千葉麗子

日本の女性実業家、元女優

千葉 麗子(ちば れいこ、1975年昭和50年〉1月8日[1] - )は、日本政治活動家実業家ヨーガインストラクター、元女優・元声優・元アイドル[2]。愛称は「チバレイ」。

ちば れいこ
千葉 麗子
プロフィール
愛称 チバレイ
生年月日 1975年1月8日
現年齢 49歳
出身地 日本の旗 日本福島県
血液型 B型
公称サイズ(2010年時点)
身長 / 体重 162 cm / kg
スリーサイズ 83 - 56 - 84 cm
活動
デビュー 1991年
ジャンル 女優アイドルグラビア声優DJ
実業家
ヨーガ講師
その他の記録
2002年よりインテグラル・ヨーガ講師
モデル: テンプレート - カテゴリ

既婚。福島県出身[1]。以前はティアンドウェーブに所属していた[1]

現在は福岡県糸島市在住。

来歴・人物 編集

大阪府大阪市天王寺区生まれ[3]。父親が福島市の職員に採用されたため、5歳から16歳のころまで福島県福島市で育つ。福島市立福島第四中学校、福島県立福島南高等学校を経て、東京都立代々木高等学校卒業。

両親から酷いドメスティック・バイオレンスに遭い、早く家を出たくてアイドルを目指す[4]。プライベートルームの取材を切り出した時は編集者もカメラマンも男性は入室禁止と答えていた時が続いていた[5]

1991年にティラノスレーシングマスコットガールとして[6]芸能界デビューし、アイドルグループ「オーロラ五人娘」のメンバーなどとして活動した。

1992年、「スーパー戦隊シリーズ」『恐竜戦隊ジュウレンジャー』にてメイ / プテラレンジャー役で出演し、注目を集める。戦隊ヒロインとしては当時最年少であった[7]ロケーション撮影は雨天になると延期になることが大変であり、晴れの日は朝から日没まで撮影してます、と答えている。『ジュウレンジャー』の撮影では、ころんで足をすりむいたりなど「アクションシーンが多いのでしょっちゅうケガしてます(笑)」と述べている[8]

1993年にドラマ 『ひとつ屋根の下』に出演したほか、ネッスルクランチや大正製薬アイリスCL-1などのCMに出演。翌年にはドラマ『南くんの恋人』や、『餓狼伝説SPECIAL』の主題歌「Non Stop! One Way Love」でソロCDデビューを果たしている。

1995年1月6日~8日、SNK社からの仕事で新作ゲーム発表会のためCES(コンシュマー・エレクトロニクス・ショー=アメリカ)のイベントの時に英語で「真・サムライスピリッツ」(ゲーム)の説明をしたことがある[9]

PC系の知識が豊富で、パソコン雑誌や黎明期のネットワーク関連誌にも頻繁に登場していたことから、電脳アイドルと呼ばれた。当時所属していた芸能事務所にMacintosh LCがあったことがきっかけでパソコンに興味を持ち、パソコン通信のEYE-NETやNIFTY-Serveに自分のフォーラムを持ち、ファンと交流していた[4]

1995年5月に芸能活動を引退し、ゲームソフトウェア会社に一般OLとして就職[10]。同年11月には、アイドル時代から精通していたパソコンなどのソフトウェアを扱うベンチャー企業 「チェリーベイブ」を起業した。『ありす in Cyberland』(グラムス)のプロデュースなどを行っていた。ゲームに興味を持ったきっかけは、高校時代に友達と一緒に初めてゲームセンターに行った時に、レースゲームの『アウトラン』に魅了され、ハイスコアを出し続けるようになった[8][11]ゲームボーイを買ってもらったのは中学3年生の時[11]。動物にも好感があり、1人暮らしの時には猫を飼っていたこともある[6]

