千輪駅

日本の領有下の樺太敷香郡敷香町にあった鉄道省の駅

千輪駅(ちりんえき)は、かつて樺太敷香郡敷香町に存在した鉄道省樺太東線である。

コシェヴォイ
千輪駅
ホーム
Кошевой
地図
所在地 ロシアの旗 ロシア
極東連邦管区サハリン州
北緯49度36分32秒 東経142度50分43秒 / 北緯49.60889度 東経142.84528度 / 49.60889; 142.84528 (コシェヴォイ
千輪駅
)
駅番号 99661
所属事業者 ロシア鉄道
極東鉄道支社サハリン地域部
駅名変遷 1943年-1946年 : 千輪駅
開業年月日 1943年
乗入路線 1 路線
所属路線 コルサコフ - ノグリキ線
キロ程 385 km(コルサコフ港起点)
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歴史 編集

  • 1943年(昭和18年)11月16日 - 国有鉄道の上敷香駅 - 気屯駅間(51.7km)延伸開業により設置。
  • 1945年(昭和20年)8月 - ソ連軍が南樺太へ侵攻、占領し、駅も含め全線がソ連軍に接収される。
  • 1946年(昭和21年)2月1日 - 日本の国有鉄道の駅としては、書類上廃止。
  • 1946年4月1日 - ソ連国鉄に編入。ロシア語駅名は「コシェヴォイ」。

駅名の由来 編集

当駅の所在する地名「千輪街」(ちりんがい)からであり、地名はニブヒ語の「チェルンゲイ」(新しい川)による[1]

運行状況 編集

  • 旅客列車の運行は行なわれていたが、軍用鉄道であり一般旅客の取り扱いは行われていなかった。このため時刻表にも掲載されていなかった。

現在はポロナイスク駅ポページノ駅発着の1往復のみ停車する。

駅周辺 編集

隣の駅 編集

鉄道省樺太鉄道局
樺太東線
保恵駅 - 千輪駅 - 亜屯駅

脚注 編集

  1. ^ 南樺太:概要・地名解・史実(西村いわお・著、高速印刷センター内出版部 1994年)p.437