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経歴編集

小学校時代より内外の推理小説を読む。特に横溝正史ジョン・ディクスン・カーの作品を愛読している[1]1999年鮎川哲也編集長をつとめる素人投稿アンソロジー本格推理14』に、会社勤めのかたわら田辺正幸名義で投稿した「わが友アンリ」が採用され掲載される。その後、本格推理シリーズには「暗号名『マトリョーシュカ』」「『樽の木荘』の悲劇」の2編が採用されている。2002年光文社新人発掘企画KAPPA-ONE登龍門」の第一期として、二階堂黎人推薦を受け『双月城の惨劇』で本格的に小説家デビュー。

シャルル・ベルトランシリーズ編集

パリ警察が誇る名予審判事、シャルル・ベルトランが残忍で狡猾な犯人の巧妙で複雑怪奇なトリックを解き明かしていく本格推理小説シリーズ。物語は、ベルトランの甥であり助手兼伝記作家であるパトリック・スミスの視点で展開する。

主な登場人物編集

シャルル・ベルトラン
パリ警視庁、セーヌ地区の予審判事。悪人に対する非情なる断罪から『人狩り紳士』と恐れられ、その名をパリの街に轟かせる。戦争で数々の武勲をたてた英雄でもある。また彼の多大な功績はたびたび新聞に掲載され、その独特の風貌はメフィストテレスの再来と評される。
パトリック・スミス
この物語の語り手であり、ベルトランの助手兼伝記作家。ベルトランをこの上なく信じており、時にはベルトランを悪の魔の手から救ったこともある、勇気をそなえた好青年。
メアリー・ケリイ
パトリックの奥さんで、ある事件を通して彼と結婚した。
テッド
パトリックとメアリーの息子。

作品リスト編集

シャルル・ベルトランシリーズ編集

  • 双月城の惨劇(2002年4月 光文社カッパ・ノベルス / 2006年12月 光文社文庫)
  • 監獄島(2004年8月 光文社カッパ・ノベルス【上・下】 / 2012年5月 光文社文庫)
  • 風果つる館の殺人(2006年8月 光文社カッパ・ノベルス)
  • 縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿(2011年3月 講談社ノベルス
    • 【収録作品】縛り首の塔の館 / 人狼の影 / 白魔の囁き / 吸血鬼の塔 / 妖女の島

未収録短編編集

  • わが友アンリ(1999年6月 『本格推理14 密室の数学者たち』収録)
  • 暗号名「マトリョーシュカ」(2001年3月 『新・本格推理01 モルグ街の住人たち』収録)
  • 「樽の木荘」の悲劇(2002年3月 『新・本格推理02 黄色い部屋の殺人者』収録)
  • 凍夜に死す 鬼面警部満州時代の未発表の事件(2003年6月 『ジャーロ 2003年夏号』収録)
  • 鉄路に消えた断頭吏(2006年11月 『密室と奇跡』収録)
  • 運河通りの少年(2008年3月 『ジャーロ 2008年春号』収録)
  • 聖アレキサンドラ寺院の惨劇(2009年3月 『新・本格推理 特別編 不可能犯罪の饗宴』収録)
  • 『首吊り判事』邸の奇妙な犯罪(2009年6月 『不可能犯罪コレクション』収録)
  • ジェフ・マールの追想(2011年6月 『密室晩餐会』収録)

脚注編集