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南風 (列車)

岡山から高知・中村間で運行されている、四国旅客鉄道・土佐くろしお鉄道および西日本旅客鉄道の特急列車

南風(なんぷう)は、四国旅客鉄道(JR四国)、土佐くろしお鉄道および西日本旅客鉄道(JR西日本)が岡山駅 - 高知駅中村駅間を、宇野線本四備讃線瀬戸大橋線)・予讃線土讃線中村線経由で運行している特急列車である。

南風
2000系気動車による特急「南風」
2000系気動車による特急「南風」
概要
日本の旗 日本
種類 特急列車
現況 運行中
地域 岡山県・香川県・徳島県・高知県
前身 急行あしずり
運行開始 1972年3月15日
運営者 四国旅客鉄道(JR四国)
土佐くろしお鉄道
西日本旅客鉄道(JR西日本)
運営者 日本国有鉄道(国鉄)
路線
起点 岡山駅
終点 高知駅中村駅
営業距離 179.3 km (111.4 mi) (岡山 - 高知間)
294.4 km (182.9 mi) (岡山 - 中村間)
運行間隔 14往復
列車番号 30D+号数
使用路線 JR西日本:宇野線本四備讃線瀬戸大橋線
JR四国:本四備讃線(瀬戸大橋線)・予讃線土讃線
土佐くろしお鉄道:中村線
車内サービス
クラス グリーン車普通車
座席 グリーン車指定席:1号車(半室)
普通車指定席:1・2号車(半室)
普通車自由席:2号車(半室)・3号車
技術
車両 2000系気動車
2700系気動車
(JR四国高松運転所高知運転所
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 非電化
最高速度 最高120 km/h (75 mph)(2000系)
最高130 km/h (81 mph)(2700系)
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また本項では、臨時特急「ウィークエンドエクスプレス高知」とともに、土讃線で運転されていた優等列車の沿革についても記述する。

概要編集

岡山駅で山陽新幹線と接続し、本州高知県を結ぶ列車である。

特急「南風」は、1972年3月15日に山陽新幹線の新大阪駅 - 岡山駅間開業にともなって行われたダイヤ改正により、高松駅 - 中村駅間で運転を開始した。「しおかぜ」とともに、四国初の特急列車であった。宇高連絡船を経由して寝台特急「瀬戸」と宇野駅で接続するダイヤを組んでいた。

1988年4月10日本四備讃線が開業したことにより岡山駅発着になり、エル特急に指定された。高松駅発着列車は引き続き残されることになり、この列車は「しまんと」に改称された。1989年3月に振り子式車両である2000系気動車を投入して所要時間短縮を図り、1997年には土佐くろしお鉄道宿毛線への乗り入れを開始したが、運行系統の分割により2019年3月のダイヤ改正で取りやめとなった。

「南風」の名称は、1950年10月1日高松桟橋駅 - 須崎駅間の準急列車に四国鉄道管理局が「南風」と名付けたのが最初で、公募により決定された。1965年10月に急行列車化されたが1968年10月に「あしずり」に統合され、「南風」の名称は、1972年3月まで別府駅 - 宮崎駅・西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)・鹿屋駅間の急行列車で使用されていた。

運行概況編集

2019年3月16日現在、岡山駅 - 高知駅間に下り14本/上り13本、岡山駅 - 中村駅間に上り1本の計14往復運転されている。列車番号は30D+号数。

2往復が岡山駅 - 宇多津駅間で特急「うずしお」と、3往復が宇多津駅・多度津駅 - 高知駅間で特急「しまんと」とそれぞれ併結運転を行う。併結時の原則として、「南風」が編成の高知側に連結されるため、「うずしお」を併結する時は上り基準で「うずしお」が先に宇多津駅に入り、「南風」が駅手前で信号待ちを行う。「しまんと」を併結する時は下り基準で「南風」が先に宇多津駅に入り、「しまんと」が駅手前で信号待ちを行う。

高知駅発着の列車は、高知駅で中村駅・宿毛駅発着の特急「あしずり」と同一ホームで接続する。

2019年3月15日まで運行されていた岡山駅 - 宿毛駅間の所要時間は最速で約4時間40分で、走行距離の318.0 km は2016年(平成28年)3月26日当時、在来線の特急列車としては全国第9位であり[新聞 1]、JR四国の車両で運行する特急列車としては最長であった。

