加太駅 (和歌山県)
和歌山県和歌山市にある南海電気鉄道の駅
加太駅(かだえき)は、和歌山県和歌山市加太にある[1][2][4]、南海電気鉄道加太線の駅で同線の終着駅である[1][3]。駅番号はNK44-7[4]。
加太駅 | |
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駅舎(2018年12月) | |
かだ KADA | |
◄NK44-6 磯ノ浦 (2.5 km) | |
所在地 | 和歌山県和歌山市加太1038番地1 |
駅番号 | NK 44-7 |
所属事業者 | 南海電気鉄道 |
所属路線 | ■加太線 |
キロ程 |
9.6km(紀ノ川起点) 和歌山市から12.2 km |
電報略号 | カタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 頭端式 2面2線[1] |
乗降人員 -統計年度- |
[利用客数 1]462人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1912年(明治45年)6月16日[2][3] |
南海電鉄及び和歌山県最西端の駅であり、近畿地方および本州の大手私鉄で最西端に位置する駅である[3][注 1][注 2][注 3]。
歴史
編集駅構造
編集櫛形2面2線のホームを持つ地上駅である[1]。駅舎手前の1番ホームと、その北西側の2番ホームとがある。 夜間滞泊も行っている。南海の支線の終点で夜間留置があるのは当駅のみである。駅長配置駅となっており、加太線の各駅を管轄している。
駅舎は加太線開業時以来のもので[1][2]、レンガ造りの基礎をはじめ洋風の外観は大きく変わってはいない[2][10]。 ホームの上屋支柱には開業時のレールが再利用されている[1][10]。
のりば
編集のりば | 路線 | 行先[11] | 備考 |
---|---|---|---|
1・2 | 加太線 | なんば・関西空港・和歌山市方面 | 2番のりばは早朝の一部列車のみ |
- 2番ホームを使用するのは早朝5時台・6時台と平日の21時台にそれぞれ1本ずつ、合計2本(平日は3本)のみとなっており、ほぼすべての列車が1番ホームを使用する。
利用状況
編集2020年(令和2年)度の調査結果では、1日あたりの平均乗降人員は462人[利用客数 1]。
長期にわたり利用者数は減少傾向にあったが、近年は「加太さかな線プロジェクト」などの路線振興策も奏功し[1][3][12]、横ばいとなっている。
近年の1日あたり平均乗降人員は下記のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
順位 | 出典 |
---|---|---|---|
1980年(昭和55年) | 3,262 | [和歌山県統計 1] | |
1985年(昭和60年) | 2,641 | [和歌山県統計 1] | |
1990年(平成 | 2年)2,186 | [和歌山県統計 1] | |
1995年(平成 | 7年)1,674 | [和歌山県統計 1] | |
2000年(平成12年) | 1,261 | [和歌山県統計 1] | |
2001年(平成13年) | 1,172 | [和歌山県統計 1] | |
2002年(平成14年) | 1,090 | [和歌山県統計 1] | |
2003年(平成15年) | 1,021 | [和歌山県統計 1] | |
2004年(平成16年) | 956 | [和歌山県統計 1] | |
2005年(平成17年) | 904 | [和歌山県統計 1] | |
2006年(平成18年) | 866 | [和歌山県統計 1] | |
2007年(平成19年) | 852 | [和歌山県統計 1] | |
2008年(平成20年) | 815 | [和歌山県統計 1] | |
2009年(平成21年) | 760 | [和歌山県統計 1] | |
2010年(平成22年) | 724 | [和歌山県統計 1] | |
2011年(平成23年) | 679 | [和歌山県統計 1] | |
2012年(平成24年) | 713 | [和歌山県統計 1] | |
2013年(平成25年) | 721 | [和歌山県統計 1] | |
2014年(平成26年) | 688 | [和歌山県統計 1] | |
2015年(平成27年) | 720 | [和歌山県統計 1] | |
2016年(平成28年) | 781 | [和歌山県統計 1] | |
2017年(平成29年) | 767 | [和歌山県統計 1] | |
2018年(平成30年) | 717 | [利用客数 1][和歌山県統計 1] | |
2019年(令和元年) | 660 | 78位 | [利用客数 1][和歌山県統計 1] |
2020年(令和 | 2年)462 | 79位 | [利用客数 1] |
2021年(令和 3年) | 488 | 79位 | [13] |
駅周辺
編集駅周辺にはタクシー乗り場やバス停がある。
バス路線
編集- 和歌山市デマンド型乗合タクシー 加太地区[14]
- 大川系統(大川 - 加太駅 - 松源前)
- 淡嶋神社系統(淡嶋神社 - 加太駅 - 松源前)
- サニータウン系統(サニータウン自治会館 - 加太駅 - 松源前)
上記路線が各4往復運行されている。
以前は以下の停留所が存在したが、2016年4月1日、路線系統と共に廃止された[15]。
- 和歌山バス
- 加太駅前停留所(74系統深山線)
隣の駅
編集- 南海電気鉄道
- 加太線
- 磯ノ浦駅 (NK44-6) - 加太駅 (NK44-7)
脚注
編集注釈
編集出典
編集本文中の出典
編集- ^ a b c d e f g h 鼠入昌史『終着駅巡礼』イカロス出版、2016年12月25日、88頁。ISBN 978-4-8022-0259-6。
- ^ a b c d e 杉崎行恭『旅鉄BOOKS 025 木造駅舎紀行200選』山と渓谷社、2020年3月10日、108頁。ISBN 978-4-635-82209-1。
- ^ a b c 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI”. p. 64-65. 2021年8月14日閲覧。
- ^ a b c d e 今尾恵介 (監修)『日本鉄道旅行地図帳 8号 関西1』新潮社、2008年12月18日、36頁。ISBN 978-4-10-790026-5。
- ^ “南海加太線が100周年 - 記念入場券に記念ヘッドマーク列車の運行も”. マイナビニュース (2012年6月6日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ 亀位匡宏 (2005年10月). “南海加太線むかしむかし”. 和歌山社会経済研究所. 2021年8月14日閲覧。
- ^ “南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ a b 紀州近代化遺産めぐり 「南海加太線 加太駅舎」 (和歌山県建築士会)、2021年8月14日閲覧
- ^ “加太駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “【ビジネスの裏側】「駅長たま」に続け、南海・加太線が「めでたいでんしゃ」で快走”. 産経ニュース. (2017年5月16日) 2022年1月8日閲覧。
- ^ ハンドブック南海2022年度版 (PDF)
- ^ “加太地区本格運行計画” (PDF). 和歌山市. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 路線廃止のお知らせ(深山線74系統 南海和歌山市駅~古屋~つつじが丘3丁目~深山) - ウェイバックマシン(2016年5月9日アーカイブ分)、2021年8月14日閲覧
利用状況の出典
編集- 和歌山県公共交通機関等資料集
- 南海電気鉄道の1日平均利用客数
関連項目
編集- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
- 加太駅 (三重県) - 同形異音語(「かぶと」と読む)の駅。
外部リンク
編集- 加太駅 - 南海電気鉄道
- ゆるっと×ふわっと 紀州加太 - 南海電気鉄道(当駅周辺の観光情報サイト)