千葉貨物ターミナル駅
かつて日本の千葉県千葉市美浜区にあった日本貨物鉄道の駅
千葉貨物ターミナル駅(ちばかもつターミナルえき)は、かつて千葉県千葉市美浜区新港にあった日本貨物鉄道(JR貨物)・京葉臨海鉄道の貨物駅(廃駅)である。廃止後、駅業務は京葉臨海鉄道の千葉貨物駅に集約された。
千葉貨物ターミナル駅 | |
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![]() 新港信号場と当駅跡付近(左) | |
ちばかもつたーみなる Chiba-Kamotsu-Terminal | |
![]() | |
所在地 | 千葉県千葉市美浜区新港32 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 京葉臨海鉄道 |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1975年(昭和50年)5月10日 |
廃止年月日 |
1994年(平成6年)1月20日(京葉臨海) 2000年(平成12年)4月1日(JR) |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | 京葉線 |
キロ程 | 36.7 km(東京起点) |
◄稲毛海岸 (1.4 km) (2.3 km) 千葉みなと► | |
所属路線 | 食品北線 |
キロ程 | 0.0 km(千葉貨物ターミナル起点) |
(1.2 km) 食品北► | |
所属路線 | 食品南線 |
キロ程 | 0.0 km(千葉貨物ターミナル起点) |
(1.3 km) 食品南► | |
備考 | 貨物専用駅 |
歴史編集
- 1975年(昭和50年)5月10日:国鉄京葉線蘇我駅 - 当駅間の開通と同時に開業[1]。京葉臨海鉄道食品北線、食品南線も開業。
- 蘇我 - 当駅間は東京外環状線の一部として建設された。将来的には京葉線・りんかい線を経由して、東京湾対岸の東京貨物ターミナル駅と結ばれる予定だった。
- 1986年(昭和61年)3月3日:京葉線西船橋駅 - 当駅間が開通。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄駅はJR貨物の駅となる[1]。
- 1994年(平成6年)1月20日:食品北線・食品南線廃止。
- 1996年(平成8年)3月16日:貨物列車の設定廃止[1]。
- 2000年(平成12年)4月1日:廃止。
乗り入れていた鉄道路線編集
取扱貨物編集
駅構造編集
2階建ての駅舎をもつ地上駅であった。本線が高架線となる地点の東側(千葉みなと駅方)に仕分線(操車場)があり、そこから貨物ホームへの路線が分岐していた。貨物ホームはコンテナホームが1面2線、上屋付の貨物ホームが1面2線存在した。
千葉みなと駅方のみならず、東京方向(稲毛海岸駅方)への貨物列車の発着も可能な構造として構内施設(高架線など)が建設されていたが、当駅以西の貨物列車運行が行われなかった(蘇我 - 西船橋間の貨物列車が運行されるようになったのは当駅廃止後)こともあり、これらの施設が生かされることはなかった。
京葉臨海鉄道管轄の線路は、JR貨物の仕分線の南側に敷設されていた。食品北線・食品南線共用であり、JR貨物との貨車授受線2線、発送線1線、到着線1線、仕分線2線が存在した。
駅跡地編集
貨物ホームがあった場所はニップンの倉庫やショッピングセンター「ミハマニューポートリゾート」(ダイソー・イエローハット・ユニクロ・スーパー銭湯などが入居している)、操車場があった場所はミスターマックスやちばシティバス本社・新港車庫などとなっている。
駅の建物は撤去されたが、廃止後に本線跡地に下り貨物列車待避を目的とした新港信号場が開設された。また、分岐点付近にレールやその他施設が残っている。 跡地に旅客駅(仮称・幸町駅)建設計画があったが実現しなかった。[2]
現在の駅周辺編集
以下の施設はすでに閉鎖され2022年6月現在更地となっている。
- ミハマニューポートリゾート (2021年12月31日閉鎖)
- 日本通運13千葉ターミナル・千葉中央支店 (2021年9月30日閉鎖)[3]
隣の駅編集
脚注編集
- ^ a b c 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、612頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “ミハマニューポートリゾート開業”. 稲毛新聞. 2021年8月20日閲覧。
- ^ 千葉市. “家電リサイクル法の対象廃棄物(家電4品目)の出し方について教えてください。”. 2022年2月11日閲覧。