反資本主義(はんしほんしゅぎ、英語: Anti-capitalism)とは、資本主義に反対する思想や行動である。反資本主義の例には社会主義共産主義国家主義ナショナリズム[1][注 1]国家社会主義ナチズム)、結束主義(ファシズム)、第三の道第三の位置等がある。

1911年の世界産業労働組合によるポスター。「資本主義のピラミッド」。各層の文字は上から「資本主義」「我々はあなたを支配する」「我々はあなたを騙す」「我々はあなたを撃つ」「我々はあなたのために食べる」「我々は皆のために働く、我々は皆を養う」

概要編集

このような思想は19世紀以降において増加してきた。主な批判の内容としては、

共産主義との関係編集

資本主義に反対するものは共産主義ファシズムなど、資本家の支配を否定し「労働者が実権を握るべき」という思想である。しかし、必ずしも共産主義に賛成する者ばかりではない。労働者が実権を握ってもやがて上層部が支配層となり崩壊を招くという危惧からのものである。

反新自由主義編集

21世紀に入って、資本主義の先祖返りとも言うべき新自由主義が世界的に推し進められたことへの反動から、ウォール街占拠運動などの運動が世界中で起きている。日本でも、もともと反資本主義を掲げる左派のみならず、資本主義そのものを否定はしないものの政権党の自民党よりの立場から、明確に反新自由主義を唱える人物や勢力が存在する(日本文化チャンネル桜など)。

森永卓郎は「権力側の者が、大勢の無知な大衆から搾取する、これが資本主義の本質である」と指摘している[2]。森永は「権力者・金持ちが一般庶民から搾取するという資本主義の本質を強化するのが新自由主義である」と指摘している[3]

注釈編集

  1. ^ 『日本大百科全書』には
    ナショナリズム

    19世紀後半に入って先進資本主義国が経済上の利益確保を至上のものとして対外的膨張策を図り、アジア・アフリカなどの後進諸地域を支配・抑圧すると、被支配諸民族がそうした不当な支配から自己を解放し、自民族や自国の独立を主張する民族主義的(ナショナリスティック)な思想や運動が現れた」
    と記載がある[1]

出典編集

  1. ^ a b 田中 2019, p. ナショナリズム.
  2. ^ 森永卓郎 『「騙されない!」ための経済学 モリタク流・経済ニュースのウラ読み術』 PHP研究所〈PHPビジネス新書〉、2008年、16頁。
  3. ^ 森永卓郎 『「騙されない!」ための経済学 モリタク流・経済ニュースのウラ読み術』 PHP研究所〈PHPビジネス新書〉、2008年、102頁。

関連項目編集

参照文献編集

外部リンク編集