停車駅編集

岡山駅 - 児島駅 - (宇多津駅) - 丸亀駅 - 多度津駅 - 善通寺駅 - 琴平駅 - 阿波池田駅 - 大歩危駅 - (大杉駅) - 土佐山田駅 - 後免駅 - 高知駅 - 旭駅 - 朝倉駅 - 伊野駅 - 佐川駅 - 多ノ郷駅 - 須崎駅 - 土佐久礼駅 - 窪川駅 - 土佐佐賀駅 - 土佐入野駅 - 中村駅

  • ( )は一部列車のみ停車。
    • 宇多津駅:下り5・11・15号/上り8・12・16号が通過。
    • 大杉駅:下り1・3・19〜27号/上り2・4・10・16・24〜28号が停車。


使用車両・編成編集

2019年3月16日現在の編成図
南風
← 宿毛・中村・高知
岡山 →
下記以外
1 2 3
G
07・19号
06・18号
1 2 3 4
G
  • 全車禁煙
  • 6号の2号車は平日高知駅 - 中村駅間全席自由席。
  • 下り3・15・27号/上り2・14・26号の土曜は4両編成(1 - 4号車)で運転。4号車は普通車指定席。
  • 下り7・19号/上り6・18号はアンパンマン列車で運転。
  • 編成および座席種別は変更する場合がある。
凡例
G=グリーン車座席指定席
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

JR四国の高知運転所高松運転所に所属する2000系気動車(量産車)を使用している。基本的に3 - 4両編成だが、土曜・休日は編成が変更される列車がある(編成概要参照)。また、多客期には「しまんと」を併結せずに単独運転となる列車があり、この場合は高松駅 - 多度津駅間に接続列車として臨時「しまんと」が運転される。

3両編成で運転される列車は、2号車の普通車が指定席と自由席に二分しており、指定席は濃紺の枕カバーにその旨の文字がある[新聞 1]

高松所属車は定期列車には使用されないが、増結時に使用される。一部にN2000系が混結される場合もある。かつては1往復がN2000系による3両編成で運転されていたが、2011年3月のダイヤ改正で「うずしお」1往復と運用が入れ替わり、「南風」の基本編成は2000系量産車に統一されている。2016年3月のダイヤ改正からは、8600系投入に伴う2000形の転用により、「南風」は定期列車全列車がグリーン席を設定している。

2019年9月28日から2号・3号(2号・3号は9月29日から)・14号・15号・26号・27号に2700系気動車が導入された。

2往復はアンパンマン列車として運転され、1号車の指定席が「アンパンマンシート」になる。なお、「南風」で使用されるアンパンマン列車には、土佐くろしお鉄道所属のオレンジ(4両編成)が使用されている。2019年3月15日まではJR四国所属のグリーン(改正前の下り3・25号/上り2・24号、3両編成)も使用されていて、土曜に指定席1両を増結し、4両編成で運転されていた。

なお、善通寺駅・大歩危駅・土佐上川口駅では、駅ホームの長さが不足するためドアカットが行われる場合がある。「しまんと」を併結する列車では、これらに加えて大歩危駅・大杉駅でもドアカットが行われる場合がある。

過去の使用車両編集


利用状況編集

当列車が岡山駅発着となってから、競合が想定される交通機関には以下のような環境の変化があった。

JR四国では高速道路の延伸への対抗として、吉野川を縫うように進みカーブが多い土讃線での高速化のため、振り子式の2000系気動車を導入し、1991年までに「南風」全列車の置き換えを完了した。

1998年(平成10年)に土讃線で発生した路盤崩落で約3か月間不通になったことで乗用車高速バスに一部の利用者が流れた[要出典]

高知 - 京阪神間だけでもJRバスグループのJR四国バス西日本JRバスとさでん交通阪急バス神姫バスの運行する高速バスが合計29往復(2019年8月現在)運行されており、これらとシェアを争う形になっている。「南風」の利用者数は高知道開通前に比べると減少しており、同じく岡山発着の予讃線特急「しおかぜ」と比べると利用者は4割程度となっている[要出典]

その対策として、2000系車両にアンパンマンキャラクターを描いた「アンパンマン列車」を運行したり、京阪神方面の利用回復を狙った「阪神往復フリーきっぷ」などの特別企画乗車券の発売、岡山駅での新幹線接続の改善などをおこなった。2000年と2005年の大阪府と高知県の間の旅客輸送シェアを比較した調査においては、鉄道はこの両年でほぼ同じ比率となっている[1]

高知市 - 岡山市間には所要時間が互角で、料金はほぼ半額の高速バス龍馬エクスプレスも運行されている。これに対して、JR四国とJR西日本は高速バスとほぼ同額で利用できる往復割引のトクトクきっぷを発売して対抗している。

