南越後観光バス
南越後観光バス株式会社(みなみえちごかんこうバス)は、乗合バス・貸切バスを運行する会社である。英略は「MEK」。
一般路線車 貸切車両 | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | MEK |
本社所在地 |
日本 〒949-6608 新潟県南魚沼市美佐島字野田道1603 北緯37度04分45.6秒 東経138度53分02.8秒 / 北緯37.079333度 東経138.884111度座標: 北緯37度04分45.6秒 東経138度53分02.8秒 / 北緯37.079333度 東経138.884111度 |
設立 | 1987年(昭和62年)12月4日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 5110001026549 |
事業内容 | 路線バス事業・貸切バス事業など |
代表者 | 井ノ川 一郎(代表取締役) |
資本金 | 3000万円 |
外部リンク |
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概要
編集1987年12月に路線を越後交通から継承して発足した。
運行エリアは魚沼地方全域であり、一部路線は長野県栄村に乗り入れる。
事業所
編集ナンバリング
編集南越後観光バスでは中越地方の乗合バス事業者の中では最も早くナンバリングを導入している[1][2]。(越後交通では2020年3月31日に廃止された十日町車庫 - 小白倉線のみ設定)
導入までの経緯は、2010年に雪国観光圏が実施した「外国人に魅力ある観光地づくり事業」[1]の中での検討会議により、「国際観光に対応した案内サイン整備ルールブック」[1](2012年3月)および「バス停記号化マニュアル」(2013年3月)が策定された[1]ことがきっかけとなって導入が行われた[1]。
ナンバリングは英字2つと数字2桁の4字で構成されている[1]。
最初の英字は主な走行エリア[1]、2番目の英字は方面の頭文字[1](目的地や施設[1])、3番目以降の数字はその路線の起点から数えた順番を示す[1]。
例えば、清津峡入口バス停(十日町市)であれば以下の表記となる[1]。
Y | S | 12 |
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(この停留所の場合、湯沢町を主に走行するため、英称「Yuzawa」の頭文字『Y』が最初に入り、栄村方面に向かうため英称「Sakae」の頭文字『S』が2番目に、残りの数字は起点の湯沢車庫から数えた数を示す[1])
ナンバリングは停留所にのみ掲載され、バス車体には表示されないため要注意である。
ギャラリー
編集-
ハイライトカラー車両(浦佐駅東口バスターミナルにて)
営業路線
編集新潟県南部の上越新幹線・上越線の駅の他、ほくほく線・只見線・飯山線の駅からも発着している。越後湯沢駅発の栄村(森宮野原駅前)を結ぶ路線は、新潟・長野県境を越える唯一の「急行バス」であった。 尚、※は地域間幹線系統として、国・新潟県の補助を受ける[3]。
湯沢営業所
編集- YN 湯沢=三俣=貝掛温泉=苗場プリンスホテル=浅貝=西武クリスタル 線
- YD 湯沢=湯沢学園=小坂=谷後=旭原=大源太 線
- 岩原スキー場や大源太キャニオンといった観光地を走る。
- YT 湯沢=湯沢学園=中里=土樽 線
- MY 湯沢=塩沢=六日町 線 ※
- YS 湯沢車庫 - 越後湯沢駅 - 清津峡入口 - 山崎 - 津南 - 森宮野原駅
- 旧小学校=湯沢駅=湯沢学園 線
六日町営業所
編集- MK 六日町=浦佐=小出 線 ※
- MU 六日町=野田=五日町=大崎=浦佐 線
- 途中「麓」から八海中学校方面と浦佐駅東口方面の2系統に分岐する。
- 六日町駅前 - 野田 - 五日町駅前 - 麓 - 大崎中央 - 浦佐駅東口
- 六日町駅前→野田 - 五日町駅前 - 麓 - 八海中学校
- 途中「麓」から八海中学校方面と浦佐駅東口方面の2系統に分岐する。
- MH 六日町=上原=山口=八海山スキー場 線
- 山口 - 八海山スキー場は季節運行。
- MD 六日町=宮村=野中 線
- MS 六日町=沢口=清水 線
- MM 六日町=イオン六日町店=六日町車庫 線
- MB 六日町=南魚沼市民病院 線
- MY 湯沢=塩沢=六日町 線 ※
- 湯沢営業所と共管。
津南営業所
編集- TY 十日町=高島=鉢 線
- TT 十日町=中里=津南 線
- TT 津南=上段=源内山 線
- 2017年9月までは十日町=中里=津南 線と一体の路線(津南原線)であった。平日のみの運行。
- NA 津南=反里口=見玉 線