1996年4月9日に東京の銀座で「ありす in Cyberland」の制作発表会が行われた。有限会社チェリーベイブの代表取締役でもあったが、家庭用ゲーム機のソフトとしては初仕事となりプロデュースを担当した。デジタル写真集『SECRE』シリーズに出演したことでグラムスと縁があり、「開発スタッフのみなさんに愛があると感じたので、この仕事もすぐに受けました。キャラクターの台詞やタイトルロゴのデザインもいっしょに考えています」と述べている。[12]

1998年9月21日に、サウンドクリエーターのDJ KIRIJAと結婚。翌年9月に第一子となる長男を出産。翌年にはヨーガインストラクターの勉強をはじめた。

2002年にヨーガのインストラクター資格を取得、2004年7月にはNHK教育テレビまる得マガジン』でヨーガ講座を担当。

アイドルを引退後はヨーガ関連の番組に講師としての出演(上記参照)のほか、『THE KING OF FIGHTERS EX 〜NEO BLOOD〜』(2002年1月1日発売)では、葉花萌の声優を務めている。

太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』『スマステーション』『学べる!!ニュースショー!』『婚カツ!』『クイズ雑学王』などにテレビ出演。

2010年週刊プレイボーイ、雑誌フライデーにセミ・ヌードのグラビアを掲載。清水清太郎撮影の写真集『WITHIN』、およびDVDを発売。

2010年9月13日、渋谷で開催されたコラソンナイト神南にDJ CHIBA-REIとして出演、DJデビューした。

2011年8月5日 - 7日の3日間限定『TENGA展 〜TENGA 3D MUSEUM OF ART〜』にて、写真家・荒木経惟とコラボした写真作品を発表した[13]

2011年の東日本大震災をきっかけに、脱原発運動に参加。しかし、現在は決別し、左翼を「パヨク」と呼んで非難。行動する保守の運動への参加や、新右翼系団体「超国家主義『民族の意志』同盟」などに参加している。

2018年1月から八重山日報で『チバレイのパヨッてる場合じゃない!』を連載開始[14]

エピソード 編集

上京したてのころは体調を壊し、病院に通って点滴を打つという生活を送っていた[1]。『ジュウレンジャー』の撮影に入ってからは、食欲が出て体調も良くなったという[1]

『ジュウレンジャー』の開始に前後して他の仕事も増えていったため、特例として戦隊と他の仕事を並行していた[7]。さらに当時は高校にも通っていたため、多忙を極めていたという[7]

『ジュウレンジャー』でもっとも思い出深いこととして、ブライ/ドラゴンレンジャーが死ぬ場面で変身のカット切り替えに手間取り、泣く芝居に入るのが難しかったことを挙げている[1][7]

『ジュウレンジャー』の次作『五星戦隊ダイレンジャー』でヒロインを務めた高橋夏樹とは、同じ雑誌でデビューしたことから親交があったが、双方とも戦隊出演当時は多忙であったため会うことができなかったという[7]

かつて「パチンコ大好き三共」と、ポスター、広告、宣伝、パチンコメーカー三共のイメージガールを務めたことがある。

「真サムライスピリッツ」のCMはハワイで行われたが、スモークマシンの霧を吸いすぎて倒れてしまい、現地の病院に搬送された。当然言葉も通じないため、片言の英語で、自分は女優だから傷を残さないでくれと必死だったという。

作品 編集

著書 編集

連載 編集

  • チバレイのフォトレポート(ジャパニズム、第40号から終刊の第53号まで全13回)
  • チバレイのパヨッっている場合じゃない!(八重山日報、2018年1月17日 - )[14]

写真集 編集

雑誌 編集

DVD 編集

  • 『スーパーヒロイン図鑑III 戦隊シリーズ篇2+メタル&アイドル篇』東映ビデオ(2002年2月)
  • 『千葉麗子 WITHIN』竹書房(2010年8月)
  • 『千葉麗子と始めるヨーガ[DVD]』NHKまる得マガジン(2004年10月)ISBN 978-4902484465
  • 『千葉麗子のキレイと元気をつくる! DVD de ヨーガLesson』TJムック(2004年7月)ISBN 978-4796642200