臨時列車編集

ウィークエンドエクスプレス高知編集

金曜・土曜のみ運転する臨時列車として「ウィークエンドエクスプレス高知」が、高知発土佐山田行きと土佐山田発須崎行きでそれぞれ1本ずつ運転されていた。高知発土佐山田行きの走行距離は15.3kmで、博多南線を除くJRグループの特急列車としては最短となっていた。

2006年12月から運転を開始し、当初から金曜日・土曜日のみ運転されていた。同年8月25日に起こった福岡海の中道大橋飲酒運転事故飲酒運転が社会的な問題になった中、忘年会シーズンに合わせて土佐山田行き、須崎行きとも本来の最終列車の後に運行された。2007年3月1日からは日曜・休日を除く毎日運転の臨時列車「ホームエクスプレス高知」として運行された。

この列車は2008年3月14日まで運行されたが、翌15日からは名前を「ウィークエンドエクスプレス高知」に戻し、運転日も当初と同様金曜・土曜のみとなり、2009年3月14日のダイヤ改正に伴い廃止された。

なお2006・2007年度ダイヤの「ホームエクスプレス高知」として運行されていたころは、後免駅で土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の臨時普通列車「ホームライナーあき」と接続していたが、「ウィークエンドエクスプレス高知」への変更と同時に廃止された。

車両は「しまんと」9号として高知駅まで運行されるN2000系気動車3両編成を充当しており、全車自由席の設定で、ヘッドマークは「臨時」となっていた。また、折り返し時の座席の回転を省略するため座席を向かい合わせた状態で運行していた。

停車駅
土佐山田駅 - 後免駅 - 高知駅 → 旭駅 → 朝倉駅 → 伊野駅 → 佐川駅 → 多ノ郷駅 → 須崎駅

土讃線優等列車沿革編集

戦後の展開編集

  • 1950年昭和25年)10月1日:このときのダイヤ改正により、以下の列車が設定される。
  • 1951年(昭和26年)11月12日:土讃本線が窪川駅まで全通し、307・308列車および「南風」も窪川駅まで運行区間を延長。また、このとき土讃本線内ではDF40形ディーゼル機関車が導入される。
  • 1953年(昭和28年)11月11日:307・308列車から呉線経由広島駅発着編成を分離。列車番号は変わらず、大阪駅 - 宇野駅間準急307・308列車となる。なお、宇高連絡船および四国島内の運行形態に変更はない。
  • 1955年(昭和30年)5月11日:同日発生した紫雲丸遭難事故により、乗客の安全の観点から鉄道連絡船の客車航送を中止。これに伴い、307・308列車は大阪駅 - 宇野駅間準急と宇高連絡船を経由して接続する高松駅 - 窪川駅間普通列車となる。
  • 1956年(昭和31年)11月19日:大阪 - 宇野駅間準急307・308列車は普通列車に格下げ。
  • 1959年(昭和34年)9月22日高松駅 - 窪川駅間の客車準急列車として「土佐」(とさ)が運行を開始。
  • 1960年(昭和35年)
    • 2月15日臨時列車として高松駅 - 須崎駅間で「土佐」が1往復増発。この増発した「土佐」にはキハ52形・25形ながら、初めて気動車を使用する。
    • 7月1日:「土佐」(下り)2号・(上り)1号を定期列車化。また、「南風」の運行区間を高松駅 - 高知駅間に変更。
    • 10月1日:「土佐」(下り)1号・(上り)2号にも気動車を投入。この時までに、「土佐」にはキハ55系気動車が導入されるようになる。
  • 1961年(昭和36年)
    • 4月15日:このときのダイヤ改正により、次のように変更。
      • 「せと」が気動車列車化され、「南風」は単独運転になる。
      • 「土佐」の高松駅 - 高知駅間を増発し、「土佐」は3往復になる。なお、「土佐」のうち、高知駅以西を発着する列車は高知駅以西は普通列車として運転。
      • 「土佐(下り)1号・(上り)2号」の愛称を「足摺」(あしずり)に変更し、高松駅 - 窪川駅間全区間を準急列車として運行。
    • 10月1日:サンロクトオのダイヤ改正により、急行黒潮」(くろしお)が高松駅 - 須崎駅間で、「浦戸」(うらど)が高松駅 - 高知駅間で運転を開始。なお、「土佐」の1往復は「黒潮」に変更され、「土佐」は2往復になる。

