北遠軽駅

かつて北海道紋別郡遠軽町に所在した北海道旅客鉄道の駅

北遠軽駅(きたえんがるえき)は、北海道網走支庁紋別郡遠軽町字学田にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線廃駅)である。事務管理コードは▲122128[2]

北遠軽駅
きたえんがる
Kita-Engaru
開盛 (1.8 km)
(2.7 km) 遠軽
所在地 北海道紋別郡遠軽町字学田
北緯44度5分1.1秒 東経143度31分34.6秒 / 北緯44.083639度 東経143.526278度 / 44.083639; 143.526278座標: 北緯44度5分1.1秒 東経143度31分34.6秒 / 北緯44.083639度 東経143.526278度 / 44.083639; 143.526278
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 名寄本線
キロ程 135.4 km(名寄起点)
電報略号 キエ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1959年昭和34年)11月1日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)5月1日[1]
備考 名寄本線廃線に伴い廃駅
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1977年の北遠軽駅と周囲約500m範囲。下が遠軽方面。遠軽側に踏切があり、この通りを挟んで上が学田三丁目、下が二丁目。ホーム横に待合室がある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

歴史 編集

一部の普通列車は通過した(1989年(平成元年)4月30日時点(廃止時の時刻表)で、下り3本上り4本(快速運転列車ほか)[3])。

年表 編集

駅名の由来 編集

遠軽の北方に位置するため[5]

仮乗降場時代の「学田」は、所在地名によるもの[6]

駅構造 編集

廃止時点で、長さ31 m の単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[4]。ホームは、線路の東側(遠軽方面に向かって左手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[7]

無人駅となっており、駅舎は無いがホーム中央部分に高床式の待合所を有していた[7]。もともと仮乗降場として誕生した経緯から、ホームを除く待合室や便所などは遠軽町の財産であった[4]

駅周辺 編集

駅跡 編集

2001年(平成13年)時点では何も残っていない[9]。2011年(平成23年)時点でも同様で、雑草が生える更地となっていた[10]。駅跡の遠軽方には、線路跡の築堤と防雪林が残存していた[10]

隣の駅 編集

北海道旅客鉄道
名寄本線
開盛駅 - 北遠軽駅 - 遠軽駅

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、913頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、242頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年3月21日閲覧 
  3. ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)220ページより。
  4. ^ a b c 遠軽町 編『遠軽町史遠軽町、1977年10月1日、663頁。doi:10.11501/9569695https://dl.ndl.go.jp/pid/9569695/1/334 
  5. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、198頁。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ 遠軽町史 1977年(昭和52年)10月発行、P159-207。
  7. ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)213ページより。
  8. ^ a b c 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)18ページより。
  9. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVIII』(JTBパブリッシング2001年8月発行)36ページより。
  10. ^ a b 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)129-130ページより。

関連項目 編集