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北ドイツ福音ルター派教会

北ドイツ福音ルター派教会
Karte der Evangelisch-lutherischen Kirche in Norddeutschland
基礎データ
面積: 40.227 km² [1]
指導教職者: 州教会監督ゲルハルト・ウルリヒ
州教会事務局: キール
支所シュヴェリーン
加盟教会組織: VELKD
EKD
ÖRK
LWB
客員資格で加盟UEK
教区
(Sprengel) :
3
教会地区
(Kirchenkreis):
13
教会共同体
(Kirchengemeinde):
1.045[1]
教会員数
(Gemeindeglieder):
2.231.298 (2012)
全州民における
教会員比率:
≈ 36,2 %
公式サイト: www.nordkirche.de

北ドイツ福音ルター派教会 (ドイツ語: Evangelisch-Lutherische Kirche in Norddeutschland) は、2012年5月27日に、北ドイツにおいて設立された福音主義州教会の名称である。この州教会はノルト (Nord) 教会というも呼称を持つ。この州教会はノルトエルビエン福音ルター派教会 (NEK)、メクレンブルク福音ルター派州教会 (ELLM)、ポンメルン福音主義教会 (PEK)の統合によって設立された。

目次

歴史編集

2006年10月、ポンメルン州教会総会は長時間に及んだ討議の後、メクレンブルク州教会との統合、ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会 (EKBO)との連携を試みることを明らかにした。2007年2月に、ノルトエルビエン福音ルター派教会(NEK)がメクレンブルクとポンメルンの州教会にノルト(Nord)教会(北ドイツ福音ルター派教会)設立に関する会談を提案した。2007年3月17日、ポンメルン州教会はノルトエルビエン福音ルター派教会 (NEK)との別の形態を調べることを表明した。2007年3月31日、メクレンブルク州教会がPlau am Seeにおいて、ポンメルン州教会と同様に北部教会設立に関する協議に加わることを表明した。2007年6月14日、リューベックにおいて、教会統合を進める3教会合同の分科会が統合検討協議会を開始した。2007年11月26日、シュヴェリーンにおいて、州教会統合に関する協議が開始された。2008年4月28日、ラッツェブルクにおける会議の後、州教会指導部はノルト教会監督と教会事務局をリューベックに置くことを公表した[2]

2009年2月5日、3つの州教会の代表者によって、統合協定がラッツェブルク大聖堂で署名された[3]

2009年3月28日、ラッツェブルクとプラウ・アム・ゼー、ツュスーオーにおいて同時開催された3つの州教会総会が統合協定に賛成した(3分の2の賛成が必要)。ラッツェブルクにおけるノルトエルビエン福音ルター派教会 (NEK) 総会は128人中102人の賛成を得た。ツュスーオーにおけるポンメルン福音主義教会 (PEK) 総会は58人中44人の賛成、プラウ・アム・ゼーにおけるメクレンブルク福音ルター派州教会 (ELLM) 総会は56人中39人の賛成を得た [4]

統合協定締結後、3州教会の連合体が教会規則(教憲)を作成し、決定することになる。その連合体は公法上の社団である。さらに、合同した州教会執行部と教会規則(教憲)を制定する総会を形成することになる。2010年10月31日(宗教改革主日)に、その総会は統合に関する討議をおこなうことになっている。

2009年5月26日、北ドイツ福音ルター派教会 (VELKN) 設立を担う協議会がハンブルクで開催され、2012年1月1日とされていた教会統合予定日を2012年5月27日(聖霊降臨日)に変更することを決定した。新教会設立を教会の重要祝日と結びつけるためにこの日が選ばれたのである。3つの州教会のメンバーたちは関係を持つために、テーマを掲げた学習会と交流会を開催することになっている。さらに、神学、教会規則、教会財政、執行体制、業務、および拠点移動に関するテーマを持った10の作業グループが作られる[5]。 その執行部の議長はゲルハルト・ウルリヒであり、ハンス=ユルゲン・アプローマイトが第1副議長、アンドレアス・ファン・マルツァーンが第2副議長に選出された。

2010年9月17日と18日に開催されたルートヴィヒスルストでの教会指導部の討議において、教憲制定総会に向けた提案が作成された。さらに教会指導部はノルト(北)福音主義教会という名称を提示した。なおその時点で北ドイツ福音ルター派教会という名称も言及されていた。当時の教憲草案には129の条項が有り、施行規則も協議された。