土讃本線優等列車の気動車統一以降編集

  • 1962年(昭和37年)4月12日:このときのダイヤ改正により、次のように変更。
    • 小松島線小松島港仮乗降場 - 高知駅間を徳島本線経由で運行する準急列車として、「阿佐」(あさ)を新設。
      • 「阿佐」のうち、(上り・下り)2号には多度津駅発着の編成を連結していた。また、上り2号の高知駅 → 阿波池田駅間は「南風」と併結運転となった。
    • 「阿佐」併結となった上り「南風」と「土佐」(上り)1号は車両の運用を見直し、上り「南風」を気動車化。なお、「南風」の下り列車は客車列車として存続。また、これにより高松駅 - 高知駅間の所要時間は、3時間41分となった。
  • 1963年(昭和38年)
    • 2月1日:このときのダイヤ改正により、次のように変更。
      • 「土佐」の1往復を窪川駅発着に延長。「足摺」が1往復増発。
      • 下り「南風」と「土佐」(上り)1号が気動車化。
      • 「阿佐」(上り・下り)2号の多度津駅発着編成を予讃本線松山駅まで延長し、「いしづち」とする。
    • 10月1日:徳島駅 - 高知駅間で準急「よしの川」が運転開始。
    • 12月18日:中村線(現在の土佐くろしお鉄道中村線)の窪川駅 - 土佐佐賀駅間開業に伴い、「足摺」(下り)1号・(上り)2号および「南風」は土佐佐賀駅発着に延長。ただし、「南風」は中村線内は普通列車扱い。
  • 1964年(昭和39年)10月1日:高松駅 - 高知駅間で準急「南国」(なんごく)が2往復で運転開始。
    • いわゆる観光団体専用列車として設定されたが、実際には2往復のうち、1往復は毎日運行の不定期列車とされ、定期列車とされた1往復も通常の準急列車の扱いと変わらなかった。
  • 1965年(昭和40年)
    • 6月1日:松山駅 - 高知駅間で準急「予土」(よど)が運転開始。
      • 「予土」は阿波池田駅 - 松山駅間は「いしづち」と併結運転を行い、阿波池田駅 - 高知駅間は松山行きは急行「浦戸」、高知行きは「阿佐」1号と併結運転を行っていたが、単独運転を行う区間が存在しなかった。
    • 10月1日:ダイヤ改正により、次のように変更。
      • 「南国」が「土佐」に統合。なお、「南国」2号の後身となる「土佐」(下り)2号・(上り)1号は観光団体列車指定の不定期列車とされた。
      • 「黒潮」が「南風」に統合。これにより「南風」は急行列車になる。
      • 「土佐」の1往復を土佐佐賀駅まで運行区間を延長し、「足摺」に変更。
      • これにより、高松駅発着の準急列車は高知駅発着列車を「土佐」(2往復内不定期列車1往復)、高知駅以南発着を「足摺」(3往復)、急行列車は「南風」(2往復)・「浦戸」(1往復)となった。
  • 1966年(昭和41年)
    • 3月5日:料金制度変更に伴い、101km以上運行する準急列車を急行列車に変更。これにより、「阿佐」・「足摺」・「いしづち」・「土佐」・「よしの川」・「予土」は急行列車になる。
    • 10月1日:「浦戸」の運行区間を土佐佐賀駅まで延長し、「南風」に変更。また、「土佐」が1往復増発し、3往復(うち1往復は不定期列車)になる。
  • 1967年(昭和42年)10月1日:このときのダイヤ改正により、次のように変更。
    • 「土佐」が1往復増発。また、従来不定期列車であった1往復を定期列車化。これにより、「土佐」は5往復になる。
    • 「阿佐」が1往復増発され、3往復になる。
  • 1968年(昭和43年)10月1日:ヨンサントオのダイヤ改正により、次のように変更。
    • 「足摺」と「南風」を統合し、名称を「あしずり」とする。また、「土佐」1往復の運行区間を延長して「あしずり」に変更し、7往復になる。
    • 「阿佐」は列車名を「よしの川」に変更。「よしの川」自体は徳島本線急行列車の総称となり、6往復の運行になるが、うち4往復が高知駅まで乗り入れ。また、「よしの川」全列車の小松島線内は普通列車として運転される。
    • 「いしづち」・「予土」が廃止。
  • 1969年(昭和44年)10月1日:「よしの川」が1往復増発。ただし、高知駅乗り入れ列車は1往復減少して3往復になる。
  • 1970年(昭和45年)10月1日:中村線土佐佐賀駅 - 中村駅間が開業。「あしずり」の2往復が高松駅 - 中村駅間を急行列車として直通運転を行う。また、「よしの川」の1本が高知駅 → 徳島駅間に乗り入れ。

