北京二環路(ペキン-にかんろ, 中文表記: 北京二环路, 英文表記: The 2nd Ring Road, èr huán lù)は、中華人民共和国北京市中心部から数キロメートルだけ離れた、渋滞回避に有効な代替道路である。北京二環路は、2つの部分に分けることができる。元々の環状道路(この南部分は現在の環状道路から分離されている)、新しく拡張された環状道路である。本文は、現在の北京二環路について触れる。

北京二環路 (南二環路, 2004年撮影)

歴史と地理編集

北京二環路は、おおむね北京の城門と城壁が撤去された跡地に建設された。道路の多くの部分は、現在一部が残っている以前の城門から名付けられた。西便門東便門徳勝門、(再建された)永定門などが含まれる。城壁の解体は中華人民共和国成立後の地下鉄の整備計画にも関係している。

 
北京の城壁

北京二環路は、以前の城壁の場所に造られたと言われてきたが、新旧の北京の地図を比較してみると、それは正確ではないことがわかる。道路はむしろ城壁を囲む掘の場所に位置している。北京二環路は、最終的に1980年代に完成した。

信号機は1990年代に撤去され、いくつかの新しい立体交差が造られた。北京二環路は、市の信号機がない最初の環状道路となった。

2001年に、北京二環路は全面的な再舗装を含む改良工事が行われた。緑化や景観の改善が同時に行われた。

北京地下鉄2号線は北京二環路の下に位置しており、この地下鉄の駅の多くは道路の両側に出入口がある。

旧二環路編集

以前の"旧二環路"は、やや楕円形である。北西部は西直門を、北東部は東直門を、南西部は西便門、そして南東部の東便門を通過する。その南部は天安門広場の南端にて、前門を通過するいわゆる"Metro Road"の南端に接続する。

新二環路編集

新二環路は、旧二環路の西部と東部の単純な拡張である。東便門と西便門を越えて拡張され、南東で左安門に、南西で複雑な菜戸営の陸橋に到達する。拡張部分は、しばらくの間external 2nd Ring Roadとして知られていたが、最近ではそのように呼ばれなくなってきている。

城門と北京二環路編集

北京二環路は、1950年代から1960年代にかけて取り壊されるまで、北京を取り囲む多数の城門を通り抜けていた。例えば以下がある:

現在では徳勝門、東便門、永定門、西便門のみが残っている(永定門は2005年に再建された)。

内側の北京二環路("Metro Road")が通過する城門は以下である:

正陽門のみが現在も残っている。

道路の状況編集

路面状況編集

1980年代に最初に造られた時、北京二環路の設計は交通量をさばくのに十分であった。しかし、20世紀末に交通量が激増するに従って状況が急速に悪化した。2001年の改良工事以降は路面の凸凹が減り快適になった。

市中心部への立地編集

以前より改善してはいるが、市の中心部に位置しているため北京二環路も交通のボトルネックとなっている。

交通渋滞は日常茶飯事である。高速道路と直接繋がっていなかったため、北京二環路を離れるのが難しかった。制限速度は80 km/hである。速度取締は頻繁に行われており、カメラが稼働している。それらの場所のいくつかは明らかであるが、いくつかは橋の下や物陰に隠されている。

交通渋滞編集

北京二環路の交通渋滞は、北京市民の日常になっている。それでも、渋滞の激しさは変化する。

北二環路の安定門と小街橋間、徳勝門周辺はしばしば渋滞する。東二環路と西二環路の北側部分は交通集中が起こると一時的に駐車場のようになる。南二環路はかなりましである。

菜戸営から左安門までの南二環道は比較的渋滞せず、しばしばスムーズに通過できる。

北京二環路はしばしば混雑するが、北京三環路とは異なり、全く動かなくなることはない。北京三環路は、交差道路に信号機があるダイヤモンド型インターチェンジを採用している。これらのインターチェンジは渋滞を生じ、動かない状態を作り出す。北京二環路は代わりに、信号機がなく停止せずに通過可能なクローバー型のインターチェンジを採用しているため、渋滞が緩和されている。

渋滞表示板編集

北京二環路の至るところに電光掲示板が設置されており、現在の交通状況を表示している。現在、簡体字でのみ情報提供されている。

西二環路には"スマート"電光掲示板が設置され、5分毎に表示が更新される。交通状況は継続的に観測されて地図上に表示され、道路の様々な場所の状況をドライバーに知らせている。現在、積水潭西直門長安街復興門にこの電光掲示板が設置されている。

中国語表示は外国人ドライバーにとって全く意味をなさない事もあるが、文字は色分けされており、外国人がいくらか道路状況を理解しやすくなっている。

高速道路との接続編集

北京機場高速道路には、2006年に直接接続した。京瀋高速道路, 京津塘高速道路, 京承高速道路は、北京二環路とは直接繋がっていない。

京開高速道路的な菜戸営立体交差に向かって北に進むと容易にアクセスできる。建国門は、京通快速道路京哈高速道路に接続している。一方八達嶺高速道路は、徳勝門から北に向かうことでアクセス可能である。

インターチェンジなど編集

[北二環路から時計回り方向]

注意:

  • 時計回り方向のみの出口 ↩; 反時計回り方向, ↪; 未開通, ✕
  • インターチェンジ: ↗ (✕ = 未開通)

北二環路編集

東二環路編集

南二環路編集

西二環路編集

参考文献編集