加藤勝信

日本の政治家

加藤 勝信(かとう かつのぶ、1955年11月22日[1] - )は、日本政治家大蔵官僚。旧姓:室崎(むろさき)。自由民主党所属の衆議院議員(6期)、厚生労働大臣(第22代)、働き方改革担当大臣

加藤 勝信
かとう かつのぶ
Katsunobu Katō.jpg
近影
生年月日 (1955-11-22) 1955年11月22日(64歳)
出生地 日本の旗 日本東京都
出身校 東京大学経済学部卒業
前職 国家公務員大蔵省
加藤六月衆議院議員秘書
川崎医療福祉大学客員教授
所属政党無所属→)
自由民主党竹下派
称号 経済学士(東京大学・1979年
親族 室崎勝造(祖父
加藤六月岳父
加藤武徳義伯父
公式サイト 衆議院議員 加藤 勝信

内閣 第4次安倍第2次改造内閣
在任期間 2019年9月11日 - 現職

日本の旗 第19-20代 厚生労働大臣
内閣府特命担当大臣拉致問題
内閣 第3次安倍第3次改造内閣
第4次安倍内閣
在任期間 2017年8月3日 - 2018年10月2日

内閣 第3次安倍第1次改造内閣
第3次安倍第2次改造内閣
在任期間 2015年10月7日 - 2017年8月3日

選挙区比例中国ブロック→)
岡山5区
当選回数 6回
在任期間 2003年11月10日 - 現職
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内閣府大臣政務官第1次安倍改造内閣福田康夫内閣)、自由民主党総裁特別補佐、川崎医療福祉大学客員教授内閣官房副長官第2次安倍内閣)、内閣人事局長内閣府特命担当大臣少子化対策男女共同参画)及び一億総活躍担当女性活躍担当再チャレンジ担当休眠預金活用担当厚生労働大臣第19代第20代)、内閣府特命担当大臣拉致問題)及び働き方改革担当大臣自由民主党総務会長(第56代)、自由民主党岡山県連会長などを歴任。

来歴編集

生い立ち編集

東京都出身[2]。父・室崎勝聰は日野自動車工業社員(のち取締役副社長)。東京都立大泉高等学校東京大学経済学部を卒業後、1979年大蔵省入省。倉吉税務署署長、主計局主査(労働予算担当)、主計局主査(防衛予算担当)等、本省勤務の他、農林水産大臣秘書官を務める[1]農水大臣だった加藤六月の娘に婿入りし加藤に改姓[3]1995年大蔵省大臣官房企画官を最後に退官。退官後は六月の秘書を務める[1]

衆議院議員編集

1998年第18回参議院議員通常選挙岡山県選挙区(定数2[4])から無所属で出馬したが、得票数4位で落選(岡山県選挙区からは江田五月、妻の従兄弟にあたる加藤紀文が選出)。2000年第42回衆議院議員総選挙自由民主党から比例中国ブロック単独7位で出馬したが、再び落選。なおこの時、当初は義父・加藤六月の地盤であった岡山5区から民主党の公認を受けての出馬を模索していたが、直前で岡山県選出の橋本龍太郎元首相の誘いを受け[要出典]、自民党に鞍替えした(岡山4区で橋本のライバルだった義父・加藤六月は出馬せず、引退)。その後、川崎医療福祉大学客員教授に就任[1]

2003年第43回衆議院議員総選挙では、比例中国ブロック単独3位で自民党から出馬し、初当選。当選後は橋本龍太郎が会長を務める平成研究会に入会する[要出典]2005年第44回衆議院議員総選挙では再度岡山5区からの出馬を党本部に強く希望した[要出典]ものの、党本部は村田吉隆を公認。加藤に対しては郵政民営化法案に反対した平沼赳夫の選出選挙区である岡山3区からの出馬を要請した[5]が、加藤はこれを拒否し、無所属での出馬を表明した[5]。しかし、共倒れを危惧した党本部が仲裁に入り、コスタリカ方式による出馬で決着させて保守分裂選挙を回避し[5]、村田、加藤のいずれも当選した。2007年第1次安倍改造内閣内閣府大臣政務官経済財政防災食品安全地方分権改革地方都市格差是正、道州制の担当[6])に任命され、福田康夫内閣でも再任(一部、役職の地方・都市格差是正担当は地方再生担当[7]へと変更)。

