南海ウイングバス南部
南海ウイングバス南部株式会社(なんかいウイングバスなんぶ)は、大阪府南西部を営業エリアとするバス会社。
![]() | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒591-8021 大阪府泉佐野市日根野5619-2 |
設立 | 1999年10月1日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 |
9120101040016 ![]() |
事業内容 | 自動車運送事業等 |
代表者 | 外濵 道明 |
資本金 | 90,000千円 |
純利益 | 3554万9000円(2020年03月31日時点)[1] |
総資産 | 11億0494万1000円(2020年03月31日時点)[1] |
従業員数 | 204名 |
主要株主 | 南海バス |
外部リンク | http://www.nankaibus.jp/company/nanbu.html |
特記事項:本社所在地は営業所も兼ねる。 |
概要編集
南海バスの100%出資子会社で、大阪府南西部の泉南地域[2] と和泉市の一部地域[3] の路線を、当時バス路線を直営運行していた南海電鉄本体の旧泉南営業所から移管されて、同社の営業エリアとしていた。しかし不採算路線もかなり多く、岬町内の路線を中日臨海バスに移管するなど、南海バス本体と比べると経営環境は非常に厳しいところがある。そのために南海バス本体との収益面での格差が年々拡大しつつある。
その後、南海バスから旧岸和田営業所の移管を受け、営業エリアを拡大。現在は周辺自治体によるコミュニティバス路線や、和歌山 - 東京間の高速バス路線(サザンクロス)も担当する。
路線バスのほぼ全路線でなんかいバスカード、スルッとKANSAIカードが利用されていたが、スルッとKANSAI協議会による利用終了の決定を受け平成30年1月31日(水)の最終バスをもって終了となった[4]。他の南海バスのグループ会社と同様にPiTaPa、なっちが利用可能である。
2014年4月より、一般路線バスにおいて「バス停ナンバリング制度」が導入された。南海バス本体では未導入であり、同社春木川線と路線が重なっている東ヶ丘線の箕形〜和泉中央駅間は路線図・放送のみでバス停には記載されていない。
営業所編集
- 本社営業所(泉南営業所)
- 所在地:泉佐野市日根野5619番地2
- 各系統の動向に関しては近年では和歌山バス・和歌山バス那賀と同じような傾向になりつつあり、特に熊取方面に関しては熊取駅発着便が増便される一方で泉佐野駅発着便が減少傾向にある。
- 同じ泉佐野市内でもりんくうタウン駅発着のりんくうポート北系統と空港内の路線バスは南海バス空港営業所の管轄であったが、2016年7月1日のダイヤ改正でウイングバス南部に移管された。しかし南海電鉄バス泉佐野営業所時代は泉佐野市内と空港を結ぶ急行バスも走らせていた。(空港営業所の前身である泉佐野営業所空港出張所の運行。葵町〜泉佐野への路線短縮後も空港出張所管轄であったが、のちにウイングバス南部泉南営業所へ移管された。現在は廃止となっている。)
廃止された営業所編集
- (旧)岸和田営業所
- 所在地 :岸和田市別所町1丁目1番1号
- (新)岸和田営業所
高速バス路線編集
- サザンクロス和歌山号(熊野御坊南海バスと共同運行)
コミュニティバス(受託)編集
- オレンジバス
- いずみさのコミュニティバス
- 泉南市コミュニティバスさわやかバス
- 阪南市コミュニティバスさつき号
- ローズバス
- ひまわりバス
車両編集
現在、日野自動車製と三菱ふそう製が在籍している。バス車両は長らく南海バスから移管された車両がほとんどであったが、2004年に新車を2台購入した。
車種は大型車から小型車(日野・リエッセ)まで、バラエティに富んでいる。路線車両は中型車での運用が多く、最も多く配属している。行先表示機のLED化も進んでおり、大型路線車については2013年3月にLED化が完了するとともに、大・中型路線車の低床化も完了した。なお、受託コミュニティバス用車両として専用塗装車も配備されている。過去には初代鳳シャトル用の車両や金剛コミュニティ用の車両も在籍していた。
高速バス用車両は、本社営業所にサザンクロス塗装のいすゞ・ガーラHDと三菱ふそう・エアロバスが、貸切バス用車両は、南海バス(堺営業所)から移籍した昼行高速バス塗装の三菱ふそう・エアロバス、自社発注の日野レインボー(トップドア車)と日野リエッセIIが在籍する。また、路線車にも貸切登録をした車両が在籍しており、該当車両には「貸切バス事業者安全性評価認定制度」認定ステッカーが貼付されている。
2016年4月のICカードシステム導入までは運賃箱が南海バス標準の自動計数式(FAN型)ではなく、小田原機器製の一般的なベルト式、整理券のバーコード印刷もなかったが、ICカードシステム導入にあわせて南海バスと同一仕様の運賃箱が導入され、整理券のバーコード印刷を開始した。ただ乗車口のカードリーダーはICカードシステム導入前と同じである。