CD 編集

  • クールな恋』東芝EMI(1993年4月)
  • 『Non Stop! One Way Love 〜餓狼伝説SPECIALのテーマ〜』ポニーキャニオン サイトロン・レーベル(1994年4月)
  • 『BRAND NEW SPIRITS』ポニーキャニオン(1994年12月)
  • 『P-パラダイス』ポニーキャニオン(1994年11月)
  • 『NEO GEO GALS Vocal Collection』ポニーキャニオン(1996年6月)
  • 『Good Morning VIOLIN DANCE played by NAOrchestra』バウンディ(2011年9月)

出演 編集

情報・バラエティ 編集

ネット 編集

テレビドラマ 編集

映画 編集

テレビアニメ 編集

OVA 編集

劇場アニメ 編集

ゲーム 編集

海外アニメ 編集

ラジオ 編集

CM 編集

舞台 編集

出典 編集

  1. ^ a b c d e f 「特別企画 恐竜戦隊ジュウレンジャーメモリアル座談会 さようなら栄光の戦士たち」『恐竜戦隊ジュウレンジャー スーパー戦隊超全集小学館てれびくんデラックス愛蔵版〉、1993年4月20日、73-77頁。ISBN 978-4-09-101435-1 
  2. ^ 元祖電脳アイドル千葉麗子さん“パヨク”の実態暴露 反原発デモ痛感した独善的体質”. 産経新聞 (2016年4月25日). 2020年11月5日閲覧。
  3. ^ 「新世代のデジタルクリエーター 千葉麗子さん」『保険展望』第42巻第9号、簡易保険加入者協会、1995年12月1日、46 - 51頁、NDLJP:2880318/25 
  4. ^ a b 【ポスト・デジタル革命の才人たち】千葉麗子さんインタビュー 「『電脳アイドル』の過去から『脱原発』」の未来へ」 (上)――デジタルではない、人間のリアルな部分を発信していきたい”. WEBRONZA (2011年12月24日). 2016年7月1日閲覧。
  5. ^ 週刊ファミコン通信 no.331. 株式会社アスキー. (1995年4月21日). p. 25 
  6. ^ a b ネオジオフリーク Vol.2』芸文社、1995年6月20日、104頁。 
  7. ^ a b c d e 超世紀全戦隊大全集 1993, p. 191, 「戦隊シリーズ キャストインタビュー 千葉麗子」
  8. ^ a b 『ファミコン通信 no.182』アスキー、1992年6月12日、109,110,111,頁。 
  9. ^ 月刊ゲームウォーカー no.6. KADOKAWA. (1995年4月1日). p. 64 
  10. ^ 「新・今月の主役(6) / 千葉麗子」『広告批評』第190号、マドラ出版、1996年1月1日、53 - 60頁、NDLJP:1853162/29 
  11. ^ a b 『PlayStationMemories1994~2014』洋泉社、2014年2月24日、35,36,37,38,頁。 
  12. ^ 『ファミ通 No.385 チバレイがプロデューサー!家庭用ゲームでのデビュー作を発表』アスキー、1996年5月3日、10頁。 
  13. ^ TENGA展~TENGA 3D MUSEUM OF ART(荒木経惟)
  14. ^ a b “チバレイのパヨッっている場合じゃない! 千葉麗子さんが沖縄「八重山日報」に連載コラム”. 産経新聞. (2018年1月17日). https://www.sankei.com/article/20180117-GCJHTVMMFNINJNNQEM5LHZUQDM/ 2018年3月25日閲覧。 
  15. ^ 「アド・トレンド / 編集部」『広告批評』第182号、マドラ出版、1995年4月1日、125頁、NDLJP:1853154/64 
  16. ^ 「アド・トレンド / 編集部」『広告批評』第183号、マドラ出版、1995年5月1日、112頁、NDLJP:1853155/58 
  17. ^ 千葉麗子 - オリコンCM出演情報

参考文献 編集

外部リンク 編集