北エーゲ
北エーゲ(ギリシア語: Βόρειο Αιγαίο / Vório Egéo)は、ギリシャ共和国の広域自治体であるペリフェリア(地方)の一つ。エーゲ海北東部に浮かぶ諸島から構成される。首府はレスヴォス島(レスボス島)のミティリーニ。
北エーゲ地方 Περιφέρεια Βορείου Αιγαίου | |
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国 | ギリシャ |
首府 | ミティリーニ |
所属県 |
リムノス県 ヒオス県 レスヴォス県 サモス県 イカリア県 |
知事 | Νάσος Γιακαλής |
人口 | 208,151人 (2005年現在) |
面積 | 3,836 km² (1,481 sq.mi.) |
人口密度 | 54人/km² (141人/sq.mi.) |
公式サイト | www.northaegean.gr |
地理 編集
位置 編集
行政区画である北エーゲ地方(Περιφέρεια Βορείου Αιγαίου)は、エーゲ海の北東部に位置し、北東エーゲ海諸島(Νησιά του βορειοανατολικού Αιγαίου)とも呼ばれる島々の大部分を占める。ギリシャ共和国の「地理的な地方」としての「エーゲ海諸島」の北半部にあたり、南半部は南エーゲ地方となっている。
主要な島としては、北から
がある。ペリフェリア最大の島であるレスボス島は、クレタ島・エヴィア島に次いでギリシャ3位の面積を持つ島である。
主要な都市 編集
- ミティリーネ(レスヴォス県レスヴォス市) - 27,247
- ヒオス(ヒオス県ヒオス市) - 23,779
歴史 編集
この地域が近代ギリシャの版図に入ったのは1913年、バルカン戦争によってである。
1987年の地方行政改革により、従来の「地理的な地方」に代わる行政区画として13の「ペリフェリア」(地方)が設置された。このとき、従来の「エーゲ海諸島」が分割され、北エーゲ地方が設立された。ペリフェリアは2010年の地方行政改革(カリクラティス改革)によって自治権が拡充され、公選制の知事と議会を持つ広域自治体となった。
行政区画 編集
県 編集
北エーゲ地方は、以下の5つの行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)から構成されている。
2010年の地方制度改革(カリクラティス改革)以前は、自治体としての県(ノモス)が3つ置かれていた(ヒオス・レスヴォス・サモス)。2011年1月1日にノモスが廃止されて行政区となった。このとき、レスヴォス県からリムノス県、サモス県からイカリア県が分けられ、行政区は5つとなっている。
行政区名 | 綴り | 政庁所在地 | 面積 Km² | 人口 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | リムノス | Λήμνος Limnos |
- | 477 | 18,475 |
2 | レスヴォス | Λέσβος Lesbos |
ミティリーニ | 1,677 | 90,643 |
3 | ヒオス (キオス) |
Χίος Chios |
ヒオス | 904 | 53,408 |
4 | サモス | Σάμος Samos |
ヴァティ | 477 | 33,814 |
5 | イカリア | Ικαρία Ikaria |
- | 301 | 9,781 |
市 編集
北エーゲ地方には、基礎自治体である市(ディモス)が9ある。