双柱(そうちゅう)は、縦線であるバーティカルバーを横に2つ並べた記号である。文字列の区切りで使用されるほか、発音記号や数学においても使用される。にほんぼうとも呼ばれる。

文章における用法 編集

文章においては区切りを表す用途で用いられることが多い。

発音記号における用法 編集

数学における用途 編集

その他用途 編集

  • レイアウト上の項目の区切りとして、バーティカルバーのみでは紛らわしいために用いられることがある。
  • 縦書きの文章中で、ダブルハイフン等号の代わりに使用されることがある。
  • 鉄道の時刻表では、経路が違う(その駅・区間を経由しない)場合の表記に用いる。(例:東海道本線大垣駅 - 関ケ原駅間において新垂井線(通称)を経由し、垂井駅を経由せずに運行する特急列車(下り列車のみ)の垂井駅の時刻欄に使用[1]。)
  • 二本で書かれた罫線のことを双柱罫とよぶ。
  • 並列回路の合成抵抗の演算子として使われる。

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その他 編集

  • 類似の記号に平行記号がある。JIS X 0208では1面34区の文字はUnicodeではU+2016の双柱であらわすが、Microsoftの以前の文字コードでは誤って平行記号にマッピングしており、文字化けが発生することがある。詳しくは平行記号を参照。

符号位置 編集

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+2016 1-1-34 ‖
‖
双柱

脚注 編集

  1. ^ 上りの特急列車は垂井駅を経由した上で通過する為、通過の記号(レ)を用いる。新垂井線の運行形態を参照。

関連項目 編集