特急「南風」の設定以降編集

 
国鉄キハ181系気動車「南風」(1983年頃)
  • 1972年(昭和47年)3月15日山陽新幹線の新大阪駅 - 岡山駅間の開業に伴うダイヤ改正により、次のように変更。
    • 「南風」をキハ181系気動車による特急列車として、高松駅 - 中村駅間で1往復で運転開始。「しおかぜ」とともに、四国初の特急列車設定となった。
      • なお、宇高連絡船を介して同日付で急行から寝台特急(ブルートレイン)に昇格した「瀬戸」と宇野駅で接続するダイヤを組んだ。
    • 「土佐」が1往復増発し、6往復になる。
    • 「よしの川」の高知駅乗り入れが2往復に減少。
    • すべての急行列車が善通寺駅に停車するようになる。
  • 1974年(昭和49年)3月1日:「あしずり」1往復を予土線を経由し宇和島駅まで乗り入れ。なお、予土線内は普通列車として運転。
  • 1975年(昭和50年)3月10日このときのダイヤ改正により、次のように変更。
    • 「土佐」「あしずり」のそれぞれ1往復を「南風」に変更。「南風」は3往復になる。
    • 「あしずり」(上り)4号の運行区間を中村発高知行きに変更。「あしずり」運行本数は高松駅発着が5往復と中村発高知行きの1本になる。
    • 「南風」が琴平駅に停車するようになる。
  • 1978年(昭和53年)10月2日:この日のダイヤ改正により、一部の特急列車が佐川駅に停車するようになる。
  • 1980年(昭和55年)10月1日:このときのダイヤ改正により、次のように変更。
    • 「土佐」が2往復廃止。
    • 「あしずり」1号の始発駅を土佐山田駅とし、土佐山田駅 - 高知駅間を普通列車として運転。これにより、運行本数は変わらないものの、「あしずり」は高知県内列車の色合いが出てくる。
    • 「よしの川」の土讃本線乗り入れが廃止。
  • 1982年(昭和57年)11月15日このときのダイヤ改正により、次のように変更。
    • 「あしずり」が1往復廃止され、下り5本(土佐山田駅発1本、高松駅発4本)・上り6本になる。
    • 「土佐」の下り1本が増発され、下り5本/上り3本になる。
  • 1985年(昭和60年)3月14日このときのダイヤ改正により、次のように変更。
    • 「土佐」の下り2本/上り1本が廃止。
    • 「あしずり」の下り1本/上り2本が廃止。また、予土線乗り入れが廃止。
  • 1986年(昭和61年)11月1日このときのダイヤ改正により、次のように変更。
    • 「南風」にキハ185系気動車を投入[2]。「あしずり」の1往復が「南風」に変更され、4往復になる[2]
    • 一部の特急列車が善通寺駅・大歩危駅・豊永駅に停車するようになる。
  • 1987年(昭和62年)3月23日:「土佐」の下り1本が「あしずり」に変更。
  • 1988年(昭和62年)4月1日:中村線を土佐くろしお鉄道に移管。その際、中村線へ乗り入れる「あしずり」はくろしお鉄道線内では全列車快速列車扱いになる。

瀬戸大橋線開業以降編集

 
JR四国キハ185系気動車(1989年)
 
JR四国2000系気動車(TSE 2101「南風」52号)
 
