勝島
勝島(かつしま)は、東京都品川区にある人工島であり、同区の地名である。埋立地名は京浜第1区埋立地。ただし陸続きになっている。現行行政地名は勝島一丁目から勝島三丁目。郵便番号は140-0012[2]。
勝島 | |
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大井競馬場正門 | |
北緯35度35分37.96秒 東経139度44分39.91秒 / 北緯35.5938778度 東経139.7444194度 | |
国 |
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都道府県 |
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特別区 |
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地域 | 大井地域 |
人口 | |
• 合計 | 5,810人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
140-0012[2] |
市外局番 | 03[3] |
ナンバープレート | 品川 |
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地理 編集
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1974年当時の勝島一帯。西側は勝島運河となっており「島」になっていた。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
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1989年当時の勝島一帯。勝島運河の一部が埋め立てられ、しながわ区民公園ができているのが分かる。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
品川区の南東部に位置する。地域北部から北西部は勝島運河に接し、これを境に品川区東大井に接する。地域東部は京浜運河に接し、これを境に品川区八潮に接する。地域南部は勝島南運河に接し、これを境に大田区平和島になる。地域西部は品川区南大井に接する。
地域中央付近を東西に競馬場通りが通っている。地域西部を南北に海岸通りが通っている。また、海岸通り上には首都高速1号羽田線が通っており、当地域内に勝島出入口がある。東部沿いの京浜運河上には東京モノレール羽田空港線が通っており、当地には大井競馬場前駅がある。
地域北部の東大井とは鮫洲橋で、地域東部の八潮とは勝島橋でそれぞれ繋がっている。地域西部の南大井とはかつては新浜川橋で繋がっていたが、1987年に運河の一部を埋め立てて勝島三丁目として造成し陸続きとなっている。
当地域は地域北部の一丁目は倉庫や各企業の流通センター、集合住宅となっている。地域南部の二丁目は一帯が大井競馬場と関連諸施設となっている。地域西部の三丁目はかつてあった勝島運河の一部を埋め立てて作られた公園など(品川区立しながわ区民公園)となっている。
歴史 編集
地名の由来 編集
当地の埋め立ては1939年に開始され、日中戦争に「勝つように」という当時の人々の思いからこの人工島の名前を「勝島」と命名した。
住居表示実施前後の町名の変遷 編集
実施後 | 実施年月日 | 実施前(特記なければ各町丁ともその一部) |
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勝島一丁目 | 1964年1月1日 | 東大崎2・3・5、東大崎1・4、西品川1、北品川3、西大崎1 |
勝島二丁目 | 東大崎2・3・5、東大崎1・4、西品川1、北品川3、西大崎1 | |
勝島三丁目 | 1982年2月1日 | 東大崎2・3・5、東大崎1・4、西品川1、北品川3、西大崎1 |
年表 編集
世帯数と人口 編集
2021年(令和3年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
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勝島一丁目 | 2,291世帯 | 5,624人 |
勝島二丁目 | 154世帯 | 186人 |
計 | 2,445世帯 | 5,810人 |
小・中学校の学区 編集
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[4]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
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勝島一丁目 | 全域 | 品川区立浜川小学校 | 品川区立鈴ヶ森中学校(2019年度入転学) 品川区立浜川中学校(2020年度入転学) |
勝島二丁目 | 全域 | ||
勝島三丁目 | 全域 |
主な施設 編集
勝島一丁目 編集
勝島二丁目 編集
勝島三丁目 編集
交通 編集
当地域における鉄道駅として、東京モノレール羽田空港線大井競馬場前駅がある。他に、品川駅からの都営バスの路線の利用もある。また、地域西部方向にある京急本線立会川駅の利用も可能である。大井競馬場、しながわ区民公園へは大森駅、大井町駅などからの送迎バスの利用もできる。