2009年第45回衆議院議員総選挙では、前職の村田吉隆が比例中国ブロックに回り、加藤は岡山5区から出馬。投開票の結果、加藤は民主党新人の花咲宏基を下し3選(花咲も比例復活)。

自民党政権奪還後編集

2012年9月の自由民主党総裁選挙では安倍晋三の推薦人に名を連ねた[8][要出典]。その後、総裁に選出された安倍の下で政調会長への起用が有力視されていたが、最終的に総裁特別補佐及び自民党報道局長に就任した。同年12月の第46回衆議院議員総選挙で4選。選挙後に発足した第2次安倍内閣では、額賀派所属ながら内閣官房副長官に起用され、2014年5月には内閣人事局発足に伴い初代内閣人事局長に任命された。同年12月、第47回衆議院議員総選挙で5選。

2015年(平成27年)10月7日に発足した第3次安倍第1次改造内閣内閣府特命担当大臣少子化対策男女共同参画)及び一億総活躍担当女性活躍担当再チャレンジ担当拉致問題担当国土強靱化担当として初入閣[9][10]

2016年(平成28年)8月3日に発足した第3次安倍第2次改造内閣で、新たに設けられた働き方改革の担当大臣を兼任。12月9日、新設された休眠預金活用の担当大臣を兼任[11]

2017年8月3日第3次安倍第3次改造内閣において、横滑りで厚生労働大臣に就任。引き続き、働き方改革および拉致問題担当大臣にも任命された。同年10月、第48回衆議院議員総選挙で6選。第4次安倍内閣では留任し、2018年10月の内閣改造のタイミングで一旦は自由民主党総務会長に就任する[12]も、2019年9月の第4次安倍第2次改造内閣厚生労働大臣および働き方改革担当大臣に再登板した[13]

年譜編集

政策編集

  • 選択的夫婦別姓制度の導入に反対[15]
  • 受動喫煙防止を目的に飲食店を全面禁煙とする健康増進法改正案について「事業継続に影響を与える」として反対[16][17]
  • 憲法改正に賛成
  • 原発は日本に必要
  • 女性活躍推進に積極的

発言編集

2015年、自民党の勉強会「文化芸術懇話会」において論争となる発言をした百田尚樹の講演について、「意見は拝聴に値する」と述べた[18]

2020年、自らの責任で策定した新型コロナウイルスの検査基準に従った多くの日本人が死亡したことについて、「相談する側の目安で4日以上、平熱以上が続く場合は必ず相談するようにと申し上げてきたが、相談や診療を受ける側の基準のように思われてきた。われわれから見れば誤解だ」と発言した。 また、東京都の死者数が保健所の報告漏れにより5月10日時点で19人から171人に大幅修正された件について国会答弁で追及された際、「知らない」と答えた。[19]

著作編集

  • 室崎勝信「『旅具通関』とは?」『ファイナンス』21巻10号、大蔵省1986年1月、84-85頁。ISSN 0448-6072

親族編集

家族構成は妻と娘4人。[20]室崎商店社長であった祖父・室崎勝造は漁業水産物缶詰加工業窯業冷凍倉庫業を手掛けた他、島根県議会では議長も務め、実業界や政界で活躍した[21]・室崎勝聰も日野自動車工業副社長を務めた[要出典]

国土庁長官北海道開発庁長官農林水産大臣を務めた元衆議院議員加藤六月は岳父[22]。妻の親である加藤六月の「娘に官僚の婿を迎えたい」とする意向により現在の妻の姉加藤康子((一財)産業遺産国民会議専務理事)と婚約していたが、康子は一方的に婚約を破棄した上でハーバード大学へ留学に出てしまい、妹と婚約・結婚することとなった。 この加藤家との縁により、自治大臣国家公安委員会委員長、北海道開発庁長官、岡山県知事参議院議員を務めた加藤武徳は、妻の伯父にあたり、武徳の息子で元参議院議員加藤紀文は義理の従兄弟。

