加計呂麻島
鹿児島県、奄美群島の島
加計呂麻島(かけろまじま)は、奄美群島内の島で、鹿児島県大島郡瀬戸内町に属する。
加計呂麻島 | |
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![]() 2013年撮影 | |
所在地 |
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所在海域 | 東シナ海・太平洋 |
所属諸島 | 奄美群島 |
座標 | 北緯28度07分29秒 東経129度14分41秒 / 北緯28.12472度 東経129.24472度座標: 北緯28度07分29秒 東経129度14分41秒 / 北緯28.12472度 東経129.24472度 |
面積 | 77.25 km² |
海岸線長 | 147.5 km |
最高標高 | 326 m |
最高峰 | 加崎岳(かさきだけ) |
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奄美群島(薩南諸島南部)
地理編集
経済編集
島内には4局の郵便局が存在する。いずれも特定郵便局である。
- 諸鈍郵便局
- 西阿室郵便局
- 実久郵便局
- 押角郵便局
産業編集
歴史編集
人口編集
加計呂麻島の人口推移 1955-2010 |
「瀬戸内町のあらまし - 瀬戸内町」より |
交通編集
- 航路
- 加計呂麻島東部の生間(いけんま)、中央部の瀬相(せそう)と奄美大島・古仁屋(こにや)との間に瀬戸内町営「フェリーかけろま」が定期便として就航している[4]。乗用車も利用できるが、積載台数に限りがあるので、予約が望ましい。奄美空港からしまバスで古仁屋港に来るには名瀬で乗り継ぎとなる。
- 古仁屋港には「海上タクシー」が待機しており利用可能。加計呂麻島から利用する場合は、電話で古仁屋から呼ぶことになる[5]。
- 定期バス
- 加計呂麻バスがフェリーの発着に接続する形で生間港および、瀬相港から島内の各集落へと毎日1便-4便運行している[6]。
- 瀬相 - 実久線
- 瀬相 - 西阿室線
- 瀬相 - 阿多地線
- 瀬相 - 佐知克線
- 瀬相 - 押角 - 生間線
- 瀬相 - 秋徳 - 生間線
- 生間 - 徳浜線
- レンタカー
レンタカーは生間港および瀬相港付近で業者が営業している。
- 架橋構想
奄美大島と加計呂麻島の間に橋を架ける構想が存在する。しかしながら、台風の常襲地帯であり橋のかなりの強化が必要であること、海峡の水深が深く橋脚関連の工事が難しいこと、台風時に大型船舶の避泊地になっていることから橋の水面上位置をかなり高くする必要があることなどから、建設に多額の費用を要すると見込まれ、経済効果の大きさに見合わないとして着工に至っていない[7]。
観光地編集
祭り編集
ロケ地編集
- 加計呂麻島は寅さんシリーズ第48作目(最終話)であり、渥美清の遺作ともなった映画の舞台となった。島内には、ロケ地記念碑が6箇所(瀬相、諸鈍、於斉、スリ浜、徳浜、勢里)に設置されている。また加計呂麻島に渡る古仁屋港(奄美大島)にも設置されている。
加計呂麻島出身の人物編集
脚注編集
- ^ “平成26年 全国都道府県市区町村別面積調 島面積 (PDF)”. 国土地理院 (2014年10月1日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ 琉球新報 沖縄コンパクト事典
- ^ “世帯数 男 女 計 本島 加計呂麻島 与路島 請島 (PDF)”. 瀬戸内町 (2017年9月). 2017年10月10日閲覧。
- ^ “交通アクセス” (日本語). 瀬戸内町. 2014年2月23日閲覧。
- ^ 蔵満逸司、「海上タクシー(加計呂麻島)」『奄美まるごと百科』、鹿児島、南方新社、2003年、pp194-197。ISBN 4-931376-98-3
- ^ “時刻表” (日本語). 加計呂麻バス有限会社. 2014年2月23日閲覧。
- ^ 日本財団図書館 奄美大島群島の海上交通ネットワークシステムの確立に関する調査研究ー報告書ー