原伸次

原 伸次（はら しんじ、1962年11月3日 - ）は、広島県三次市出身の元プロ野球選手。野球解説者。

原 伸次

基本情報
国籍	日本
出身地	広島県三次市
生年月日	(1962-11-03) 1962年11月3日（61歳）
身長 体重	170 cm 70 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	内野手、捕手
プロ入り	1980年 ドラフト4位
初出場	1981年6月28日
最終出場	1995年5月21日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
選手歴
広陵高等学校 広島東洋カープ (1981 - 1994) 横浜ベイスターズ (1994 - 1995)
コーチ歴
広島東洋カープ (1996 - 2002) 統一ライオンズ (2003) 中日ドラゴンズ (2005 - 2006)
この表について この表はテンプレートを用いて表示しています。編集方法はTemplate:Infobox baseball playerを参照してください。 ■プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

引退後は鉄板焼き屋・Haraya（はらや、広島市中区十日市）を経営している。

来歴

1980年、広陵高等学校の4番・捕手として、渡辺一博とバッテリーを組み、春夏の甲子園に連続出場。春の選抜では準決勝に進むが、高知商のエース中西清起に抑えられ敗退。夏の選手権では準々決勝で藤本博史のいた天理高に敗れる。同期には、主将を務めた中井哲之がいる。

1980年のドラフト4位で広島東洋カープに捕手として入団。その後内野手に転向し、登録名も1989年からは伸樹（読みは同じ）に変更。

1985年には二塁手として木下富雄、正田耕三らと併用され、37試合に先発出場している。翌年からは正田が二塁手に定着したため、出場機会が減少し低迷。

1989年から2年間は捕手としても起用されている。

1991年のセ・リーグ優勝にも貢献、同年の日本シリーズには三塁手として2試合に先発出場、代打でも二塁打を放った。

1994年シーズン途中に金銭トレードで横浜ベイスターズに移籍。

1995年限りで現役を引退。

1996年から広島のコーチ。

2000年より本名の伸次に戻す。

2003年には台湾プロ野球の統一ライオンズでコーチを務めた。

2004年は、中国放送の野球解説者。

2005年中日ドラゴンズ打撃コーチに就任。

2006年退任。

2008年から再び中国放送の野球解説者として復帰と『週刊ベースボール』解説者名鑑で報じられたが、スケジュールの兼ね合いか一度も出演がなかった。

2014年7月最終週から、テレビ新広島『TSSスーパーニュース』のスポーツコーナー「Hiroshima Sports」に準レギュラーとして出演している。

人物・エピソード

• 甲子園で原とバッテリーを組んだ渡辺はロッキングモーションのアンダースローで話題を呼んだが、大会後、甲子園の審判に「"ごまかし"投法はやめなさい」と言われたことを弁論のテーマにし、「第27回NHK青年の主張全国コンクール」全国大会に出場し準優勝した。
• 2018年8月5日にテレビ朝日系列で放送された「ファン10万人がガチで投票! 高校野球総選挙!」では、野球解説者や高校野球好きのタレントが自分の1番好きだった高校野球の選手を選ぶコーナーにおいて、MCの太田光（爆笑問題）が原の名前を挙げ「広陵高校のキャッチャーで4番。その後広島カープに行って、今は広島でお好み焼き屋さんを…」と説明する一幕が見られた。

詳細情報

年度別打撃成績

年 度	球 団	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	敬 遠	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率	長 打 率	O P S
1981	広島	12	13	12	1	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	1	4	0	.083	.154	.083	.237
1982		6	6	5	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	1	0	.000	.167	.000	.167
1984		10	17	15	2	4	2	0	0	6	1	0	0	0	0	2	0	0	2	1	.267	.353	.400	.753
1985		72	157	136	16	31	5	0	3	45	13	3	1	10	1	9	0	1	13	7	.228	.279	.331	.610
1986		32	31	28	1	5	2	0	0	7	0	0	0	0	0	3	0	0	7	1	.179	.258	.250	.508
1987		10	14	12	1	3	0	1	1	8	3	0	0	1	1	0	0	0	0	1	.250	.231	.667	.897
1988		22	28	25	0	2	0	0	0	2	2	0	0	0	0	3	0	0	6	1	.080	.179	.080	.259
1989		48	57	46	3	13	3	0	0	16	7	0	0	1	1	9	0	0	8	1	.283	.393	.348	.741
1990		36	35	33	1	9	1	0	0	10	0	0	0	1	0	1	0	0	10	0	.273	.294	.303	.597
1991		48	71	63	5	16	5	0	1	24	16	0	1	0	2	5	0	1	16	1	.254	.310	.381	.691
1992		50	53	50	5	11	2	0	1	16	7	0	0	0	1	2	0	0	15	1	.220	.245	.320	.565
1993		56	58	51	5	16	3	0	2	25	9	0	0	0	0	6	2	1	19	0	.314	.397	.490	.887
1994	横浜	28	29	28	2	7	0	0	0	7	4	0	0	0	0	1	0	0	5	0	.250	.276	.250	.526
1995		10	9	8	1	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1	0	0	2	0	.125	.222	.125	.347
通算：14年		440	578	512	44	119	23	1	8	168	62	3	2	13	6	43	2	4	108	14	.232	.294	.328	.622

年度別守備成績

年 度	試 合	企 図 数	許 盗 塁	盗 塁 刺	阻 止 率
1989	10		5	0	.000
1990	3		1	0	.000
通算	13		6	1	.000

記録

• 初出場：1981年6月28日、対読売ジャイアンツ18回戦（後楽園球場）、7回表に道原裕幸の代打として出場
• 初安打：1981年8月8日、対読売ジャイアンツ20回戦（後楽園球場）、7回表に道原裕幸の代打として出場、加藤初から単打
• 初打点：1984年9月20日、対阪神タイガース26回戦（広島市民球場）、3回裏に新美敏の代打として出場、工藤一彦から適時打
• 初先発出場：1984年10月8日、対阪神タイガース26回戦（広島市民球場）、7番・二塁手として先発出場
• 初本塁打：1985年6月19日、対中日ドラゴンズ9回戦（広島市民球場）、9回裏に郭源治からソロ

背番号

• 27（1981年 - 1994年途中）
• 29（1994年途中 - 1995年）
• 84（1996年 - 2003年）
• 85（2005年 - 2006年）

登録名

• 原 伸次（はら しんじ、1981年 - 1989年5月21日）
• 原 伸樹（はら しんじ、1989年5月22日 - 1995年）

関連項目

• 広島県出身の人物一覧
• 広島東洋カープの選手一覧
• 横浜DeNAベイスターズの選手一覧

外部リンク

• 個人年度別成績 原伸樹 - NPB.jp 日本野球機構
• 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)