土佐くろしお鉄道2000系4両とJR四国2000系2両
  • 1988年(昭和63年)4月10日:「一本列島」のキャッチフレーズで実施されたダイヤ改正により、「南風」は瀬戸大橋線経由岡山駅発着3往復に変更。これに伴い、高松発着列車は「しまんと」に改称する。また、この際「南風」「しまんと」はエル特急に指定される。
  • 1989年(平成元年)
    • 3月11日:このときのダイヤ改正に伴い、次のように変更。
      • キハ181系、キハ185系特急の瀬戸大橋での減速運転開始、一部列車は児島駅を通過するようになる。
      • 2000系試作車「TSE」が臨時列車「南風」51・52号(岡山駅 - 高知駅間)・「しまんと」51・52号(高松駅 - 高知駅間)で運転開始。
        • 1990年夏までに2000系「TSE」が故障や試験、検査などで運用を外れたときはキハ185系2両または3両編成が代走で使用された。
    • 7月22日:このときのダイヤ改正により、次のように変更。
      • 土讃線の速度向上により所要時間が10分程度短縮。
      • 「土佐」「あしずり」のそれぞれ1往復が「しまんと」に変更され5往復になる。「南風」が2往復増発され5往復になる。
        • また、2000系「TSE」の代走のキハ185系運転の際は「南風」5号が坪尻駅で「南風」52号の通過待ちをするなど、一部ダイヤの変更が行われた。
        • これにより、「土佐」は高松駅 - 高知駅間(下りは窪川行き)1往復のみとなり、「あしずり」の高松駅乗り入れが終了。
  • 1990年(平成2年)
    • 7月30日:一部列車に2000系量産車を先行投入。ダイヤは従来のまま。
    • 11月21日:このときのダイヤ改正により、次のように変更。
      • 「南風」が1往復増発され、6往復になる。2000系量産車を増備し、4往復が2000系での運行となり大幅にスピードアップされる。2往復はキハ185系を使用し、「南風」でのキハ181系の運用を終了。
      • 「しまんと」2往復増発し、6往復となる。なお増発した1往復は「土佐」を格上げした形となり、「土佐」は廃止。
      • 「あしずり」はエル特急に変更するが、本数を整理。運行区間も高知駅 - 中村駅間とした。
      • 特急列車の豊永駅への停車を取りやめる。
  • 1991年(平成3年)11月21日:2000系量産車を増備。「南風」「しまんと」の運転本数を7往復に増発。「南風」全列車が2000系で運転される。
  • 1992年(平成4年)7月15日:「南風」の全列車が児島駅停車になる。
  • 1993年(平成5年)3月18日:「しまんと」「あしずり」全列車に2000系を充当。「あしずり」1往復を延長運転し「南風」に変更され8往復になる。
  • 1996年(平成8年)3月16日徳島線で特急「剣山」(つるぎさん)が運転開始。「剣山」1・6号は高知駅 - 徳島駅間運行となる。
  • 1997年(平成9年)
    • 10月1日:土佐くろしお鉄道宿毛線開業により、中村駅発着の一部特急列車を宿毛駅発着に延長。
    • 11月29日:「しまんと」が2往復増発され、9往復になる。「南風」の1往復が宿毛駅まで延長。
  • 1998年(平成10年)
    • 3月14日:多度津駅 - 高知駅間で「南風」「しまんと」の併結運転を開始(2往復)。「南風」が2往復増発され、10往復になる。
    • 9月27日 - 12月24日:土讃線繁藤駅 - 新改駅間で豪雨による路盤崩落のため、阿波池田駅 - 高知駅間はバス代行輸送が実施。
  • 1999年(平成11年)3月13日:このときのダイヤ改正により、以下のように変更。
    • 「南風」と「しまんと」の併結がなくなり全列車が単独運転となる[3]
    • 「剣山」の高知駅乗り入れ列車が1往復増発され、2往復になる[3]
  • 2000年(平成12年)
    • 3月11日:「剣山」の高知駅乗り入れ列車の運行が終了。
    • 10月14日:岡山駅 - 高知駅(中村駅)間で土讃線「アンパンマン列車」(ブルー)が運転開始。

