北海道Meijiカップ

女子プロゴルフトーナメントの一つ

北海道meiji(明治)カップ(ほっかいどうめいじカップ)は日本女子プロゴルフ協会公認による女子プロゴルフトーナメントの一つである。2017年からこの大会名称となり、8月第1週に開催されている。北海道文化放送北海道新聞社北海道新聞HotMedia主催、明治グループ(2010年までは明治製菓)の特別協賛により行われている。2019年現在、賞金総額9000万円、優勝賞金1620万円[2]

北海道meijiカップ
トーナメント情報
創設 1978年
(「北海道女子オープン」として。2017年から現大会名に変更、2020年・2021年は休止[1]
開催地 北海道
開催コース 札幌国際カントリークラブ・島松コース
基準打数 Par72(2019年)
ヤーデージ 6531Yards(2019年)
主催 北海道文化放送株式会社
株式会社北海道新聞社
株式会社北海道新聞HotMedia
ツアー 日本女子プロゴルフ協会
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 9000万円(2019年)
開催月 8月
最高記録
最少打数 201 日本の旗 福田真未(2018年)[2]
201 日本の旗 鈴木愛(2023年)
通算スコア -15 同上
最新優勝者
日本の旗 鈴木愛
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概要 編集

この大会のルーツは1978年にスタートした「北海道女子オープン」である[3]。その後1988年から2003年まではカップ麺冷凍食品製造の東洋水産がスポンサーとなり、大会の名称も「東洋水産レディス北海道」に改称[3]。東洋水産が撤退した後、2004年2005年山梨県に本社を置く洋菓子メーカー・シャトレーゼの特別協賛により「シャトレーゼクイーンズカップ」として開催された[3]。そして2006年からは明治製菓がスポンサーとなり「meijiチョコレートカップ」として新たなスタートを切り、2011年から現在の大会名となった[3]。なお、優勝者には副賞として明治の製品が10年分贈られている[4]。2017年度からは北海道のタイトルがつき、「北海道meijiカップ」の名称となる[5]

開催コースとなる北広島市にある札幌国際カントリークラブ・島松コースは、1975年から1998年まで男子プロゴルフトーナメント「札幌とうきゅうオープンゴルフトーナメント」が、また2000年には同じく男子プロゴルフの「サン・クロレラクラシック」がそれぞれ開催されている[6]

2020年については当初、当該期間に東京五輪の男女ゴルフ競技が開催されることに伴い休止となった[1]。翌2021年は当年に延期となった東京五輪の男女ゴルフ競技が開催されることに伴い2年連続で休止となった。

歴代優勝者・開催コース 編集

開催年 大会名称 優勝者名 スコア 開催コース
1978年 北海道女子オープン   大迫たつ子 -2 真駒内カントリークラブ
1979年 -8
1980年   清元登子 -4
1981年   松田恵子 -5 札幌アサヒカントリークラブ
1982年   涂阿玉 -2 廣済堂札幌カントリー倶楽部[注釈 1]
1983年   呉明月 -5
1984年   柏戸レイ子 -5
1985年   生駒佳与子 -10
1986年   涂阿玉 -16
1987年 -10
1988年 東洋水産レディス北海道   高須愛子 -12
1989年   涂阿玉 -6
1990年   寺沢範美 -6
1991年   高須愛子 -7
1992年   日蔭温子 -1
1993年   村井真由美 -2
1994年   高村博美 -7
1995年   中野晶 -6
1996年   具玉姫 -6
1997年   肥後かおり -12
1998年   大場美智恵 -6
1999年   木村敏美 -6
2000年   安井純子 -12
2001年   天沼知恵子 -5 札幌北広島プリンスゴルフ場[注釈 2]
2002年   中嶋千尋 -8
2003年   鈴木香織 -6
2004年 シャトレーゼクイーンズカップ   福嶋晃子 -9 シャトレーゼカントリークラブ札幌
2005年   表純子 -2
2006年 meijiチョコレートカップ   全美貞 -8 札幌国際カントリークラブ・島松コース
2007年   大山志保 -7
2008年   不動裕理 -9
2009年   全美貞 -9
2010年   不動裕理 -12
2011年 meijiカップ   フォン・シャンシャン -14
2012年 -7
2013年   ナ・ダエ -12
2014年   申智愛 -12
2015年   西山ゆかり -8
2016年   イ・ボミ -10[7]
2017年 北海道meijiカップ   森田遥[注釈 3] -10[9]
2018年   福田真未 -15[2]
2019年   ペ・ソンウ −12[10]
2022年   イ・ミニョン[11] −9
2023年   鈴木愛[12] −15