- 見玉にて秋山郷方面への予約型乗合タクシーに接続する。
- NS 津南=津南駅=鹿渡新田 線
- 信濃川左岸を走る。2022年10月1日から平日のみの運行。
- NN 津南=相吉=中子 線
- 河岸段丘の上下を結ぶ。
- NH 津南=宮野原=百ノ木 線
- 一部便は森宮野原駅へ乗り入れる。
- YS 湯沢車庫 - 越後湯沢駅 - 清津峡入口 - 山崎 - 津南 - 森宮野原駅
- 湯沢営業所も運行に携わる。
小出営業所
編集- UH 小出=上条=貫木・穴沢 線
- UA 小出=下倉=広瀬駅角=小平尾=白椛 線
- 平日のみ運行。
- UU 小出=干溝=虫野=荒金=浦佐 線
- 平日のみ運行。浦佐駅は東口発着。
- UT 小出=大湯温泉=栃尾又温泉 線 ※
- 湯之谷温泉郷へのアクセスとなる路線バス。夏季には後述の特急・急行が設定される。
- UK 小出=川口=小千谷 線 ※
- 上越線とおおむね並行し、大部分において国道17号を走る。
- 小出駅前=小出高校 線
- TS 十日町=新水=菅沼・後山 =浦佐駅東口=魚沼基幹病院 線
2022年4月から試験運行中。(後山~魚沼基幹病院 間)
奥只見方面急行バス
編集- UG <急行>小出=大湯=枝折峠=銀山平 線
- 夏季休日運行。
廃止路線
編集野沢温泉線
編集- 湯沢車庫前 - 湯沢駅前 - 清津峡入口 - 山崎 - 津南 - 森宮野原駅前 - 野沢温泉
急行 越後湯沢・森宮野原線
編集- YS <急行> 湯沢車庫 - 越後湯沢駅 - 清津峡入口 - 山崎 - 津南 - 森宮野原駅
- 2018年から通過するバス停を順次減らし、2021年3月31日を以て急行運転を終了。同年4月1日から各停留所に停車するようになった。
倉下線
編集- 十日町車庫前→中里支所→清津峡入口→倉下入口
- かつては十日町発倉下行きも運行されていた。廃止時期は不明。
- TJ 倉下入口→清津峡入口→中里支所→十日町車庫前(朝の1日片道1本のみ)
- 途中にある、東田尻上口バス停と白羽毛上口バス停は、一部で同じ経路を通る急行森宮野原線は通過するため、当路線のみしか停車しなかった。2017年9月30日を以って廃止。
- 片道1日1本のみにもかかわらず、「TJ」のナンバリングが与えられたのも大きな特徴であった。
- 倉下線の廃止後は、平日のみ越後湯沢→森宮野原線のバスの発車時刻を7時台に変更し、山崎バス停で宮中経由十日町行きバスへの乗り継ぎができるようにした。
十日町・津南線
編集- ※十日町車庫前→十日町駅前→中里支所→津南→津南原(源内山)
- ※十日町車庫前 - 中里支所 - 津南 - 津南原(源内山)
- ※水口 - 十日町本町三丁目 - 中里支所 - 津南 - 津南原(源内山)(本数少)
- 十日町 - 津南原の通し路線は2017年9月30日を以って廃止され、津南を境に分断された。
中家線
編集- 小出駅前 - 七日市 - 中家
※2010年9月30日で廃止。
上稲倉線
編集- 小出営業所前 - 小出駅角 - 堀之内駅角 - 明神 - 上稲倉
※2010年9月30日で廃止。
新道島線
編集- 小出営業所前 - 堀之内駅角 - 堀之内病院 - 新道島
※2010年9月30日で廃止。
六箇線
編集- 十日町車庫 - 十日町駅前 - 二ツ屋
※2018年3月31日で廃止
長里線
編集TH 十日町 - 関根 - 池の平 - 長里
- 六日町営業所も運行に携わっていた。2017年10月1日からは平日のみの運行となった。
- ※2020年9月30日で廃止。
田代線
編集- 十日町駅前ー新屋敷ー中里支所ー田代
※2022年3月31日で廃止
車両の特徴
編集親会社である越後交通に準じた車両が使用されている。4メーカー製の車両を保有している。かつては越後交通から継承された車両がほとんどであったが、2010年代以降は東急バスを中心に全国各地のあらゆるバス会社から中古車両を購入しており、北恵那交通など南越後観光バスにしか中古導入されなかった車両も目立つ。ノンステップ車を含む低床車の導入も進んでいる。
カラーリングは銀色地に赤帯の越後交通色のほか、ハイライトカラーと呼ばれる白地に青系の模様を配した車両も若干在籍している。
なお、前者の場合、赤帯部に金色の文字で「南越後観光」と社名が入るが、越後交通本体から移籍してきた車両の一部には本来「越後交通」と書いてあったものに「南」の文字のみ付け加えた「南越後交通」となっている車両も存在する。また、側面に「M.E.K.K.」と大きく略称を表示しているものもある。
以前は運賃表示器に、旧式の紙製の料金表を使用した旧式の車内の運賃表示器が日本国内で最後まで使われていたが、消費税増税による運賃改定が大きく影響してデジタル式運賃表への交換が進み、平成20年代後半になって全廃された。