博士(商学)
博士(商学)(はくし しょうがく)は、博士の学位であり、商学に関する専攻分野を修めることによって、日本で授与されるものである。
1991年以前の日本では、商学博士(しょうがくはくし)という博士の学位が授与されており、商学博士は、現在の「博士(商学)」とほぼ同じものである。
商学博士は、1920年(大正9年)の学位令改正により追加された。それ以前は、法学博士の中に商学の研究に関するものが含まれていた。日本で初めて商学博士を授与されたのは、藤本幸太郎(1921年。授与機関は東京商科大学(現在の一橋大学))である[1][2]。
概要
編集英語圏においては、各国による学位制度に違いがあるものの、Doctor of Philosophy (Ph.D.) の一部と Doctor of Commercial Science が、商学博士に相当する。
日本で授与された博士(商学)の英語での表記方法としては、Doctor of Philosophy in Commerceが一般的である。
脚注
編集- ^ 「藤本 幸太郎 フジモト コウタロウ」20世紀日本人名事典
- ^ 国立大学財務・経営センター教授天野郁夫「日本の高等教育と一橋の学問」如水会