル・ファミリーを設立(東京都渋谷区)、「3びきのこぶた」初上演
- 1967年 赤ずきんといじわる狼 上演
- 1968年 ジャックと豆の木 上演
- 1969年 7ひきのこやぎと狼 上演
- 1970年 くまのプーさん 上演
- 1971年 ちびくろさんぼ、赤ずきんといじわる狼 上演
- 1972年 ジャックと豆の木 再演
- 1973年 呂呂の大冒険、ピノキオ 上演
- 1974年 アラジンと魔法のランプ 上演
- 1975年 創立10周年、「劇団飛行船」と改称、飛行船ぬいぐるみ俳優養成所を設立。マジカルスペース方式を開発、「おやゆび姫の不思議な旅」上演
- 1976年 ミュージカル・ファミリーから「株式会社飛行船舞台」に社名変更、「シンドバッドの不思議な冒険」上演
- 1977年 「シンドバッドの不思議な冒険」海外初公演(香港)
- 1978年 「株式会社飛行船舞台」を「株式会社飛行船」に再変更
- 1979年 味の素ファミリー劇場「シンドバッドの不思議な冒険」上演
- 1980年 飛行船総合スタジオを川崎市内に建設、開設
- 1981年 オズの国は魔法の国、長ぐつをはいた猫 上演
- 1982年 「ブレーメンの音楽隊」海外公演(ソ連、ブルガリア)、ジャックと豆の木 再演
- 1983年 7ひきのこやぎと狼 再演、冒険の旅・孫悟空 上演
- 1984年 「株式会社飛行船」を「劇団飛行船」と再改名、ブレーメンの音楽隊 再演、赤ずきん 上演、みにくいあひるのこ 上演
- 1985年 ポケット劇場「日本昔ばなし 桃太郎」上演、科学万博つくば85で「3びきのこぶた」上演
- 1986年 創立20周年、ポケット劇場「日本昔ばなし かちかち山」上演、後楽園アイスパレスで「スターガーディアン」上演
- 1987年 「スターガーディアン」海外公演(台湾・高雄)
- 1989年 劇団飛行船マスコットキャラクター「モーブ」を選定
- 1990年 劇団初の映像ソフト「劇団飛行船 マスクプレイミュージカルシリーズ」をCICビクタービデオ(ビクター音楽産業)からリリース
- 1993年 シルバニアファミリーPRショー 上演(2003年まで)
- 1996年 創立30周年
- 2000年 「アラジンと魔法のランプ」海外公演(台湾)
- 2002年 マスクプレイミュージカル「鉄腕アトム」公演(京都駅ビル)、「おジャ魔女どれみ ドッカ~ン!」公演
- 2003年 マスクプレイミュージカル「おジャ魔女どれみ」公演
- 2005年 株式会社バンダイと業務提携、「かいけつゾロリ」公演
- 2006年 創立40周年
- 2009年 「ピーターパン」海外公演
- 2012年 「オズの魔法使い」海外公演(韓国)
- 2015年7月 経営危機が表面化
- 2015年10月 株式会社ソプラティコ(代表者:大場隆志)が劇団飛行船の株式を取得し子会社化[2]
- 2016年10月 映劇株式会社を吸収合併[3][4]
- 2019年9月 株式会社ブシロードがソプラティコ株式の一部を取得し資本業務提携[5]
- 2020年2月 株式会社ブシロードがソプラティコの全株式を取得し完全子会社化[6]。
- 2022年3月26日 ブシロードグループの株式会社ブシロードミュージックが上野学園石橋メモリアルホールを買収し、改修の上、当社が運営する「飛行船シアター」として営業開始、以降は上野学園との産学連携も進める方針[7]。
事業所
編集主な演目
編集劇団飛行船は主に世界名作劇場をはじめ、バンダイと提携したキャラクターミュージカルを公演している。
→「映劇ライヴエンタテイメント」ブランドによる2.5次元ミュージカルについては「映劇」を参照
- アラジンと魔法のランプ
- 赤ずきん
- 7ひきのこやぎと狼
- 王子とこじき
- おジャ魔女どれみ
- おじゃる丸
- おやゆび姫の不思議な旅
- かちかち山
- ケロロ軍曹
- ジャックと豆の木
- スターガーディアン
- ピーターパン
- シンデレラ
- オズの魔法使い
- 3びきのこぶた
- 3びきのくま
- シンドバッドの大冒険
- せむしの子馬
- そんごくうの大冒険
- くまのプーさん
- 楽しいムーミン一家
- ちびまる子ちゃん
- ちびくろさんぼ
- どうぶつ村のカーニバル
- アルプスの少女ハイジ
- 長靴をはいた猫
- ピノッキオ
- ヘンゼルとグレーテル
- ぼくらのおうち
- 白雪姫と7人のこびと
- 忍たま乱太郎
- ノンタン
- プリキュアシリーズ
- ブレーメンの音楽隊
- まじめにふまじめ かいけつゾロリ
- みにくいあひるのこ
- 桃太郎
- 呂呂の大冒険
- ロビンフッドの冒険
その他の演目
編集- シルバニアファミリーショー(1993年~2003年)ミニショー、レギュラーショーの企画、制作、実演
