危機管理学部
危機管理学部(ききかんりがくぶ)は、危機管理の基本技術を身につけ、さらに健康、安全、安心を求める応用技術を修得して、安全で平和な社会を実現するトータルコーディネーターを育成する学部。
日本の研究・教育機関では従来積極的に扱われてこなかった危機管理の専門家を養成する学部である[1]。
日本では日本大学(2016年4月)[2]、加計学園系列の千葉科学大学(2004年4月)[3]・倉敷芸術科学大学(2017年4月)[4]に設置されている。日本大学は同学部の就職先として警察官を想定している[5]。
なお、千葉科学大学での英称はFaculty of Risk and Crisis Management(学部開設当初はFaculty of Crisis)、日本大学での英称はCollege of Risk Management、倉敷芸術科学大学での英称はCollege of Risk and Crisis Managementである。
また、卒業時に授与される学位は、千葉科学大学と倉敷芸術科学大学においては「学士(危機管理)」であり、日本大学においては「学士(法学)」である。
日本大学が前理事長が逮捕された時点で「危機管理学部」そのものが学術的信頼を相当失い、奇麗事学部とまで揶揄されているのを反面教師に、コロナ禍をふまえ、「生命体危機管理学」を立ち上げたらどうかという有識者の意見が湧いている。特に「免疫学」研究領域で声高に提唱されている。
脚注編集
- ^ 寺田理恵 (2015年). “【日大】「危機管理学部」など新設 災害・テロ対応、専門家を養成 (福田充教授)”. 産経新聞. 2017年6月28日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “リスクを学び社会を守る 今春新設 日本大学危機管理学部”. 毎日新聞社 (2016年7月8日). 2018年5月25日閲覧。
- ^ “千葉科学大が10周年 「腹心の友を」と首相祝辞 銚子”. 千葉日報社 (2014年5月26日). 2018年5月25日閲覧。
- ^ “倉敷芸術科学大で新入生が第一歩 危機管理学部などに402人入学”. 山陽新聞社 (2017年4月5日). 2018年5月25日閲覧。
- ^ 警察官の採用に強い大学ランキング あの大学の天下が続く理由 (1/10) AERA dot. (アエラドット)