北九州市立美術館

北九州市にある美術館

北九州市立美術館(きたきゅうしゅうしりつびじゅつかん)は、北九州市にある美術館戸畑区に本館・アネックス、小倉北区リバーウォーク北九州内に分館がある。

北九州市立美術館
Kitakyushu Municipal Museum of Art
北九州市立美術館(本館)
地図
施設情報
事業主体 北九州市
延床面積 本館:7,864m2、アネックス:2,800m2
開館 1974年11月3日[1]
所在地 804-0024
福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21番1号
位置 北緯33度52分10.8秒 東経130度49分35.9秒 / 北緯33.869667度 東経130.826639度 / 33.869667; 130.826639
外部リンク 北九州市立美術館
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本館・アネックス 編集

1974年(昭和49年)竣工。建築家磯崎新の設計。磯崎はカテドラル(聖堂)をイメージして設計したという。二つの大きなヴォリュームがキャンティレバーとして、外観をつくる。シンメトリーの構成である。その外観から、「丘の上の双眼鏡」の愛称を持つ[2]。エントランスホールは三層吹抜である。主に印象派から現代アートを収蔵。また、九州大学国文学者田村専一の約1300点にも及ぶ浮世絵コレクションが、没後一括寄贈された。

1998年(平成10年)に公共建築百選に選ばれた。また、2006年(平成18年)公開の実写映画デスノート』の美術館のシーンで、内部が撮影に使われた。2012年(平成24年)11月には翌年公開の映画『図書館戦争』のロケが行われた[3]

なお老朽化が進んだことから、本館は2015年(平成27年)8月で休館、市民ギャラリーとして使われているアネックスは同年いっぱいで休館し大規模修繕工事を実施、2017年(平成29年)11月3日にリニューアルオープンした[2]。作品の保管・展示の為の館内の空調・温湿度管理設備の更新をメインに、バリアフリー対応も行われ、開会式には設計者の磯崎新も出席した[2]

交通アクセス 編集

路線バス 編集

いずれも西鉄バス北九州各営業所運行

小倉・黒崎方面から

  • 1番22番など乗車、七条下車後、美術館行のシャトルバス(無料)に乗換
  • 7番40番乗車、美術館口バス停下車後、徒歩またはシャトルバス乗換

戸畑駅から

  • 40番乗車、美術館口下車後、徒歩またはシャトルバス乗換

福岡方面から

なお、学校休校期間や企画展開催中などの土日に戸畑駅より臨時直行バスが運行される場合がある

自家用車 編集

主な収蔵作品 編集

開館以来、積極的に作品を購入して所蔵品を増やした。特に、絵画の価格が高騰したバブル期以降は、比較的安値な現代美術の若手の作品を中心に収集が行われている。結果的に評価が定まらない作品も多いが、草間弥生フランチェスコ・クレメンテ英語版など、購入後に評価を高めた芸術家の作品もある。375万円で購入したバスキアの『消防士』は、2019年現在100億円前後の値が付くものと考えられている[4]

など。

分館 編集

2003年平成15年)リバーウォーク北九州の核テナントのひとつとして開館。街中にある美術館として、本館と役割を分けている。様々なジャンルの展示が行なわれている。

所在地:福岡県北九州市小倉北区室町1丁目1番1号 リバーウォーク北九州5階

関連項目 編集

  • せきやてつじ - イメージキャラクター「モアートくん」をデザインしている。

出演作品 編集

 映画図書館戦争の情報歴史図書館の戦闘シーンのロケ地でもある。

脚注 編集

外部リンク 編集