2000年代の動き編集

 
2002年に運転された「リバイバル南風」
(高松駅)
  • 2001年(平成13年)
    • 3月3日:岡山駅 - 宇多津駅間で岡山駅 - 徳島駅間運転の「うずしお」と併結となる列車が2往復、多度津駅 - 高知駅間で「しまんと」と併結となる列車が下り3本/上り2本設定される。「南風」が2往復増発され12往復になる。また、土讃線「アンパンマン列車」(ピンク)が運転開始。
    • 10月1日:「アンパンマン列車」2編成をリニューアル(2代目)。
  • 2002年(平成14年)
    • 3月23日:「南風」・「しまんと」の増解結を宇多津駅に変更する。
    • 10月:「アンパンマン列車」2編成をリニューアル(3代目)。
  • 2003年(平成15年)
    • 10月1日:宇多津駅 - 高知駅間で「しまんと」と併結となる列車が上り2本増え、下り3本/上り4本になる。「南風」が2往復増発され、14往復になる。同時に車内販売を廃止する。
    • 12月:「アンパンマン列車」2編成をリニューアル(4代目)。
  • 2005年(平成17年)
    • 3月1日:ダイヤ改正により、旭駅・朝倉駅への特急列車の停車本数が大幅に増加する。
    • 3月2日:宿毛駅構内にて「南風」17号(2000系3両編成)に列車脱線事故土佐くろしお鉄道宿毛駅衝突事故)が発生。乗客・乗務員合わせて11人が死傷。これにより宿毛駅 - 中村駅間が運休になる。
    • 6月13日:東宿毛駅は臨時停車とし、東宿毛駅 - 中村駅間で運転再開。宿毛駅の改札が使用できないため、宿毛駅 - 東宿毛駅間を回送列車として運転。
    • 11月1日:宿毛駅 - 東宿毛駅間営業運転を再開。東宿毛駅臨時停車を終了。
  • 2007年(平成19年)3月18日:中村駅 - 宿毛駅間の本数の見直しに伴い、宿毛駅発着の「南風」は下り2本/上り1本となる。削減分は中村駅乗り換えの普通列車で対応。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月15日:ダイヤ改正により、次のように変更[報道 1]
      • 全席禁煙になる。
      • 大杉駅への特急列車の停車本数が大幅に増加する。
      • すべての特急列車が大歩危駅・伊野駅に停車するようになる。
    • 10月5日:「アンパンマン列車」で運転する「南風」4往復(下り3・7・23・25号/上り2・6・22・24号)の1号車の普通車指定席を「アンパンマンシート」に変更。
    • 10月18日・19日:キハ58系引退記念として、「土佐」「あしずり」がリバイバル運転される。
    • 12月27日:「アンパンマン列車」の始発・終着駅(岡山駅・高松駅・高知駅・中村駅・宿毛駅)の車内放送がアンパンマンの声(戸田恵子)で流れるようになる。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月14日:高知駅始発の上り1本を須崎駅始発に変更[報道 2]
    • 8月1日:一部列車で丸亀駅 - 琴平駅間において車内販売が再開。
    • 10月1日:「アンパンマン列車」2編成をリニューアル(5代目)。ブルーはグリーン、ピンクはオレンジに塗装が大きく変更され、先頭車両のヘッドマーク使用が廃止となる。
    • 11月12日:NHK大河ドラマ龍馬伝』および「土佐・龍馬であい博」とのタイアップで2000系気動車の3両1編成がラッピング列車になる。

2010年代の動き編集

  • 2010年(平成22年)3月13日:ダイヤ改正により、次のように変更[報道 3]
    • 中村駅 - 宿毛駅間の本数が見直され、宿毛駅発着の「南風」は下り3本/上り2本となる。
    • 須崎発の上り1本が高知発に変更。
  • 2011年(平成23年)3月12日:ダイヤ改正により、次のように変更[報道 4]
    • エル特急の呼称が廃止。
    • 喫煙ルームが廃止され、全車禁煙になる。
    • 中村発の10号を「あしずり」と系統分離し、高知発に変更。
    • 「しまんと」の時刻変更により、26号は単独運転になる。
  • 2012年(平成24年)3月17日:ダイヤ改正により次のように変更[報道 5]
    • 中村駅・宿毛駅発着の2往復を「あしずり」と系統分離。これによって「南風」は高知駅発着が9往復、中村駅発着が3往復、宿毛駅発着が2往復となり、「しまんと」は全列車が高知駅発着となる。
    • 「しまんと」の時刻変更によって20号は単独運転になり、「しまんと6号」を併結する24号が宇多津駅に新規停車する。
    • 多度津駅に全列車が停車するようになる。
  • 2013年(平成25年)3月16日:ダイヤ改正により次のように変更[報道 6]
    • 25号と「しまんと9号」の併結作業を宇多津駅から多度津駅に変更。
    • 6・17号が多ノ郷駅に臨時停車するようになる。
  • 2014年(平成26年)3月15日:中村駅・宿毛駅発着の「南風」2.5往復(下り3本/上り2本)を、高知駅を境に「南風」と「あしずり」に分離する。また、宿毛駅発着列車の一部を中村駅発着に変更する[報道 7]
  • 2016年(平成28年)3月26日:「しおかぜ」・「いしづち」への8600系電車投入に伴い捻出された2000系気動車を導入し、全列車がグリーン車付きの編成での運転となる[報道 8]
  • 2018年(平成30年)3月17日:ダイヤ改正により次のように変更[4]
    • 21号が宇多津駅に新規停車する。
    • 「南風リレー号」の全列車「快速サンポート」化に伴い、同列車との接続駅を丸亀駅・多度津駅に統一(宇多津駅停車列車は宇多津駅でも接続)。
    • 土曜日に2・3・24・25号に増結される4号車を指定席に変更。
    • 6号の2号車を土休日に限り全区間指定席化。
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 3月16日:ダイヤ改正により次のように変更[5]
      • 19号が宇多津駅に新規停車する。
      • 中村駅発着の3号・24号、宿毛駅発着の13号・12号をいずれも高知駅発着に変更し、「あしずり」への乗り継ぎとなる。これに伴い、宿毛駅発着の列車はなくなり、土佐くろしお鉄道に直通するのは中村発の6号1本のみとなる。
    • 9月28日:「南風」2号・3号(2号・3号は9月29日から)・14号・15号・26号・27号に2700系気動車が導入され[6]、岡山駅と高知駅で出発式が行われた[7][8]

