劉 徳然 (りゅう とくぜん、生没年不詳)は、中国後漢末の人物。幽州涿郡涿県の出身。「徳然」はおそらく字で、諱は不明。
蜀漢の初代皇帝である劉備の親族。すなわち中山靖王劉勝の子、陸城亭侯劉貞の子孫にあたる。
劉備が15歳の時、劉徳然は彼と共に、儒学者の盧植に師事していた。この時、父の劉元起は自分の息子のみならず、大器と評価した劉備にも同等の学資を与えて援助したという。
小説『三国志演義』では、劉元起は史実に近い形で劉備を援助していたこととなっているが(第1回)、劉徳然の名は登場しない。