南実
生涯
編集広島県生まれ。
日本における、ピクトリアリスム(芸術写真)の指導的人物。いわゆる「ベス単」カメラによるソフト・フォーカス技法を考案し、風景写真を多く撮影した。
1922年に創刊された雑誌『芸術写真研究』(アルス)では、主筆として健筆を振るうとともに、後進を多く育てた。中島謙吉(中嶋謙吉、1888年-1972年)らとともに、アルスにおける、出版を含めた写真関連活動の中心的役割を担った。
1924年には、鈴木八郎(当時、アルスに勤務)、勝田康雄、魚住励らの「表現社」(表現社写真会)の顧問となり、やはり鈴木八郎、金丸重嶺、宇高久敬らと「東京商業写真研究会」を結成し、また、福原信三の「日本写真会」の同人となる。
東京にて没する。
著書
編集代表作
編集- 風景(1943年):下記『日本のピクトリアリズム』展出展