北星実業
北星実業は、かつて存在したパチンコチェーン「パーラー大黒天」を運営している会社である。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 札幌市東区北25条東14-3-12 |
設立 | 1982年7月 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 5430001014769 |
代表者 | 戸津川彰 |
資本金 | 3000万円 |
売上高 | 5億円(2018年6月) |
支店舗数 | 6 |
概要 編集
1982年に設立した北星実業は、パーラー大黒天を6店展開しており、最盛期の2004年(平成16年)3月期は307億4924万円の売上高を計上していた[1]。
しかし、政府による出玉の規制や、射幸性の高いパチスロ台が廃止されたこと、大手パチンコチェーンの道内進出により、経営が低迷。2018年の売上は最盛期の10分の1位以下である約22億円になっていた。
加えて、パチンコ業界の環境悪化を受けてリース会社等がパチンコ台のリース契約を抑制したため資金繰りが急速に悪化し、金融機関に対して返済条件緩和を要請するなど厳しい経営状況が続いていた。
2018年9月に自社が経営する5店舗を閉鎖して、同年10月に本社および元町店を不動産に売却することにより、借入金の圧縮を図る計画だったが交渉が不調に終わったことで資金繰りが限界に達し、破産した[2]。
また関連会社でありパーラー大黒天の江別店を経営していた栄信工業も連鎖倒産した。
負債は、北星実業が債権者約40名に対して約12億円、栄信企業が債権者約20名に対して約3億円で、2社合計で約15億円となった。
かつて存在していた店舗 編集
- 大黒天 江別店
- 大黒天 清田店(現在はダイナム 北海道札幌清田店)
- 大黒天ジャック 平岸店
- 大黒天 発寒店
- 大黒天 北光店
- ドームプラザ 新道店
- 大黒天 本町店
- 大黒天 川沿店
参考文献 編集
- ^ 東京商工リサーチ. “(株)北星実業ほか1社”. 株式会社東京商工リサーチ. 2021年4月8日閲覧。
- ^ “「パーラー大黒天」を経営していた(株)北星実業ほか1社が破産開始決定 (2018年10月30日)”. エキサイトニュース. 2021年4月8日閲覧。