北摂山系

兵庫県南東部から大阪府北部、京都府南西部に広がる山地

北摂山系(ほくせつさんけい)は、主に兵庫県南東部から大阪府北部、京都府南西部に広がる山地で、丹波高地の南部を含む区域であり、北摂山地と称される場合もある。

北摂山系
剣尾山から見た北摂山系(2008年12月撮影)
所在地 日本の旗 日本 京都府大阪府兵庫県
位置
北摂山系の位置(日本内)
北摂山系
北緯35度0分13秒 東経135度24分14秒 / 北緯35.00361度 東経135.40389度 / 35.00361; 135.40389座標: 北緯35度0分13秒 東経135度24分14秒 / 北緯35.00361度 東経135.40389度 / 35.00361; 135.40389
上位山系 丹波高地
最高峰 深山(791 m
プロジェクト 山
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山系の概要 編集

小盆地群を含む標高800m以下の山地により形成され、北東部から南西部に進むにつれ、なだらかな丘陵地帯となり大阪平野に至る。

北摂山系の範囲については、明確な定義はなされていないが、北東端は淀川水系桂川流域の亀岡盆地南縁連山から、北西端は加古川水系の篠山盆地南縁連山から、西端は武庫川流域の三田盆地東縁連山から、東端は京都盆地西縁(西京区から大山崎町まで)の山地までの東西約50km、南端は大阪平野の北縁にあたる五月山六個山箕面山鉢伏山までの南北約30kmの地域の山塊を指すことが多い。 地質的には丹波群層の砂岩泥岩、砂岩・泥岩互層や花崗岩が混在しており、土壌的には大部分が森林褐色土によって構成されている。 主な河川としては、一級河川である猪名川箕面川安威川芥川小畑川、桂川など(いずれも淀川水系)、篠山川など(加古川水系)、二級河川羽束川など(武庫川水系)がある。 西の六甲山系、東の生駒山系金剛山地とともに都心部より10~30kmの距離に位置する都市近郊の山地として、京阪神地区の住民より親しまれている。

 
北摂山系 (高槻市役所総合センターから北方向を撮影)

現存植生 編集

全域が暖帯林に属し、スギ・ヒノキ・サワラ植林やクリ等の果樹園を除くと、代償植生であるモチツツジ-アカマツ群集、ヤブムラサキ-コナラ群集が多くを占めており、一部にモミ-シキミ群集やシイ-カナメモチ群集が分布するほか、国定公園に指定されている箕面川沿いにはケヤキ-イロハモミジ群集も見られる。

主な山 編集

主な河川 編集

一級河川 編集

  • 淀川水系
  • 加古川水系

二級河川 編集

  • 武庫川水系

主な渓谷 編集

主な峠 編集


関連項目 編集

参考文献 編集