脚注編集

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出典編集

  1. ^ 内田傑(運輸政策研究所主任研究員)、平田輝満(同研究員) (2008年3月5日). “地方空港の活性化に関する研究 〜 最近の地方空港の現況について (PDF)” (日本語). 運輸政策研究機構 運輸政策研究所. pp. 6. 2014年7月21日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年11月7日閲覧。
  2. ^ a b 鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、 16-27頁。
  3. ^ a b 「1999.3.13ダイヤ改正の概要」『鉄道ジャーナル』第33巻第4号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、 78-79頁。
  4. ^ “平成30年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2017年12月15日), http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2017%2012%2015%2002.pdf 2017年12月15日閲覧。 
  5. ^ “平成31年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2018年12月14日), http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2018%2012%2014%2002.pdf 2019年3月16日閲覧。 
  6. ^ “新型特急気動車「2700系」の営業運転について” (PDF) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2019年7月29日), http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2019%2007%2029%2002.pdf 2019年9月28日閲覧。 
  7. ^ 特急「南風」の新型車両デビュー 岡山駅で出発式、JR四国が開発:山陽新聞デジタル|さんデジ” (日本語). 山陽新聞デジタル|さんデジ. 2019年10月1日閲覧。
  8. ^ 新型ディーゼル特急「南風」2700系が出発 高知駅でセレモニー|高知新聞”. www.kochinews.co.jp. 2019年10月1日閲覧。

報道発表資料編集

  1. ^ “平成20年3月ダイヤ改正について” (日本語) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2007年12月20日), オリジナルの2007年12月23日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20071223144803/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/07-12-20/03.htm 2007年12月23日閲覧。 
  2. ^ “平成21年3月ダイヤ改正について” (日本語) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2008年12月19日), オリジナルの2008年12月22日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20081222074358/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/08-12-19/02.htm 2008年12月22日閲覧。 
  3. ^ “平成22年3月ダイヤ改正について” (日本語) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2009年12月18日), オリジナルの2009年12月21日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20091221062549/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/09-12-18/02.htm 2009年12月21日閲覧。 
  4. ^ “平成23年3月ダイヤ改正について” (日本語) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2010年12月17日), オリジナルの2010年12月20日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20101220081856/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/10-12-17/01.htm 2010年12月20日閲覧。 
  5. ^ “平成24年3月ダイヤ改正について” (日本語) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2011年12月16日), オリジナルの2011年12月17日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20111217162638/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/11-12-16/01.htm 2011年12月17日閲覧。 
  6. ^ “平成25年3月ダイヤ改正について” (日本語) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2012年12月21日), オリジナルの2012年12月24日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20121224002948/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/12-12-21/01.htm 2012年12月24日閲覧。 
  7. ^ “平成26年3月ダイヤ改正について” (日本語) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2013年12月20日), オリジナルの2013年12月25日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20131225093706/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/13-12-20/01.htm 2013年12月25日閲覧。 
  8. ^ “平成28年3月ダイヤ改正について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 四国旅客鉄道, (2015年12月18日), オリジナルの2015年12月22日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20151222165732/http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2015%2012%2018.pdf 2015年12月22日閲覧。 

新聞記事編集

  1. ^ a b 鉄道ジャーナル編集部 (2016年8月23日). “風光明媚!長距離特急「南風」に乗ってみた” (日本語). 鉄道ジャーナル. 東洋経済オンライン(経済ニュースの新基準) (東洋経済新報社): pp. 1. オリジナルの2016年8月26日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160826003452/http://toyokeizai.net/articles/-/132513 2016年8月26日閲覧。 

参考文献編集

  • 寺本光照『国鉄・JR列車名大事典』中央書院、2001年7月24日。ISBN 4-88732-093-0ISBN 978-4-88732-093-2

関連項目編集

外部リンク編集