所属団体・議員連盟編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d プロフィール | 衆議院議員 加藤 勝信
  2. ^ 第3次安倍第2次改造内閣 閣僚等名簿 一億総活躍担当 加藤勝信(かとうかつのぶ)”. 首相官邸. 2016年11月28日閲覧。
  3. ^ 「週刊新潮」2015年5月21日菖蒲月増大号
  4. ^ 第19回参議院議員通常選挙より定数1。
  5. ^ a b c “加藤氏が一転比例に 岡山5区はコスタリカ方式”. 共同通信社. 47NEWS. (2005年8月29日). http://www.47news.jp/CN/200508/CN2005082901003330.html 2012年10月10日閲覧。 
  6. ^ 内閣府大臣政務官に就任 2007年8月30日 衆議院議員 加藤 勝信
  7. ^ かつのぶ通信 2007年10月号
  8. ^ 自民総裁選、安倍候補の推薦人一覧日経電子版2012/9/14付
  9. ^ 第3次安倍改造内閣 閣僚等名簿”. 首相官邸ホームページ. 内閣官房 (2015年10月7日). 2015年10月8日閲覧。
  10. ^ 【第3次安倍改造内閣】憲法改正へ「国民的議論を深める」 拉致、普天間…にじむ解決への決意”. 産経ニュース. 株式会社産経デジタル (2015年10月8日). 2015年10月8日閲覧。
  11. ^ 休眠預金活用で準備室 担当閣僚に一億総活躍相
  12. ^ “総務会長加藤勝信氏、選対委員長に甘利明氏 二階俊博、岸田文雄両氏は再任”. 産経新聞. (2018年10月2日). https://www.sankei.com/politics/news/181002/plt1810020014-n1.html 2018年10月5日閲覧。 
  13. ^ “【第4次安倍再改造内閣】加藤前厚労相が再登板‐社会保障「しっかり議論」”. 薬事日報. (2019年9月18日). https://www.yakuji.co.jp/entry74423.html 2020年2月5日閲覧。 
  14. ^ 「初代内閣人事局長に加藤官房副長官 政治主導鮮明に 」日本経済新聞2014/5/20
  15. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  16. ^ 加藤大臣会見概要 - 厚生労働省” (2018年3月9日). 2018年7月14日閲覧。
  17. ^ “受動喫煙対策は不十分/健康増進法改定案 武田議員が質問”. しんぶん赤旗 (日本共産党). (2018年7月5日). http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-07-05/2018070502_04_1.html 2018年7月14日閲覧。 
  18. ^ 「報道圧力:野党なお追及の構え 谷垣氏謝罪に納得せず」、毎日新聞、2015年6月28日 Archived 2015年6月30日, at the Wayback Machine.
  19. ^ 新型コロナ 厚労相「知らない」で議場騒然 都の死者数「19人」→「171人」 毎日新聞2020年5月11日
  20. ^ 「プロフィール | 衆議院議員 加藤 勝信 | 」
  21. ^ 「浜田の水産――命運握る」『<6>浜田の水産 命運握る : 回顧2011 : 企画・連載 : 島根 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)読売新聞2011年12月27日[リンク切れ]
  22. ^ 「週刊新潮」2015年5月21日菖蒲月増大号
  23. ^ 適菜収・森功・山田厚史・別冊宝島編集部他『「アベ友」トンデモ列伝』宝島社 pp151『究極の肩書き「首相の幼馴染み」内閣官房参与「加藤康子」女史と怪しいブレーンたちの来歴』 
  24. ^ 「自民勉強会発言――安保国会新たな火種」『毎日新聞』50135号、14新版、毎日新聞東京本社2015年6月27日、3面。

外部リンク編集

公職
先代:
塩崎恭久
根本匠
  厚生労働大臣
第19・20代:2017年 - 2018年
第22代:2019年 -
次代:
根本匠
現職
先代:
創設
  特命担当大臣拉致問題
初・第2代:2017年 - 2018年
次代:
拉致問題担当大臣
先代:
有村治子
  特命担当大臣少子化対策
第17代:2015年 - 2017年
次代:
松山政司
先代:
有村治子
  特命担当大臣男女共同参画
第22代:2015年 - 2017年
次代:
松山政司
先代:
斎藤勁
  内閣官房副長官(政務担当・衆議院)
2012年 - 2015年
次代:
萩生田光一
先代:
岡下信子
田村耕太郎
谷本龍哉
  内閣府大臣政務官
戸井田徹
西村明宏と共同

2007年 - 2008年
次代:
宇野治
並木正芳
松浪健太
党職
先代:
竹下亘
自由民主党総務会長
第56代:2018年 - 2019年
次代:
鈴木俊一
先代:
逢沢一郎
自由民主党総裁特別補佐
第3代:2012年
次代:
萩生田光一