 
州教会監督
ゲルハルト・ウルリヒ(2009)

2010年10月29日から31日まで第1回教憲制定総会がトラフェミュンデで開催された。そこで教憲草案に関する最初の討議がおこなわれた。教憲第一次案を多数決で承認した。総会での激しい議論の後、総会代議員たちは北ドイツ福音ルター派教会という名称も多数決で決定した。その後、2011年夏までに教会指導部と諸集団において教憲に対する承認を得るために準備を開始することになった。計画通り、2012年の聖霊降臨日にこの統合が実施され、ドイツ福音主義教会内において5番目の規模を持つ州教会が設立された。

設立編集

新しい教会は、3階層で構成される。それは州教会 (Landeskirche)、教会地区 (kirchenkreise)、教会共同体 (Kirchengemeinde) である。州教会は、その各階層で公法人上の社団の資格を有する。州教会は、運営に関する規定、財政規定、および法人定款規定に基づく規則を持つ。

州教会監督 (Landesbischof) の在住地はシュヴェリーンであり、州教会事務局の所在地はキールになる。この統合される教会は州教会という最上階層において、共に責任を担う総会、州教会執行部、教区に置かれる州教会監督によって運営される。教区に置かれる監督はシュレースヴィヒ、ハンブルク、グライフスヴァルトに所在地を持つ[6]

従来のメクレンブルク福音ルター派州教会の管轄地域において、メクレンブルク教会地区 (kirchenkreise) が以前あった権限を継承して設立される。従来のポンメルン福音主義教会の管轄地域において、ポンメルン教会地区 (kirchenkreise) が以前あった権限を継承して設立される。

州教会の管轄地域編集

 
聖ニコライ大聖堂(グライフスヴァルト)

州教会監督ゲルハルト・ウルリヒの下で、州教会の管轄地域として3つの教区、メクレンブルク、ポンメルン教区、ハンブルク、リューベック教区、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン教区に分けられる。それぞれの教区には監督と呼ばれる指導的聖職者が存在している。州教会教憲の規定とは異なって、メクレンブルク、ポンメルン教区は2015年現在まだ2人の監督がいる。通例、教会地区は一人の地区長によって管轄されている。規模の大きな教会地区において、特例として教区監督と州教会事務局の許可を得て複数の地区長によって教会地区は管轄される。

 
聖ミヒャエル教会(ハンブルク)
 
聖ペトリ大聖堂(シュレースヴィヒ)

加盟組織編集

北ドイツ福音ルター派教会はドイツ福音主義教会 (EKD)、ドイツ合同福音ルター派教会 (VELKD) に加盟する。同時にエキュメニカル教会評議会 (ÖRK)、ルター派世界連盟 (LWB)、欧州教会協議会 (KEK) と欧州福音主義教会連合(GEKE)にも加盟する。 ポンメルン福音主義教会はこれまで福音主義合同教会 (UEK) へ加盟してきた。北ドイツ福音ルター派教会設立後もポンメルン教区だけは福音主義合同教会 (UEK)に加盟し続けることを求めたが、福音主義合同教会 (UEK)はこの部分加盟案を拒否した。同時に、ドイツ合同福音ルター派教会 (VELKD) も重複加盟は認められないとする見解を示していた。そのため、福音主義合同教会 (UEK)への加盟は断念し、北ドイツ福音ルター派教会全体が福音主義合同教会 (UEK)の客員教会になることに落ち着いた[7]。ポンメルン教会がルター派の信仰告白だけを持ち、ルター派世界連盟にも属している状況からこの決定が行われている。 ドイツ合同福音ルター派教会 (VELKD) の教会規則が北ドイツ福音ルター派教会全体に適用される。礼拝における各地方の伝統は礼拝式文において許容される。 この統合される教会は、ハンブルクメクレンブルク=フォアポンメルン州シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州政府所在地に常駐する神学的、あるいは法的に充分な見識を持つ教会代理人を選ぶ。

教会員編集

3つの州教会は全業務を北ドイツ福音ルター派教会に移し、一つの州教会に統合される。

州教会 面積 会員数 教区 教会地区 教会共同体
ノルトエルビエン 16.525 km² 2.109.960 2 27 595
メクレンブルク 15.473 km² 208.532 5 302
ポンメルン 8.686 km² 103.231 4 240

脚注編集

外部リンク編集