南島原市立古園小学校

長崎県南島原市にあった小学校

南島原市立古園小学校(みなみしまばらしりつ ふるぞのしょうがっこう)は、かつて長崎県南島原市南有馬町己にあった公立小学校

南島原市立古園小学校
地図北緯32度39分02秒 東経130度14分47秒 / 北緯32.650667度 東経130.246417度 / 32.650667; 130.246417座標: 北緯32度39分02秒 東経130度14分47秒 / 北緯32.650667度 東経130.246417度 / 32.650667; 130.246417
過去の名称 古園小学校
簡易田中小学校
簡易古園小学校田中分校
田中尋常小学校
古園尋常小学校
南有馬町古園国民学校
南有馬町立古園小学校
国公私立の別 公立学校
設置者 南島原市
設立年月日 1874年(明治7年)4月3日
閉校年月日 2015年(平成27年)3月31日
共学・別学 男女共学
学期 3学期制
所在地 859-2416
長崎県南島原市南有馬町己234番1号
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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2015年平成27年)3月末に閉校し、南島原市立南有馬小学校に統合された。

概要 編集

歴史
1874年明治7年)に開校。2014年平成26年)に創立140周年を迎えた。南島原市南有馬地区の小学校5校[1]の統合により、2015年(平成27年)3月末に閉校し、141年の歴史に幕を下ろした。
学校教育目標
「豊かな心と志を持って、よりよく生きる児童の育成」
校章
1971年昭和46年)に制定。校名の「古」の文字を図案化したもの。
校歌
旧校歌は創立50周年を迎えた1923年大正12年)に、現校歌は1970年(昭和45年)に制定された。現校歌の作詞は市瀬正生、作曲は山口健作による。歌詞は3番まであり、各番に校名の「古園」が登場する。
校区
住所表記で南島原市南有馬町の後に「丙947~1006番地、戊2~2076番地、己1~2072番地」が続く地域。中学校区は南島原市立南有馬中学校[2]

沿革 編集

  • 1874年(明治7年)4月3日 - 古園名古園庄屋屋敷の一部を校舎として「古園小学校」が開設される。教師2名が配置される。
  • 1876年(明治9年)3月 - 古園名字林屋敷に移転。
  • 1882年(明治15年)4月 - 古園名彦蔵屋敷に移転。
  • 1888年(明治21年)10月 - 北岡名字中通(通称:田中)の溝田妻手彦宅に移転し、「簡易田中小学校」に改称。
    • この年、教室がせまくなり、古園名・北岡名共同で約24.5坪の建物を校舎にあてる。
  • 1891年(明治24年)9月1日 - 統合により、「簡易古園小学校[3]田中分校」となる。
  • 1893年(明治26年)
    • 3月 - 「田中尋常小学校」に改称。梅谷校舎を梅谷分校とする。
    • 10月 - 暴風雨により校舎が倒壊。当分の間、北岡名の天満宮拝殿を使用して授業を継続。
  • 1894年(明治27年)12月 - 古園名古園己128番地に校舎を新築し、移転の上「古園尋常小学校」に改称。
  • 1895年(明治28年)7月 - 暴風により校舎が再び倒壊し、当分の間、浦田名の役場の建物一部を使用して授業を継続。
  • 1896年(明治29年)1月 - 古園名瓦焼にある洗磯崎神社拝殿を仮校舎として授業を継続。
    • この年 - 元校地に新校舎が完成。
  • 1901年(明治34年)4月 - 梅谷分校を梅谷分教場とする。
  • 1908年(明治41年)
    • 4月 - 義務教育年限が4年から6年に延長されたことにより、尋常科5年を新設。教室が足りず、古園名にあった有馬高等小学校[4]の1教室を借用。
    • 6月 - 有馬高等小学校2階建て校舎1棟を借用し移転を完了。
  • 1912年(明治45年)5月 - 有馬高等小学校の廃止に伴い、その校舎2棟を使用。
  • 1913年(大正2年)12月 - 校舎間を連結し、1教室を増設。
  • 1923年(大正12年)11月 - 創立50周年を記念し、校旗と校歌を制定。
  • 1932年昭和7年)1月1日 - 南有馬村の町制施行に伴い、南有馬町立の小学校となる。
  • 1941年(昭和16年)4月1日 - 国民学校令の施行により、「南有馬町古園国民学校」に改称。尋常科を初等科に改める(初等科6年)。
  • 1945年(昭和20年)2月 - 校舎を増築。
  • 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)により、国民学校初等科が改組され、「南有馬町立古園小学校」となる。
    • 児童数は353名(梅谷分教場も含む)
  • 1948年(昭和23年)4月1日 - 梅谷分教場が分離し、南有馬町立梅谷小学校として独立。
  • 1952年(昭和27年)3月 - 校舎を増築。
  • 1966年(昭和41年)2月 - 完全給食を開始。
  • 1974年(昭和49年)- 創立100周年記念式典を挙行。
  • 1979年(昭和54年)- 新校舎が完成。運動場を整備。
  • 1984年(昭和59年)- 体育館が完成。
  • 2006年(平成18年)3月31日 - 南島原市の発足に伴い、「南島原市立古園小学校」に改称。
  • 2015年(平成27年)3月31日 - 南島原市立南有馬小学校への統合により閉校[5]

交通アクセス 編集

最寄りのバス停
最寄りの県道

周辺 編集

参考資料 編集

  • 「南有馬町郷土誌」(1969年(昭和44年)11月5日発行, 南有馬町教育委員会)p.129 -
  • 「長崎新聞に見る長崎県戦後50年史(1945~1995)」(1995年(平成7年)8月9日発行, 長崎新聞社)「南有馬町」

脚注 編集

  1. ^ 南島原市立南有馬小学校南島原市立白木野小学校南島原市立吉川小学校南島原市立古園小学校南島原市立梅谷小学校の5校。
  2. ^ 小学校通学区域 - 南島原市教育委員会ウェブサイト
  3. ^ 1886年(明治19年)10月に「清谷学校」として創立。1890年(明治23年)6月に古園名字清谷の林田平衛宅の向かい側に校舎1棟が建設され「簡易古園小学校」に改称。1891年(明治24年)9月1日に簡易古園小学校と梅谷学校が統合され、梅谷学校に簡易古園小学校が設置された。これに伴い、簡易田中小学校は簡易古園小学校の分校となった。
  4. ^ 1895年(明治28年)に北有馬村・南有馬村の二村学校組合立の高等小学校として開校。1912年(明治45年)に学校組合が解消され、高等小学校は廃止された。同年有馬尋常小学校に高等科が併置され、「南有馬尋常高等小学校」となった。
  5. ^ 南有馬ブロック小学校統合実施計画 - 南島原市ウェブサイト

関連項目 編集

外部リンク 編集