テレビ中継 編集

テレビ中継は主催者の一つである北海道文化放送の制作で放送されている。1日目・2日目は北海道ローカルで[13][注釈 4]、最終日はFNS系列27局ネット[注釈 5]で全国放送されている[13]。また2018年大会からBSフジでも全日程を中継する[13]。さらにゴルフ専門チャンネルのゴルフネットワークでも放送される。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 2010年5月、民事再生法を申請。
  2. ^ 2007年6月、運営会社変更により札幌北広島ゴルフ倶楽部に名称変更。
  3. ^ 森田自身は香川県出身だが、両親が中国人のため日本の国籍法により中華人民共和国国籍となる[8]
  4. ^ 2019年大会は2日目に限り岩手めんこいテレビフジテレビ長野放送東海テレビサガテレビテレビ熊本は同時ネット、岡山放送は同日深夜に録画でそれぞれ中継放送されることになった。
  5. ^ ただしFNSの業務協定に参加していないテレビ大分は除く。

出典 編集

  1. ^ a b “来季女子ツアーは2減の37試合 五輪ゴルフ期間中の1大会休止”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2019年12月18日). https://news.golfdigest.co.jp/news/jlpga/article/114081/1/?car=top_nw_t03 2019年12月18日閲覧。 
  2. ^ a b c “福田真未が今季初V、大会レコード更新15アンダー”. 日刊スポーツ. (2018年8月5日). https://www.nikkansports.com/sports/golf/news/201808050000499.html 2018年8月5日閲覧。 
  3. ^ a b c d 【2016】meijiカップ 過去大会・歴代優勝者”. 日本女子プロゴルフ協会. 2016年7月17日閲覧。
  4. ^ どっさり食べりゃんせ?副賞でゲット。明治製品10年分”. ゴルフダイジェスト社. 2016年7月17日閲覧。
  5. ^ 2017年度 国内女子ツアースケジュール【国内女子 JLPGA LPGA】|GDO ゴルフダイジェスト・オンライン”. ゴルフダイジェスト社. 2016年12月21日閲覧。
  6. ^ トーナメント開催記録”. 札幌国際カントリークラブ. 2016年8月7日閲覧。
  7. ^ “イ・ボミが今季3勝目 ツアー最速14試合目で1億円突破”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2016年8月7日). http://news.golfdigest.co.jp/jlpga/5460/article/64534/4/?car=top_nw_t02 2016年8月7日閲覧。 
  8. ^ “21歳・森田遥が初V 肉体改造結実 中国籍から国籍変更も視野”. スポーツニッポン. (2017年8月7日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2017/08/07/kiji/20170806s00043000455000c.html 2017年8月7日閲覧。 
  9. ^ “森田遥ツアー初優勝 昨年から日本ツアー本格参戦”. 日刊スポーツ. (2017年8月6日). https://www.nikkansports.com/sports/golf/news/1868040.html 2017年8月6日閲覧。 
  10. ^ “ペ・ソンウがプレーオフ制しツアー初優勝 渋野日向子は13位”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2019年8月11日). https://news.golfdigest.co.jp/jlpga/6451/article/102487/4/ 2019年8月11日閲覧。 
  11. ^ “女子ゴルフmeijiカップ、イ・ミニョンV 道産子の小祝9位、菊地19位”. 北海道新聞どうしん電子版. (2022年8月7日). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/715223/ 2022年8月7日閲覧。 
  12. ^ “ゴルフ・北海道meijiカップ 鈴木愛が優勝 小祝は3位”. 北海道新聞どうしん電子版. (2023年8月6日). https://www.hokkaido-np.co.jp/article/889469/ 2023年8月6日閲覧。 
  13. ^ a b c 北海道Meijiカップ 放送予定”. 日本女子プロゴルフ協会. 2018年8月5日閲覧。

参考 編集

外部リンク 編集