- サンリオピューロランド(1990年~1994年)館内ショー、パレード、グリーティングキャラクターへの人員派遣実務
- JR京都駅ビル(2001年)手塚治虫ワールド「鉄腕アトムショー」(企画、制作、実演)
ビデオソフト
編集VHS
編集2020年現在、全て廃盤。
- 「劇団飛行船マスクプレイミュージカル」(ぬいぐるみ人形劇)シリーズ
- 企画:CICビクタービデオ(ビクター音楽産業)
- 制作:劇団飛行船・CICビクター株式会社
- 製作著作:株式会社劇団飛行船
- 赤ずきん JHE-0217(V)32分 3,900円
- 3びきのこぶた JHE-0218(V)31分 3,900円
- 7ひきのこやぎとオオカミ JHE-0219(V)65分 5,800円
- みにくいあひるのこ JHE-0233(V)36分 3,900円
- ブレーメンの音楽隊 JHE-0234(V)60分 5,800円
- ヘンゼルとグレーテル JHE-0240(V)30分 3,900円
- 王子とこじき
- トムと王子入れかわりの巻 JHE-0241(V)40分 3,900円
- 王子お城にもどるの巻 JHE-0242(V)40分 3,900円
- ムーミン JHE-0247(V)50分 5,800円
- ジャックと豆の木 JHE-0248(V)50分 5,800円
- シンデレラ
- かぼちゃの馬車で舞踏会へ JHE-0249(V)40分 3,900円
- 幸せのガラスのくつ JHE-0250(V)40分 3,900円
- 楽しいムーミン一家 JHE-0334(V)75分 5,800円
- アルプスの少女ハイジ JHE-0359(V)85分 5,800円
- シンドバッドの大冒険
- JHE-0360(V)50分 5,800円
- JHE-0361(V)43分 5,800円
DVD
編集2020年現在、販売継続中。
- 「劇団飛行船マスクプレイミュージカル」ライブDVDスペシャル
- 企画:株式会社劇団飛行船
- ビデオ制作:のんき堂
- 製作著作:株式会社劇団飛行船
- アラジンと魔法のランプ(2002年公演版)
- みにくいあひるのこ
- ピーターパン
- オズの魔法使い(2004年公演版)
- 白雪姫と7人のこびと
- ピノッキオ
- ロビンフッドの冒険
- ブレーメンの音楽隊(2004年公演版)
- 赤すぎん/3匹のこぶた
- 7匹のこやぎと狼
テレビ放送
編集単発
編集以下の二作品が「テレビ放送版」として初放送された。
劇団飛行船 マスクプレイミュージカル
編集TOKYO MXにて2020年7月28日から2020年10月27日の毎週火曜日19時から20時に「劇団飛行船 マスクプレイミュージカル」として放送[8]。
- ピーターパン(2020年7月28日)
- ヘンゼルとグレーテル(2020年8月4日)
- ジャックと豆の木(2020年8月11日)
- みにくいあひるのこ(2020年8月18日)
- 赤ずきん/3匹のこぶた(2020年8月25日)
- ブレーメンの音楽隊(2020年9月1日)
- 3匹のくま(2020年9月8日)
- 長靴をはいた猫(2020年9月15日)
- 桃太郎(2020年9月22日)
- シンドバッドの冒険(2020年9月29日)
- ピノッキオ(2020年10月6日)
- ロビンプッドの冒険(2020年10月13日)
- 7ひきのこやぎと狼(2020年10月27日)
脚注
編集- ^ 株式会社ブシロード 2022年6月期 有価証券報告書(14ページに記載)
- ^ (株)ソプラティコ 沿革
- ^ 合併のご案内 | 映劇ライヴエンタテイメント|株式会社劇団飛行船 映劇ライヴエンタテイメント
- ^ 会社概要 | 映劇ライヴエンタテイメント|株式会社劇団飛行船 映劇ライヴエンタテイメント
- ^ “舞台発のIP創出を目指すブシロード×劇団飛行船の資本業務提携 「新日買収のときと同じくらいの興奮」(木谷氏)”. Social Game Info (ソーシャルインフォ). (2019年9月30日) 2019年10月31日閲覧。
- ^ 株式会社劇団飛行船及び株式会社ソプラティコの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ(株式会社ブシロード IRニュース 適宜開示、2020年1月27日)
- ^ ブシロードグループがイベントホールを取得、「飛行船シアター」として2022年春開業予定
- ^ TOKYO MX番組公式ページより。
- 株式会社劇団飛行船の経営支援について - 株式会社バンダイ
- 株式会社劇団飛行船との資本業務提携に関するお知らせ - 株式会社ブシロード
- TOKYO MX 番組公式ページ マスクプレイミュージカル 劇団飛行船 - TOKYO MX