千葉県立市川工業高等学校
千葉県立市川工業高等学校(ちばけんりついちかわこうぎょうこうとうがっこう)は、千葉県市川市平田三丁目に所在する工業高校。
千葉県立市川工業高等学校 | |
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過去の名称 | 市川市立工業学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 |
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併合学校 | 千葉県立葛南工業高等学校 |
校訓 | 研学愛理・互助信頼・自主明朗 |
設立年月日 | 1943年4月25日 |
開校記念日 | 6月1日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制・定時制 |
単位制・学年制 |
学年制(全日制) 単位制(定時制) |
設置学科 |
機械科 電気科 建築科 インテリア科(全日制) |
高校コード | 12118F |
所在地 | 〒272-0031 |
千葉県市川市平田三丁目10番10号 ![]() 北緯35度43分24.4秒 東経139度55分11.5秒 / 北緯35.723444度 東経139.919861度座標: 北緯35度43分24.4秒 東経139度55分11.5秒 / 北緯35.723444度 東経139.919861度 | |
外部リンク | 公式サイト |
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2006年4月1日より千葉県立葛南工業高等学校の定時制課程が同校に合流し、定時制課程も開設されている。
交通編集
沿革編集
学校行事編集
- 新入生歓迎行事・生徒総会・球技大会・体育祭・市工祭・予餞会
特色編集
- 建築科
一部の生徒は無料の「町内まるごと耐震診断」と呼ぶ木造家屋の現場学習兼ボランティア活動を行っている。2003年4月から耐震診断の実習や研究を行ってきた[1]。技術的な面に関しては大学の非常勤講師が指導し[1]、パーソナルコンピュータを用いた授業を展開、ここで学んだ生徒が夏に一般住民向けに「パソコンによる我が家の耐震診断」という講座を開設した[2]。さらに住民が希望すれば、生徒が専門家が判定するための基礎資料を作成した[1]。その後、阪神・淡路大震災の後、2005年10月神戸市での建築業者の集いに担当教諭と共に加わり、倒壊した家屋が凶器と化した体験談を知ったことや、直後の11月に発覚した耐震偽装事件の1級建築士が同じ千葉県に居た事から、耐震構造の大切さを切実に感じ、これらの活動を行っている。活動は市川市や隣の船橋市をはじめ千葉県全域にも出掛ける。このような耐震診断を行う高校は全国的に増えつつあるが、当校が草分けである。
- 電気科
電気科は、私達の生活で欠かせないライフラインの一つである「電気」の基礎・基本を学ぶ学科である。学習の柱として、電気を効率的に作り出すための「発電」、発電によって得られた電気を効率的に企業や家庭に送り届けための「送配電」、電気の力を回転運動に変え動力とする「電動機(モーター)」の3つの分野があり、マイコンとプログラミングを用いた電子制御や、IoT などの先端の情報技術も学習の対象となる。これらの知識・技能に対応 した技術者を体系的に育成するための学科となっている。
「電気科で取得出来る資格」
第3種電気主任技術者(電験三種認定校)、第1種電気工事士、第2種電気工事士、工事担任者AI3種・DD3種
危険物取扱者 甲種および乙1〜乙6、第2級陸上・海上特殊無線技師、航空特殊無線技士
ITパスポート試験、日本語ワープロ検定
など、多岐にわたり県内ではトップクラスの国家資格合格者を誇る。
「電気科の進路」
JR東日本、東京メトロ、京浜急行電鉄、JR東日本メカトロニクス、関電工、東京電力パワーグリッド、関東電気保安協会など大手企業への就職者が多い。
「ICTへの取り組み」
2019年度からは、学科として学習システムにGoogle社の「G-Suite Education」を導入し、専門教科や実習、課題研究でクラウドや電子メールなど、インターネットを積極的に活用した授業展開を行っている。電気科実習棟には無線LANアクセスポイントが完備され、指定されたBYOD端末から高速インターネットアクセスを行い、G-Suiteが活用できる環境が構築されている。
教育環境編集
- 一般的に言えることであるが、全体的に工業高校の負の側面として、高校生ながらテクノストレス患者(VDT症候群など)を多く抱えている。立地も鉄道高架下周辺(強度のブレーキ開始ポイント)のため、課題が多い。
著名な出身者編集
参考文献編集
- 丸谷浩明(2006)"木造住宅耐震補強を地域諸団体が密接連携して推進する方策の考察―先進事例の水平展開を念頭に―"都市住宅学(都市住宅学会).55:22-27.
- 八島信良(2005)"木造住宅耐震診断・補強の促進に関する支援活動"日本建築学会大会学術講演梗概集F-1.1517-1518.